- M1 Max MacBook Proが再起動不能に → M5 Air 15インチ(32GB/1TB)を購入
- 開発用M3 Proは継続 → Air + Proの2台体制が正解だった
- ラクウル売却は査定8万円。ステッカー跡・キーボードテカリで半額に減額された
- M1 Max MacBook Proが再起動しなくなった
- なぜM5 Airを選んだのか
- 開発用M3 Proは売らずに残した
- HDMIポートがない問題の解決
- ラクウル(ソフマップ)でM1 Maxを売却した結果
- コスト計算
- 移行作業のポイント
- M5 Airを2週間使ってみた感想
- あわせて読みたい
- 今回の買い替えで購入したアクセサリ
- まとめ: フリーランスエンジニアのMac選びで大事なこと
M1 Max MacBook Proが再起動しなくなった
2026年2月、4年半使ったM1 Max MacBook Pro 16インチが突然再起動できなくなりました。
CursorでClaude Codeを使っている最中にフリーズし、強制再起動したらログイン画面でプログレスバーが進まない状態に。セーフモード起動、OS再インストール、SMCリセット、すべて試しましたが復旧せず。
最終的にLibraryフォルダの丸ごとリネームと .AppleSetupDone の削除という荒技で何とか復旧しました。この障害対応だけで丸1日が消えています。
ちょうどこのタイミングでAppleがM5チップ搭載のMacBook Airを発表。トラブルとM5発売が重なったのが、買い替えを決断した理由です。
なぜM5 Airを選んだのか
購入したのは15インチ M5 MacBook Air / 32GB / 1TB(スターライト)。税込309,800円です。
M5 MacBook Airは2026年3月4日に予約開始、3月11日発売でした。32GBはカスタマイズモデルなので納期が遅れるかと思いきや、配達予定日が3月13日と表示されたので即決。予約開始当日の夜に注文し、発売2日後には手元に届きました。
Proではなく Airを選んだ理由
自分もそう思っていた時期がありました。でも、実際の使い方を見直すとAirで十分だったのです。
M5 Air(購入)とM5 Pro 16インチの比較です。
| 項目 | M5 Air 15インチ | M5 Pro 16インチ |
|---|---|---|
| 価格(32GB/1TB) | 309,800円 | 約509,800円 |
| CPU | 10コア | 18コア |
| GPU | 10コア | 20コア |
| HDMI | なし | あり |
| ファン | なし | あり |
差額は約20万円。この20万円分の性能を使うかどうかが判断のポイントでした。
自分の用途はChrome拡張開発、Claude Codeでのブログ執筆、React/JSの開発が中心です。これらはシングルコア性能が効くタスクであり、M5 Airで大幅に向上します。Dockerは常用しないし、ローカルLLMも動かしません。
Airにした決め手はもう3つある
持ち運びの軽さです。M1 Max 16インチが2.14kgだったのに対し、M5 Air 15インチは1.51kg。約600gの差は、カフェやコワーキングスペースで作業するフリーランスには大きいです。
ファンレスの静音性。ProにはファンがありますがAirにはありません。カフェで作業しているときにファンが回り出すと気になるものですが、Airなら完全に無音です。サーマルスロットリングが心配という声もありますが、自分は普段からパソコンクーラーをスタンド代わりに使っているので、夏場はこれをONにすれば冷やせます。あまり心配していませんでした。
そしてスターライトのカラー。今までシルバーかスペースグレイしか使ったことがなかったので、色付きのMacにしてみたかったのも正直あります。
M1 MaxからM5 Airへのスペック変化
| 項目 | M1 Max(旧) | M5 Air(新) |
|---|---|---|
| サイズ | 16インチ | 15インチ |
| プロセス | 5nm | 3nm |
| CPU | 10コア(8P+2E) | 10コア |
| GPU | 32コア | 10コア |
| メモリ | 32GB | 32GB |
| ストレージ | 1TB | 1TB |
| 重量 | 2.14kg | 1.51kg |
| HDMI | あり | なし |
| Wi-Fi | 6 | 7 |
| 外部ディスプレイ | 最大3〜4台 | 最大2台 |
| バッテリー | 最大21時間 | 最大18時間 |
GPU性能は大幅に下がっていますが、自分の用途ではGPUがボトルネックになることはありません。
24GBか32GBか
カスタムオーダーの32GBにするか、既製品の24GBにするかも迷いました。
| 24GB(既製品) | 32GB(カスタム) | |
|---|---|---|
| 価格 | 約249,800円 | 309,800円(+約6万) |
| 納期 | 即日〜数日 | 3/4注文→3/13着(実績) |
M1 Maxの実使用メモリは9.62GB(スワップ0バイト)だったので24GBでも余裕はあります。ただ、Docker復帰やローカルLLMの可能性を考えて32GBにしました。将来の選択肢を狭めないための投資です。
開発用M3 Proは売らずに残した
実はM3 MacBook Pro 16インチ(M3 Pro / 18GB / 512GB)も持っています。こちらは2025年1月に購入した企業案件用のマシンです。
「どちらを売るか」も検討しました。
M1 Max売却 vs M3 Pro売却
| A案: M1 Max売却 | B案: M3 Pro売却 | |
|---|---|---|
| 売却見込み | 160,000円 | 170,000円 |
| バッテリー状態 | 83%(劣化中) | 100% |
| macOSサポート残 | 約2年 | 約4〜5年 |
| シングルコア性能 | 基準 | 15〜20%上 |
| ファン | あり | あり |
M3 ProにはファンがあるのでDocker常用でも問題なし。企業案件の開発はM3 Proで行い、個人開発・ブログ・外出時はM5 Airという2台体制に落ち着きました。
確定した2台体制
| マシン | 用途 |
|---|---|
| M3 Pro 16インチ(18GB) | 企業案件(Docker常用)、重い開発 |
| M5 Air 15インチ(32GB) | 個人開発、Chrome拡張、ブログ、外出用 |
用途で明確に分けたことで、どちらのマシンも性能を持て余さない構成になりました。
HDMIポートがない問題の解決
M1 MaxにはHDMIポートがありましたが、Airにはありません。自宅では外部ディスプレイ2台を使っているため、ここは事前に対策が必要でした。
購入したアクセサリ
Anker USB-C Hub(7-in-1, Dual Display) を購入。税込3,990円です。
HDMI×2、USB-A、USB-C(PD 100W充電対応)を備えたハブです。
macOSでのデュアルディスプレイ接続に注意
ただし、このハブの2つ目のHDMIはMST(Multi-Stream Transport)方式で、macOSはMSTに非対応です。2本差しすると同じ映像がミラーされるだけで、独立した2画面にはなりません。
各USB-Cポートに1台ずつ接続する必要があります。具体的にはこういう構成です。
- MagSafe → Mac充電
- USB-C #1 → Ankerハブ → HDMI(ディスプレイ1)+ USB-A等
- USB-C #2 → USB-C→HDMIアダプタ → ディスプレイ2
M5 Airは蓋を開いた状態で外部2台に対応しているので、蓋開き + 外部2台 = 3画面で作業できます。
実際の接続はこんな感じです。

2台目のディスプレイ用に別途USB-C→HDMIアダプタ(1,000〜2,000円程度)が必要になりますが、大した出費ではありません。
ハードケースも買った
持ち運び用にハードケースも購入。HOGOTECHとMOSIOのクリアケースを比較して、HOGOTECHを選びました。スターライトのカラーを活かしたかったのでクリアタイプが必須条件でした。
ラクウル(ソフマップ)でM1 Maxを売却した結果
M1 Maxの売却先はラクウル(ソフマップの宅配買取サービス)を選びました。
買取業者の比較
事前に調べた買取上限価格はこの通りです。
| 業者 | 買取上限 | 備考 |
|---|---|---|
| ラクウル(採用) | 160,000円 | 宅配キット無料、キャンセル時返送無料 |
| イオシス | 161,000円 | 「使用感少なく傷なし」の場合 |
| パソコン工房 | 147,000円 | 上限価格 |
Apple Trade Inは2026年3月のアップデートでMac下取り価格が大幅下落しており、利用する価値はありませんでした。
ラクウルを選んだのは、キャンセル時の返送無料と精密機器専用箱の手配が楽だったからです。
売却前の準備
地味に大変だったのがステッカー剥がしです。天板にもパームレスト周りにも色々貼っていたので、売却前に全部剥がす必要がありました。
シール剥がし液を使って1時間くらい格闘しました。すぐ剥がれるものもあれば、接着剤がへばりついて全然取れないシールもあって最悪でした。ドライヤーで温めて、シール剥がし液を染み込ませて、消しゴムでこすって、無水エタノールで仕上げる。この作業中に爪が欠けています。
査定結果: 8万円(上限の半額)
結果は80,000円。買取上限160,000円の半額です。
減額理由は以下の通り。
- 天板、タッチパッド付近にシール跡あり
- キーボードにテカリあり
正直、16万円を想定していたのでかなりショックでした。ただ、キャンセルして返送してもらい他の業者に持ち込む手間を考えると、8万円でも売ってしまった方が合理的と判断。承諾しました。
キーボードのテカリは4年半の使用でどうしても出ます。M5 Airにはキーボードカバーを最初から付けることにしました。次の売却時に同じ減額を食らわないための対策です。
ラクウル利用Tips
- 精密機器専用箱を必ず依頼する。Macの箱ごと保護されるので安心です
- ヤマト集荷時に「箱あるならいらないですか?」と聞かれますが、二重梱包の方が査定時の外装ダメージリスクが減ります
- 査定結果通知から30日放置で所有権放棄扱いになるので注意
コスト計算
実質負担額
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| M5 Air 購入 | 309,800円 |
| M1 Max 売却 | ▲80,000円 |
| Anker Hub(7-in-1) | 3,990円 |
| HOGOTECH ハードケース | 約2,000円 |
| キーボードカバー | 約1,500円 |
| 実質負担 | 約237,000円 |
当初の想定より売却額が8万円低かったため、実質負担は増えました。
会計処理(個人事業主向け)
フリーランスの方に向けて会計処理も共有します。
M5 Air購入の減価償却:
309,800円は少額減価償却資産の特例(30万円以下)を超えるため、耐用年数4年の通常償却(定額法)で年約77,450円×4年の計上になります。
M1 Max売却の会計処理:
M1 Maxは2021年10月購入で耐用年数4年。2025年10月に償却完了済みのため帳簿価額は備忘価額1円です。
ポイントは、個人事業主の固定資産売却は「事業所得」ではなく「譲渡所得」として確定申告で別枠処理するということ。freeeの勘定科目には「固定資産売却益」がデフォルトで存在しないので、雑収入で仕訳を切り、確定申告時に調整します。
さらに、M1 Maxは2021年10月取得で5年以上保有しているため「長期譲渡所得」に該当し、課税対象が1/2になります。加えて譲渡所得の年間50万円特別控除があるため、80,000円の売却は全額控除。つまり課税ゼロです。
移行作業のポイント
Time Machineバックアップからの移行は、M5 Airの初回起動時に「移行アシスタント」が自動で出てくるのでそこから実行します。自分はI-O DATAのポータブルHDD(1TB)をTime Machine用に使っています。USB 3.2 Gen 1対応で、バックアップも移行も十分な速度でした。
移行後に確認したこと:
- Cursor / Claude Code の動作
- Chrome拡張の開発環境
- Git / SSH鍵
- freee / freee申告のログイン
- ブラウザのブックマーク・拡張機能
- iCloud同期
特にCursorの再認証とClaude Codeのログインは移行直後に忘れずに。SSHキーも移行されるので、GitHubへの接続は再設定不要でした。
ただし、Chrome拡張機能は移行されないので全部入れ直しです。各種設定も含めるとここが一番面倒でした。
M5 Airを2週間使ってみた感想
良かった点
- 軽い。600gの差は数字以上に体感できます
- 静か。ファンがないので完全に無音。集中できます
- キーボードの打鍵感が好み。キーボードの機構(シザースイッチ、1mmストローク)は同じですが、Airは筐体が薄い分キータッチが柔らかく感じます。M1 Maxはカチャカチャと硬めで壊れそうな感触でしたが、Airは浅く滑らかで自分には合っていました
- シングルコア性能の向上。Claude CodeやCursorの応答が体感で速くなりました
- スターライトのカラーは好きな色です。ただ、想像より控えめで、ぱっと見「ちょっと黄色がかったシルバー」くらい。もう少しはっきりした色を期待していたので、そこは少し残念でした
- 16インチから15インチへの変化はほぼ気にならない。むしろちょうどいいサイズ感です
- 持ち運びが楽。まだカフェには持って行ってませんが、デスクとこたつを行き来するだけでも軽さの恩恵を感じます
気になった点
- HDMIがないのはやはり不便。ハブが1つ増える分、デスク周りがごちゃつきます
- ファンレスゆえのサーマルスロットリング。長時間の高負荷処理では性能が落ちることがあります。ただし自分の用途では今のところ問題なし
よく「生活水準を上げると戻れなくなる」と言いますが、MacBookも同じです。ProやMaxの所有欲を満たす感覚は確かに良いものでした。でも、買ったことのないAirにチャレンジしてみたら「自分にはこれで十分だった」と気づけた。ちょうどいいものに出会えたと思っています。
あわせて読みたい
今回の買い替えで購入したアクセサリ
今回登場したMac本体とアクセサリをまとめておきます。
今回購入したメインマシン。個人開発・ブログ・外出用に。
開発用に継続利用中のM3 Pro。Docker常用の企業案件に。

【整備済み品】 Apple MacBook Pro 2021 (16インチ,32GB RAM,1TB SSD,M1 Max 10コアCPU/32コアGPU) シルバー (整備済み品)
今回売却したM1 Max。整備済み品ならまだ入手可能です。
MacBook AirにはHDMIポートがないので必須のアイテムです。HDMI×2、USB-A×4、USB-C(PD 100W)と必要十分なポート構成。ただしmacOSでは2つ目のHDMI(MST方式)が使えないので注意してください。
持ち運び用のクリアハードケース。スターライトの色が見えるのが良いです。放熱ベント付きでファンレスのAirでも安心。
HOGOTECHと迷ったもう一つの候補。こちらも評価が高いです。
M1 Maxの売却でキーボードテカリによる減額を食らったので、M5 Airには最初から装着。極薄タイプなのでタイピングの感触はほぼ変わりません。

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長時間のタイピングで手首が痛くなるので、リストレストも併用しています。MacBookの薄いキーボードでも手首の角度が変わるだけで疲れ方がかなり違います。

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Time Machine用のポータブルHDD。Mac買い替え時の移行に必須です。日本製で安心感もあります。

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ファンレスのAirにはスタンド兼クーラーがあると安心。普段はスタンドとして使い、夏場はクーラーをONにしています。
まとめ: フリーランスエンジニアのMac選びで大事なこと
「自分の用途に本当に必要なスペックは何か」を冷静に見極めることが一番大事です。
自分の場合、M1 Maxの32コアGPUをフルに使う場面はほぼありませんでした。Chrome拡張開発もClaude Codeもシングルコア性能が効くタスクです。差額20万円は「安心料」としても高すぎました。
2台体制にしたことで、重い開発はM3 Pro、軽い作業と外出はM5 Airと使い分けられるようになりました。1台で全部まかなおうとするより、用途で分けた方がトータルで快適です。
あと、Macにステッカーを貼るなら売却時のことも考えてください。自分は8万円の減額を食らいました。













