- 沖縄・与那原町のAGARIHAMA BREWERYは「2〜3杯軽く飲める」軽い飲み口が売りの小規模ブルワリー
- JGBA2024-2025連続受賞、テレビ番組でも紹介。醸造所見学が無料で面白すぎる
- 定番4種からフルーツ系・スムージー系まで幅広いラインナップ。Milk Shake IPAが個人的に大ヒット
沖縄のクラフトビールといえば、那覇や北谷あたりのブルワリーが思い浮かぶかもしれません。
でも与那原町にも、2023年にオープンしたばかりの面白いブルワリーがあります。
AGARIHAMA BREWERY(アガリハマブルワリー)。
タンク3つの小さな醸造所で、毎月のように新作を出し続けている。JGBA(ジャパン・グレートビア・アワーズ)では2024年に金賞、2025年も銀賞・銅賞と2年連続受賞。RBCテレビ「Aランチ」でも複数回紹介されるなど、沖縄県内外で注目度が急上昇中です。
2025年6月に初めて訪れてすっかりハマり、12月に再訪。その間に奈良のビアバーでも偶然AGARIHAMAのビールに出会いました。
醸造所見学で聞いた裏話、定番4種の飲み比べ、衝撃のMilk Shake IPA、奈良で偶然再会した金城マンゴーエール、クリスマスの攻めた限定ビール。
全部まとめてレポートします。
- AGARIHAMA BREWERYとは
- 醸造所見学がめちゃくちゃ面白い
- 定番4種飲み比べレビュー
- Milk Shake IPAが衝撃的に美味しかった
- 突然のBBQ — ブルワリーの温かさ
- 沖縄の外でも飲める — 奈良で金城マンゴーエール
- クリスマスに再訪 — 攻めた限定ビール3種
- お持ち帰り・通販もできる
- アクセス・営業情報
- ビール好きならUntappd Rating Sorterもおすすめ
- あわせて読みたい
- ふるさと納税でAGARIHAMA BREWERYのビールが手に入る
- まとめ — 「また来よう」と思えるブルワリー
AGARIHAMA BREWERYとは
AGARIHAMA BREWERYは、沖縄県与那原町の東浜(あがりはま)エリアにあるクラフトビール醸造所です。店名の「アガリハマ」は、沖縄の言葉で東を意味する「アガリ」に由来しています。
2023年5月に醸造を開始し、同年8月にタップルームをプレオープン。まだ3年目の若いブルワリーですが、JGBA(ジャパン・グレートビア・アワーズ)2024ではSUNRISE PALE ALEが金賞、GAJUMARU WIPAと今帰仁マンゴーIPAが銀賞。さらに2025年もGAJUMARU WIPAが銀賞、HOP EMOTIONとMilk Shake IPAが銅賞を受賞しています。
2025年にはRBCテレビ「Aランチ」で複数回紹介されたほか、けやきひろば秋のビール祭り2025に初出店。沖縄の外にもファンが広がっています。
タップは全部で9本。自社ビール5種+ゲストビールという構成で、毎月1つくらいのペースで新作が出ます。
コンセプトは「1杯で満足する強い味わいよりも、2〜3杯軽く飲めるビール」。
実際に飲んでみると、たしかにどれもスッと入ってくる。重くない。でもちゃんと個性がある。このバランスが絶妙なんです。
タップルームにはフードメニューもあり、地元食材を使った料理やおつまみが揃っています。ビールとの相性を考えたメニュー構成で、飲むだけでなく食事もしっかり楽しめる場所です。
醸造所見学がめちゃくちゃ面白い
AGARIHAMA BREWERYでは、営業時間内であれば醸造所の見学ができます。事前にInstagramのDMで申し込みました。
案内してくれたのはブルワーの瑞慶覧(ずけらん)さん。20分くらいかなと聞いていたのですが、話が面白すぎて気づけばかなり長いこと聞き入ってしまいました。
タンクは3つ。小規模だからこそ、釜の癖や機器の違いによる仕上がりの変化がダイレクトに出るそうです。
これが意外とそうでもない。ペレットでも速攻で酸化して茶色くなるし、開封したら2〜3時間で香りが悪くなることもあるそうです。余ったらストローとジップロックで即真空パック。仕入れの時点から勝負が始まっている、という話が印象的でした。
ホップの選定会が静岡であって、ブルワーそれぞれが所感を述べ合う(議論はしない)。だいたい近い感じ方になるけれど、他のブルワーとのすり合わせで経験値を積んでいくんだと。自分だけの感覚では難しい世界。
発泡酒免許の話
AGARIHAMA BREWERYは現在、発泡酒免許で運営しています。ビール免許はまだ取れていないとのこと。 見学の際に聞いた話では、副原料の種類や量によって免許区分が変わってくるそうです。この辺りの事情はなかなか奥が深い。
定番のAGARIHAMA IPAに沖縄県産パイナップル果汁、GAJUMARU WIPAに糸満産サトウキビが使われているのも、この免許事情と無関係ではないのかもしれません。結果的に沖縄の素材を活かしたビールになっているのが面白いところ。
定番4種飲み比べレビュー
初回訪問で注文したのは、タップリストの1〜4番、定番4種の飲み比べセット(¥1,300)。
1. AGARIHAMA IPA(Session IPA / ALC 4.5%)
沖縄県産パイナップル果汁を使ったSession IPA。トロピカルな香りが先に来て、ホップの苦味がふわっと追いかけてくる。アルコール4.5%なのでスイスイいける。
1杯目にぴったりの入り口。
2. SUNRISE PALE ALE(American Pale Ale / ALC 5%)
JGBA2024金賞を受賞したAGARIHAMA BREWERYの看板ビール。レモンやオレンジを思わせる柑橘系のアロマと、程よいビター感。
驚くほどシンプルで飲みやすい。なのにしっかり満足感がある。「はじめの1杯に最適」という公式の説明がそのまま当てはまります。
3. GAJUMARU WIPA(WIPA / ALC 7.5%)
4種の中で一番パンチがある。糸満産サトウキビを直接タンクに投入しているそうで、強い苦味の奥にほのかな甘みが感じられます。JGBA2024銀賞、2025年も銀賞と2年連続受賞。
アルコール7.5%なので、ゆっくり味わいたい1杯。
4. HOP EMOTION(NE IPA / ALC 6%)
JGBA2025銅賞受賞。トロピカルでジューシーなHazy IPA。口当たりはシルキーで、ツルッとしたボディにホップの柑橘とシトラスが広がります。
4種それぞれ方向性が違うのに、どれも「軽い飲み口」というコンセプトが一貫している。重くないから4種飲んでもまだ余裕がある。ここから追加で好みのやつをおかわりする、という流れが自然にできます。
定番4種の特徴を簡単にまとめるとこんな感じ。
| ビール名 | スタイル | ALC | 特徴 | 受賞歴 |
|---|---|---|---|---|
| AGARIHAMA IPA | Session IPA | 4.5% | パイナップル果汁でトロピカル | — |
| SUNRISE PALE ALE | American Pale Ale | 5% | 柑橘系アロマ、看板ビール | JGBA2024 金賞 |
| GAJUMARU WIPA | WIPA | 7.5% | 糸満産サトウキビ、パンチ系 | JGBA2024-2025 銀賞 |
| HOP EMOTION | NE IPA | 6% | シルキーでジューシー | JGBA2025 銅賞 |
Milk Shake IPAが衝撃的に美味しかった
4種飲み比べの後、タップリストの6番「Milk Shake IPA」を追加で注文しました(Sサイズ ¥1,190)。Hazy IPA、ALC 8%。JGBA2025銅賞受賞。
オーツ麦と小麦を使った滑らかな口当たりのIPAに、乳糖のクリーミーさとバニラビーンズの香り。ホップはCRYO Idaho7、Citra、Amarilloを使用。
正直、「ミルク」と聞いて少し身構えていました。乳っぽい生臭さがあったらどうしよう、と。
全然違いました。
苦味の後に、ちょうどいい優しい甘みがふわっと立ってくる。嫌な甘さじゃない。ホップの苦味とミルキーな余韻のバランスが絶妙で、最後までスルスル飲めてしまう。
この日一番の発見でした。翌日のお礼メッセージで「Milk Shake IPAが本当に刺さったので、しばらく色んなところで探して飲んでみます」と伝えたくらい。
突然のBBQ — ブルワリーの温かさ
実はこの日、思いがけない展開がありました。
たまたま米海軍の方々が大きなカジキを持ってきてくれたそうで、急遽BBQが始まったのです。
カジキのカツ、焼きそば、刺身。さらにエンパナーダ食堂Decir(デシール)の店長さんも駆けつけて、スペイン発祥のパイ生地で焼いた餃子のような料理「エンパナーダ」まで登場。
イベント用に買ったまま使う機会がなかったというタワー型ビールサーバーも初稼働。AGARIHAMA BREWERYのTシャツを着たスタッフさんがサーバーを構える姿が絵になっていました。
僕以外にも、たまたまお店にいた東京から転勤してきたという男性も一緒に参加していて、みんなでワイワイ。この距離感がAGARIHAMA BREWERYらしさなんだと思います。
沖縄の外でも飲める — 奈良で金城マンゴーエール
初訪問から3ヶ月後の9月。奈良県の大和八木にあるビアバーCamosで、思いがけずAGARIHAMA BREWERYのビールに再会しました。
金城マンゴーエール。沖縄の金城マンゴーを使ったFruit Ale(ALC 5%)です。
マンゴーの香りがハッキリ感じられるのに、甘さはくどくない。苦味と甘味のバランスが本当によくて、「やっぱりAGARIHAMA BREWERYいいな」と改めて実感しました。
2025年にはけやきひろば秋のビール祭り(さいたまスーパーアリーナ)にも初出店し、沖縄の外でAGARIHAMAのビールに出会える機会は確実に増えています。公式オンラインショップでの通販にも対応しているので、遠方でも手に入ります。
金城マンゴーエールはふるさと納税の返礼品(沖縄県与那原町)としても取り扱いがあります。人気が高く完売することもあるので、見つけたら早めの寄付がおすすめです。
クリスマスに再訪 — 攻めた限定ビール3種
12月25日、クリスマスに再びAGARIHAMA BREWERYへ。タップリストは9種類。定番に加えて、かなり攻めたラインナップが並んでいました。
この時期はGerman Chocolate Cake Stout(冬限定・100本限定)も話題になっていたタイミング。RBCテレビ「Aランチ」で紹介された直後で、店内にもその盛り上がりが伝わってきました。
1杯目: アサイーボウルスムージー(Smoothie Ale / ALC 5%)
注文してまず驚いたのが、注ぐのにめちゃくちゃ時間がかかっていること。泡が出やすい厄介な銘柄なのかと思ったら、濃厚すぎて樽から出づらかったというオチ。
見てください、このドロドロ感。もはやビールの概念を超えています。
こちらもB.M.B BREWERYとのコラボで生まれたスムージーエール。飲んでみると、アルコールをマジで感じない。ビールだと言われなければ絶対に気づかないレベル。瓶や缶での販売は無理で、樽限定。「分量を変えてもいいけど、これくらい振り切ってやってみたかった」とのこと。女性ウケを狙ったそうですが、男でも普通にハマります。
2杯目: 7 Dragon Sour Ale(Sour Ale / ALC 5%)
シークワーサー果汁とドラゴンフルーツを使い、PHILLY SOURとVerdant IPA 2種類の酵母をブレンドしたサワーエール。シークワーサーの苦味がキュッと効いている。アサイーの濃厚な甘みの後だから、余計にすっきり感が際立つ。
酸味と苦味のバランスが心地よくて、食事にも合いそうな1杯。
3杯目: Massive Historia Sour(Smoothie Sour / ALC 4%)
宮崎のB.M.B BREWERYとのコラボビール。J-WAVE「Massive Historia」とのコラボで誕生した、ピンク色のスムージーサワーエール。B.M.Bはこういう変化球なスムージー系が得意で、「やりたかったからコラボで教えてもらう形でやってみた」と瑞慶覧さん。
まじでいちごアイスを飲んでいるような味。超濃厚なのに甘すぎず、適度な酸味と炭酸がマッチしている。こういうのをちびちび、ゲームしながら飲みたい。
お持ち帰り・通販もできる
AGARIHAMA BREWERYでは、タップルームでの飲食だけでなく、瓶ビールのお持ち帰りも可能です。
冷蔵庫にはAGARIHAMA BREWERYの定番ラインナップに加えて、ゲストビールの瓶も並んでいます。
2025年8月に公式サイトがリニューアルされ、オンラインショップでの通販も本格稼働しています。330ml瓶で定番・限定ともに購入可能。お歳暮やギフト用のアソートセットもあります。Jefとのコラボ商品「Jefオレンジクラフト」など、ここでしか買えない限定品も。
アクセス・営業情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | AGARIHAMA BREWERY |
| 住所 | 沖縄県島尻郡与那原町東浜2-4 1F |
| 営業時間 | 17:00〜23:00 |
| 定休日 | 月曜・火曜・水曜 |
| 電話 | 098-917-0311 |
| 駐車場 | あり |
| タップ数 | 9本(自社5種+ゲスト) |
| 飲み比べ | 4種セット ¥1,300〜 |
| 通販 | 公式オンラインショップ対応 |
※営業時間・定休日・価格は変更の可能性があります。訪問前にInstagramで最新情報をご確認ください。
ビール好きならUntappd Rating Sorterもおすすめ
クラフトビールのレビューアプリ「Untappd」を使っている方には、レーティング順にソートできるChrome拡張機能が便利です。AGARIHAMA BREWERYのビールも登録されていて、他のユーザーの評価を参考にできます。
あわせて読みたい
醸造所見学やブルワリー訪問が好きな方には、こちらの記事もおすすめです。
ふるさと納税でAGARIHAMA BREWERYのビールが手に入る
AGARIHAMA BREWERYのビールはAmazonや楽天市場での通常販売は確認できませんでしたが、ふるさと納税(沖縄県与那原町)で返礼品として出ています。
定番4種飲み比べセット、金城マンゴーエール6本セット、定番4種&金城マンゴーエールの混合セットなど複数のラインナップがあります。2026年分の受付も開始されていますが、人気商品のため完売することもあるので、見つけたら早めの寄付がおすすめです。
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【ふるさと納税】クラフトビール AGARIHAMA BREWERY 定番4種飲み比べセット(6本/12本/24本)【配送不可地域:離島】【G1550869】
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【ふるさと納税】【AGARIHAMA BREWERY・クラフトビール】金城マンゴーエール 6本セット【配送不可地域:離島】【1660086】
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【ふるさと納税】【AGARIHAMA BREWERY・クラフトビール】定番4種&金城マンゴーエール2本 6本セット【配送不可地域:離島】【1660106】
まとめ — 「また来よう」と思えるブルワリー
AGARIHAMA BREWERYの魅力は、ビールの美味しさだけじゃありません。
醸造所見学で聞けるリアルな話。突然始まるBBQ。初めてのお客さんも自然に巻き込んでしまう空気感。
ビールを飲みに行くというより、面白い人たちに会いに行く感覚に近い。行くたびに新しい発見がある。
定番4種はどれもハズレがないし、限定ビールは毎月のように入れ替わる。アサイースムージーのような「ビールの概念を壊す」系も、ちゃんと美味しく仕上がっているのがすごい。
JGBA連続受賞、テレビ紹介、全国ビールイベントへの出店と、オープンからわずか2年で着実に存在感を増しているブルワリーです。
沖縄でクラフトビールを探しているなら、与那原のAGARIHAMA BREWERYは間違いなく選択肢に入れてほしい。行けない方も、ふるさと納税や公式オンラインショップで手に入ります。