- 伊丹空港の大阪エアポートワイナリーで出発前から旅が始まる
- Black Tide Brewingのビアフライトは8番SAKURA(Fruited Saison)が圧倒的
- お魚いちばのメカジキづくし定食は気仙沼でしか食べられない郷土料理
クラフトビールと震災遺構を目当てに、2泊3日で気仙沼・陸前高田を旅してきました。
以前、盛岡のベアレン醸造所を訪れて岩手のクラフトビールシーンに触れたことがきっかけで、ずっと気になっていたBlack Tide Brewing。今回ようやく現地のタップルームに足を運ぶことができました。
この記事では1日目の旅程を、伊丹空港の出発からメカジキ定食の夕食まで振り返ります。
- 伊丹空港「大阪エアポートワイナリー」で旅を始める
- 花巻空港から気仙沼へ 車で約1時間半のドライブ
- Black Tide Brewingで気仙沼のクラフトビールを飲む
- お魚いちば「レストラン鮮」でメカジキづくし定食
- 気仙沼クラフトビール旅1日目を終えて
- 気仙沼旅行の予約はこちら
- 関連リンク
伊丹空港「大阪エアポートワイナリー」で旅を始める
最寄駅から伊丹空港への直行バスに乗車。電車だと3本ほど乗り換えて1時間半かかるところ、バスなら1本で1時間もかかりません。これは本当にありがたい。
伊丹空港の北ターミナル、JAL側のレストランフロアにある大阪エアポートワイナリー。10:50に到着して、前に1名のお並び。11時の開店でスッと入れました。
プライオリティパスがデジタル化で忘れる心配なし
ここはプライオリティパスが使えるのが嬉しいポイント。しかもプライオリティパスがデジタル化されていて、現物カードなしで利用できるようになっていました。
かなり前に海外でプライオリティパスのカードを忘れてラウンジが使えなかったことがあります。3〜4時間をラクに過ごせるつもりでいたので、余計にダメージが大きかった。以降は財布に入れるようにしていましたが、デジタル化で忘れる心配は一切なくなりました。
角のカウンター席に案内してもらい、いつも1人でも2席分使わせてくれるのでゆったり。
前菜盛り+ソフトドリンク+バスクチーズケーキ
ランチと前菜盛りを選べますが、前菜盛りが毎回最高なので迷わずこちら。今回はこの後レンタカーを運転するので、ワインは我慢してソフトドリンクで。
前菜盛り合わせはサーモン、チーズ、生ハムなど彩り豊かで、これだけでも十分満足できます。
バスクチーズケーキも一緒にオーダー(別料金)。前回(2025年9月)より少し小さくなっていて、パイナップルやオレンジの添えも無くなっていました。原価上がっているのでしょうね。
それでもこのバスクチーズケーキは必食。食感がずっしりしていて食べ応え抜群。出発前にとても満たされました。
花巻空港から気仙沼へ 車で約1時間半のドライブ
伊丹空港からJALで花巻空港へ。機材はE170でWi-Fiが使えないタイプでした。
花巻空港に到着。外に出ると暖かい。レンタカーを借りて気仙沼へ向かいます。花巻空港から気仙沼までは約96km、1時間半ほどのドライブ。
三陸ジオパークの看板と一気に変わる空気
道中は三陸ジオパークへようこそという看板が所々にあり、車内からの景色はとても良い。川がとにかく綺麗で、窓を開けると一気にひんやりした空気が流れ込んでくる。
花巻空港に着いた時は暑いくらいだったのに、気仙沼に近づくにつれて空気が変わっていきます。
ホテルの近くは海沿いで、船がたくさん停泊している。三陸に来たなという実感が湧きます。
ホテル間違え事件とサンマリン気仙沼ホテル観洋
宿泊先はサンマリン気仙沼ホテル観洋。なのですが、最初に間違えて気仙沼プラザホテルの方に行ってしまいました。名前が似ていて紛らわしい。
ホテル観洋は高台にあり、入り口までかなりの坂道。車なら問題ありませんが、歩いて出かけた時に帰りがしんどいです。
そして日が暮れるとめちゃくちゃ寒い。花巻空港に着いた時は暑いくらいだったのに、気仙沼の夜は別世界でした。
ホテル近くの建物の壁には「2011-3-11 東日本大震災」の津波到達高さを示すサインが貼られていました。とんでもない高さまで来ていたことがわかります。どちらのホテルも入り口までかなり坂があるのは、この高さまで津波が到達したことと無関係ではないのでしょう。
Black Tide Brewingで気仙沼のクラフトビールを飲む
ホテルから気仙沼内湾エリアまで徒歩で向かいます。PIER7は東日本大震災後に整備された気仙沼内湾の商業施設で、飲食店やショップが入っています。この周辺一帯が復興のシンボルとして生まれ変わったエリアです。
夕暮れの港。停泊する船を眺めながらBlack Tide Brewingへ。
Black Tide Brewingは緑のロゴが目印。気仙沼内湾エリアのPIER7の近くにあります。
ビアフライト4種で飲み比べ
この日のタップリストは7種類。うちIPAが4種。ラガーはそこまで好んで飲まないので、IPAとサワー多めでビアフライトをオーダーしました。
ビアフライトで選んだのは4番・5番・6番・8番の4種。
| No. | ビール名 | スタイル | ABV | 価格(2026年3月時点) |
|---|---|---|---|---|
| 4 | Tohoku Pride (Miyagi) | IPA | — | ¥900 |
| 5 | Golden Merry | Champagne Sour IPA | 7.0% | ¥900 |
| 6 | Bouquet Toss | Spice IPA | 6.5% | ¥800 |
| 8 | SAKURA | Fruited Saison | 6.5% | ¥800 |
飲んだ順番は4→5→6→8。
4番 Tohoku Prideは柑橘系のホップが香る軽いIPA。5番 Golden Merryはサワー系とありますが、酸味はほとんどなくシャンパンのような泡立ち。6番 Bouquet Tossは正直4番とあまり違いがわかりませんでした。
8番SAKURAが圧倒的に美味しかった
そして8番 SAKURA。これが圧倒的に美味しかった。
チェリーとハイビスカスを使った春限定のFruited Saisonで、明るいピンクレッドの色合いが綺麗。味わいは桜もちのようなと表現したくなるフルーティーさ。
奈良醸造のECHOES(パッションフルーツ・マンゴー・トンカ豆使用)を以前飲んだことがあるのですが、余韻がそれにとても似ていました。
店内の雰囲気と缶ビール購入
店内は思ったより広い。カウンターメインのコンパクトなお店を想像していましたが、テーブル席もしっかりあります。
日曜の18時過ぎでしたが、地元の3人家族が先にいたくらいで他にはお客さんがいない状態。BGMなしで静かな雰囲気だったのは少し意外でした。
缶ビールの冷蔵庫には多種多様な缶が並んでいます。
Tsubaki(Stone Fruit Saison / 6.5% / ¥920)を2本購入。オーダーした時点で残り2本。先に来ていた3人家族が「サワー好きなんです」と話していたので、買われてしまうのではとヒヤヒヤしましたが、無事確保できてよかった。
フードは簡単なものしかなさそうだったのと、夜はガッツリ食べたかったのでビアフライトのみで退店。
Black Tide Brewing 店舗情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 店名 | BLACK TIDE BREWING |
| 住所 | 宮城県気仙沼市南町3-2-5 気仙沼アムウェイハウス拓(ヒラケル)内 |
| 営業時間 | 平日 16:00〜22:00 / 土 10:30〜22:00 / 日 10:30〜21:00(L.O. 閉店30分前) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 電話番号 | 0226-48-5078 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし(気仙沼市内湾地区駐車場を利用) |
※営業時間・定休日・価格は変更の可能性があります
お魚いちば「レストラン鮮」でメカジキづくし定食
Black Tideを出た後、夕食は気仙沼お魚いちばの中にあるレストラン鮮へ。
おすすめメニューの看板を見た瞬間、メカジキづくし定食(¥2,310・税込)を即決めしました。
メカジキのハーモニカ煮という初めての郷土料理
メカジキづくし定食は、ハーモニカ煮・味噌焼き・刺身2点盛りにライスと味噌汁が付きます(2026年3月時点)。
ハーモニカとは、メカジキの背びれの付け根の筋肉部分のこと。100kgのメカジキ1匹から2〜3kgしか取れない希少部位で、気仙沼だからこそ食べられる珍しい食材です。口にくわえた時にハーモニカを吹くような格好になることから、この名前がついたと言われています。
ハーモニカ煮は甘辛い醤油ベースの煮付け。母がよく作ってくれるブリの生姜煮を思い出す味わいで、ご飯がいくらあっても足りない。骨の間に脂がのった身とゼラチン質が詰まっていて、プルプルの食感がたまりません。
味噌焼きも見事なご飯泥棒。大根おろしがさっぱりしていて合います。
刺身は1切れが分厚く肉厚。最後のひとかみまで美味しい。ご飯と味噌汁はもう2杯ずつくらい余裕でいけました。
美味いものを食べる時は一人で来る方が絶対にいい。目を瞑ってじっくり味わえる。これは一人旅ならではの贅沢だと改めて思いました。
また近くに泊まる時は来たい。明日も来るかもしれません。
気仙沼お魚いちば レストラン鮮 店舗情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 店名 | お魚いちば 港町レストラン鮮 |
| 運営 | 株式会社 阿部長商店 |
| 住所 | 宮城県気仙沼市港町2-13 |
| 営業時間 | 10:00〜20:00(L.O. 19:30) |
| 定休日 | 不定休 |
| 電話番号 | 0226-29-6231 |
※営業時間・定休日・価格は変更の可能性があります
気仙沼クラフトビール旅1日目を終えて
伊丹空港のワイナリーから始まり、花巻空港からレンタカーで三陸の景色を走り抜け、Black Tide Brewingでビアフライト、そしてメカジキづくし定食。1日目からかなり密度の濃い旅になりました。
特に印象に残ったのは、Black TideのSAKURAとメカジキのハーモニカ煮。どちらも気仙沼に来なければ出会えなかったもの。
Tsubakiを開けてみた(追記: 2026年4月2日)
旅行から帰ってきて、ブルワリーで買ったTsubaki(Stone Fruit Saison / 6.5%)を開けました。
アプリコットピューレを使ったセゾンなので、フルーティーで酸味のある味を想像していたのですが、実際はかなりドライで水みたいにごくごくいける。フルーティーな香りはあるものの、アプリコット感はほとんど感じません。
セゾンと聞いて飲んだけれど、印象としてはヴァイツェンやベルジャンホワイトに近い。小麦麦芽(Wheat)を使っているからか、泡立ちの感じからもそう感じます。酸味は全然ない。
椿のラベルから想像する華やかなイメージとは少しギャップがあったけれど、ドライで軽い飲み口は夏場にぴったりだと思います。
ホテルの大浴場とちょっとした出来事
22時半過ぎに1Fの大浴場へ。自分以外には2人だけで、ゆったり入れました。露天風呂にもさっと浸かりましたが、外が冷えている分だけ温泉が気持ちいい。また明日明後日も入ろうと思います。
部屋に戻って寝る準備をしていたら、喉が痛くならないよう普段マスクをして寝ているのですが、いつもカバンに入れているストックが使い切っていたことに気づきました。23時半にフロントに電話して売店にないか聞いたところ、「売店には置いていないのですが、お一人ですか? 1つくらいならお譲りできると思います」と言ってくれました。ありがたかった。
岩手は2回目だけど、かなり好き
客層も年齢層が高めで、落ち着いた雰囲気の方が多い印象。周りに人がいてもストレスにならないのは、一人旅にとってかなり重要なポイントです。
明日は陸前高田の津波伝承館と陸前高田マイクロブルワリー、そしてBlack Tideへ2回目の訪問を予定しています。
気仙沼旅行の予約はこちら
今回宿泊したサンマリン気仙沼ホテル観洋は、海を一望できる高台の温泉ホテルです。