スリ飯屋MaLankaのフリーエンジニアな日々

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スリランカ産の抹茶を探して茶葉店とスーパー5軒。買えたのは1軒だけ

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この記事の結論3行まとめ

  • アルトゥガマの茶葉店3軒とスーパー2軒を回って、抹茶パウダーが置いてあったのは1軒だけでした
  • Mounta Matcha Green Tea 40gは店頭6,500ルピー。2箱で10,000ルピーに値引きしてもらえました
  • 箱の表示を全面読むと、淹れ方が緑茶のもので、説明文はWikipediaと同じ文でした

スリランカのカフェで飲む抹茶は、産地を聞くとだいたい日本です。京都、静岡、愛知。コロンボでもウェリガマでも同じでした。

では、スリランカ産の抹茶は売っていないのか。セイロンティーの国なのだから、緑茶も抹茶もあっていいはずです。ベントータ滞在中、アルトゥガマの通り沿いを自転車で回って探してみました。

セイロン抹茶、あるならぜひ飲んでみたい!と思って茶葉店をハシゴしました。
紅茶の国ですもんね。抹茶も作っていそうな気はします。

結論から言うと、ありました。ただし買ってから箱を隅々まで読んで、少し考え込むことになります。

茶葉店3軒とスーパー2軒を回って、抹茶があったのは1軒だけでした

アルトゥガマの道路沿いにある茶葉店3軒と、KeellsとFood Cityの2軒を回りました。抹茶パウダーを置いていたのはThurston Tea Centerだけです。

セイロンティーの茶葉やティーバッグはどの店にも山ほどあります。紅茶は選び放題です。しかし抹茶となると一気に見当たらなくなります

Thurston Tea Centerの店頭。High country Nuwara Eliya Best Ceylon Teaの看板と、茶の製造工程を示したポスター
Thurston Tea Centerの店頭。茶の製造工程のポスターが貼ってあります

Thurston Tea Centerは「High country Nuwara Eliya Best Ceylon Tea」を掲げた店で、店頭に茶の製造工程のポスターが貼ってあります。ここのガラス棚に、緑色の小箱が十数個並んでいました。

店内のガラス棚に並ぶMounta Matcha Green Teaの箱。白地に緑でMATCHAと書かれた40gの小箱が十数個
ガラス棚に積まれたMountaの箱。抹茶があったのはこの店だけでした

あった!セイロン抹茶!これを探していました。

Mounta Matcha Green Tea 40gは店頭6,500ルピー。2箱で10,000ルピーになりました

40gで6,500ルピーです。1gあたり163ルピー。いくつか買えばその分安くすると言われて、2箱10,000ルピーで買いました。1箱5,000ルピー、1gあたり125ルピーです。

その場では即決せず、他の店も見てから決めると言って一度出ました。そのあと通りを走っても他に置いている店は無く、昼ごはんを食べてから戻って買っています。

もう少し値切れそうな気はしましたが、この辺りで他に売っていないのだからと納得しています。自分用と、宿の家族へのプレゼント用に2箱です。

購入したMounta Matcha Green Tea 40gの箱2つ。PURE CEYLON TEA・SINCE 2000の表記とセイロンティーのライオンロゴ
買った2箱。1箱5,000ルピーになりました

「いくつか買うなら安くするよ」の一言で2箱にしました。結果的にはこれで正解だったと思っています。

箱の表示を全部読んでみました

製造はMounta Product (Pvt) Ltd。2000年設立で、GMP・HACCP・ISO 22000:2018を取得しています。原産国はスリランカ、原材料は「Ceylon Matcha Green Tea」とだけ書かれています。

Mountaの箱の裏面。Mounta Product (Pvt) Ltdの住所と連絡先、GMP・HACCP・ISO 22000:2018の表記、BREWING INSTRUCTIONSの90℃・1.5g or 2g Spoon・2-3 Minutes、MFD 15.05.2026とEXP 14.11.2028
裏面の淹れ方は90℃で2〜3分。急須のアイコンが付いています

手に取った個体は製造2026年5月15日、賞味期限2028年11月14日、ロット番号GM/G40/515でした。所在地は105/1 Rathmalgoda, Poruwadanda。セイロンティーのライオンロゴも入っています。

淹れ方が「90℃で2〜3分」になっています

裏面のBREWING INSTRUCTIONSは、90℃・1.5gか2gのスプーン・2〜3分。アイコンはヤカンと急須とタイマーです。

抹茶は茶葉を挽いた粉をお湯に溶かして、粉ごと飲むものです。「2〜3分置いて抽出する」という工程はありません。この淹れ方は緑茶のものです。

しかも同じ箱の別の面には、こう書いてあります(Mounta Matcha Green Teaのパッケージ表示より)。

Matcha is typically consumed suspended in hot water. (抹茶はふつう、お湯に懸濁させて飲みます)

Mountaの箱のABOUT MATCHA GREEN TEAの面。抹茶の説明文と抹茶パウダーの写真、Country of Origin - Sri Lanka、Ingredients: Ceylon Matcha Green Teaの表記
この面の説明文が英語版Wikipediaと同じ文でした

懸濁させて飲むものだと自分で書きながら、淹れ方は急須で2〜3分。同じ箱の中で食い違っています。

説明文はWikipediaと同じ文でした

「ABOUT MATCHA GREEN TEA」の本文は、英語版Wikipediaの「Matcha」の書き出しとほぼ同じです。冒頭3文が一語一句そのままでした。

読んでいて既視感があったので、帰ってから照合しました。英語版Wikipediaの冒頭はこうです。

Matcha is a finely ground powder of green tea specially processed from shade-grown tea leaves. Shade growing gives matcha its characteristic bright green color and strong umami flavor. Matcha is typically consumed suspended in hot water.

出典: 英語版Wikipedia「Matcha」(2026年8月20日閲覧)

箱の文はこの3文がそのまま並び、続く「mochiやsoba noodles、抹茶ラテ、ティラミスケーキに使われる」の一文も、同記事の本文にある表現です。箱では「tiramisu」が「tiramusu」と綴られています

つまりこの説明は、被覆栽培で育てた茶葉を挽いた「抹茶」という飲み物の一般的な解説であって、この製品そのものの説明ではありません。自社の茶葉が被覆栽培なのかどうかは、箱のどこにも書かれていませんでした。

効能の見出しは「GREEN TEA POWDER」でした

表の面には「HEALTH BENEFITS OF GREEN TEA POWDER」と書かれています。商品名はMATCHAですが、効能の見出しは緑茶パウダーです。

抗酸化・代謝・エネルギー・デトックス・ストレス緩和・アンチエイジング・コレステロール低下が図で並びます。

Mountaの箱の正面。MATCHA Green Teaの商品名の下にHEALTH BENEFITS OF GREEN TEA POWDERの見出しと、抗酸化・代謝・デトックスなどの効能図
商品名はMATCHAですが、効能の見出しはGREEN TEA POWDERです

グレードも製法も書いてありません

日本の抹茶なら普通に書かれている情報が、この箱にはありません。

項目 記載
被覆栽培かどうか なし
石臼挽きかどうか なし
セレモニアル・クッキングなどのグレード なし
産地(どの茶園・どの地域か) なし。原産国スリランカのみ

もう1面は会社の沿革と、抹茶の使い道のイラスト、そしてフェイスマスクとしての使い方の説明で埋まっています。蜂蜜と混ぜて顔に塗り、10〜15分置いて温かいタオルで拭き取る、という手順つきです。

Mountaの箱の会社沿革の面。2000年設立の説明文、Use Matcha Tea Forのイラスト、How To Use as a Face Maskの手順
会社の沿革と、フェイスマスクとしての使い方

飲み物としてより、粉としての用途が幅広く紹介されているんですね。
フェイスマスクの説明にこれだけ面積を割いているのは、正直ちょっと意外でした。

Darazで「ceylon matcha」と検索すると、出てくるのは日本産です

スリランカの通販サイトDarazで「ceylon matcha」と検索してみました。上位に出てくる抹茶は「Matcha- Japanese Green Tea- 100g」で4,500ルピーです。

1gあたり45ルピー。Mountaの125〜163ルピーの3分の1以下です。同じ検索語で出てくるセイロンティーのほうは、50gのフォイルパックが125ルピーでした。

Darazでceylon matchaを検索した結果画面。Matcha- Japanese Green Tea- 100gがRs.4,500、Tea - 50Gram Blizro Pure CeylonがRs.125
Darazの検索結果。抹茶はJapanese Green Tea表記で100g4,500ルピーです

現地の通販でも、抹茶として流通している主力は日本産という状況が見えます。これはコロンボの抹茶カフェ6軒で産地が京都・静岡・愛知だった話と重なります。

www.malanka.org

メーカーに問い合わせました

茶葉の産地と製法を知りたかったので、Mountaのメールアドレスと問い合わせ用のWhatsAppの両方に送りました。返ってきたのは自動応答だけです。

送った内容は、日本から来ていること、セイロン抹茶が日本の抹茶とどう違うのか知りたいこと。自動応答は「カスタマーケアは毎日9時から18時、担当者が9時以降に折り返します」というものでした。

MountaへのWhatsApp問い合わせ画面。セイロン抹茶と日本の抹茶の違いを尋ねた送信文と、営業時間を案内する自動応答
問い合わせて返ってきたのは自動応答だけでした

2026年8月20日の時点で、担当者からの回答はまだ来ていません。回答が来たらこの記事に追記します

スリランカでセイロン抹茶を買う人へ

買えます。ただし置いている店は限られるので、見つけたらその場で買ったほうがいいです。

僕が回った範囲では、通り沿いの茶葉店を3軒とスーパー2軒あたって1軒でした。スーパーの棚は紅茶とティーバッグで埋まっていて、抹茶は見つかりません。

値段の交渉は普通にできます。1箱だけ買うより、2箱まとめたほうが1箱あたりは安くなりました。

味の話は、日本に持ち帰って淹れてから別途書きます。この記事で確かめたのは箱に書いてあることだけです。

よくある質問

スリランカで抹茶パウダーは買えますか?
買えます。ただしどこにでもあるものではありません。アルトゥガマで茶葉店3軒とスーパー2軒を回って、置いていたのは1軒だけでした。スーパーの棚は紅茶が中心です。
Mounta Matcha Green Teaの値段はいくらですか?
40gで店頭6,500ルピーでした(2026年8月時点)。まとめ買いの交渉ができて、2箱で10,000ルピーになっています。1箱あたり5,000ルピー、日本円で約2,500円です。
セイロン抹茶は日本の抹茶と同じものですか?
箱の表示からは判断できませんでした。被覆栽培か、石臼挽きか、グレードはどれか、といった情報が記載されていません。淹れ方は「90℃で2〜3分」と緑茶の淹れ方が書かれていて、同じ箱の別の面にある「お湯に懸濁させて飲む」という説明と食い違っています。メーカーに問い合わせましたが、まだ回答は来ていません。
現地の通販でも買えますか?
Darazで「ceylon matcha」と検索すると抹茶が出てきますが、上位に並ぶのは「Japanese Green Tea」と表記された日本産で、100gで4,500ルピーでした。1gあたりで比べるとMountaより安いです。

あわせて読みたい

スリランカのカフェで出てくる抹茶がどこ産なのかを、6軒で聞いて回った記事です。

www.malanka.org

南部の街でも同じことを確かめています。産地は宇治と京都でした。

www.malanka.org

同じベントータ滞在中に、デリバリーで抹茶ラテを頼んだ話です。

www.malanka.org

まとめ

  • アルトゥガマで茶葉店3軒とスーパー2軒を回って、抹茶パウダーがあったのは1軒だけでした
  • Mounta Matcha Green Tea 40gは店頭6,500ルピー。2箱まとめて10,000ルピーに値引きしてもらえました
  • 箱の淹れ方は90℃で2〜3分と緑茶のもので、同じ箱にある「懸濁させて飲む」という説明と食い違っています
  • 説明文の冒頭3文は英語版Wikipediaと一語一句同じで、被覆栽培やグレードの記載はありません
  • Darazでは「Japanese Green Tea」表記の抹茶が1gあたり45ルピーで、こちらのほうが安いです
セイロン抹茶は確かに存在します。あとは実際に淹れてどうか。帰国後に試して追記します!