- Stripeの領収書はダッシュボード設定で自動メール送信が可能
- インボイス制度対応:JP TRN(適格請求書発行事業者番号)を登録すれば領収書に自動記載
- Rails APIでの取得方法:receipt_url・invoice_pdf・hosted_invoice_urlの3パターン
こんにちは、現役フリーランスエンジニアのmahです。
Stripeで決済を導入していると、「領収書を発行したい」「請求書のPDFを取得したい」というニーズが必ず出てきます。
この記事では、ダッシュボードでの操作方法からインボイス制度への対応、Rails APIでのプログラム的な取得方法まで、Stripeの領収書・請求書に関するすべてをまとめています。
- Stripeの領収書・請求書の種類を理解する
- 【ダッシュボード】領収書を手動で発行・再送する方法
- 【自動化】領収書メールを自動送信する設定
- 【インボイス制度対応】登録番号を領収書に記載する方法
- Stripe手数料の領収書(タックスインボイス)の確認方法
- 【Rails API】領収書・請求書のリンクをプログラムで取得する
- 領収書が届かない場合のトラブルシューティング
- Stripe公式ドキュメント
- Stripe領収書のよくある質問(FAQ)
- まとめ
Stripeの領収書・請求書の種類を理解する
Stripeの書類は機能別に異なります。Invoicing・BillingはPDF請求書/領収書を発行でき適格請求書として使用OK、Payments(単発決済)はメール領収書のみで適格簡易請求書として使えます(2026年3月時点)。
まず、Stripeで発行できる書類の種類を整理します。利用しているStripe機能によって、発行できる書類が異なるので注意してください。
| Stripe機能 | 発行できる書類 | 適格請求書対応 |
|---|---|---|
| Invoicing(請求書) | PDF請求書・PDF領収書 | 適格請求書として使用可 |
| Billing(サブスクリプション) | PDF請求書・PDF領収書 | 適格請求書として使用可 |
| Payments(単発決済) | メール領収書のみ | 適格簡易請求書として使用可 |
【ダッシュボード】領収書を手動で発行・再送する方法
ダッシュボードからの手動発行は「支払い」→対象支払い→右上3点メニュー→「領収書を送信」で顧客メールに送信。メール内リンクは30日で期限切れ。Invoicing/Billingならpdfもダウンロード可です(2026年3月時点)。
コードを書かなくても、Stripeダッシュボードから領収書の発行・再送が可能です。
ダッシュボードでの手順は?
- Stripeダッシュボードにログイン
- 左メニュー「支払い」→ 対象の支払いをクリック
- 右上の「...」メニューから「領収書を送信」を選択
- 顧客のメールアドレスに領収書が送信される
請求書(Invoice)のPDFダウンロード
Invoicing・Billingを使っている場合は、PDFの請求書・領収書もダウンロードできます。
- 左メニュー「請求書」→ 対象の請求書をクリック
- 「ダウンロード」ボタンでPDFを取得
- または「送信」ボタンで顧客にメール再送
【自動化】領収書メールを自動送信する設定
自動送信設定はダッシュボード→「設定」→「顧客へのメール(Customer emails)」→「支払い成功」のトグルをオン。必要に応じて「返金」のトグルもオン。これで決済成功のたびに自動で領収書メールが届きます(2026年3月時点)。
毎回手動で送るのは面倒なので、自動送信を設定しておくのがおすすめです。
自動送信の設定手順は?
- ダッシュボード → 「設定」→ 「顧客へのメール(Customer emails)」
- 「支払い成功」のトグルをオンにする
- 必要に応じて「返金」のトグルもオンにする
これで決済が成功するたびに、顧客に自動で領収書メールが届くようになります。
【インボイス制度対応】登録番号を領収書に記載する方法
インボイス制度対応は、(1)「設定」→「請求書テンプレート」→「税に関する情報」でJP TRN(T+13桁)を保存、(2)「顧客へのメール」→「登録番号」で「領収書に納税者番号を含める」をオンにします(2026年3月時点)。
2023年10月から始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応するには、Stripeに適格請求書発行事業者番号(JP TRN)を登録する必要があります。
事業者番号の登録手順
- ダッシュボード → 「設定」→ 「請求書テンプレート」
- 「税に関する情報を管理する」をクリック
- 「JP TRN」を選択
- 「T+13桁」の事業者番号を入力し「デフォルト」として保存
領収書メールに登録番号を含める設定
- 「設定」→ 「顧客へのメール」
- 「登録番号」セクションで「領収書のメールに納税者番号を含める」をオンにする
Stripe手数料の領収書(タックスインボイス)の確認方法
Stripe手数料の領収書(タックスインボイス)は、ダッシュボード→「設定」→「書類」(または account/documents に直接アクセス)→「タックスインボイス」の月次明細をダウンロードします(2026年3月時点)。
Stripeに支払っている手数料の領収書を確認・ダウンロードする方法です。確定申告の経費計上に必要になります。
- ダッシュボード → 「設定」→ 「書類」(または直接
dashboard.stripe.com/account/documentsにアクセス) - 「タックスインボイス」の月次明細をダウンロード
【Rails API】領収書・請求書のリンクをプログラムで取得する
Stripe APIで取得できるURLは(1)Charge#receipt_url、(2)Invoice#invoice_pdf、(3)Invoice#hosted_invoice_urlの3種です(2026年3月時点)。
ここからはエンジニア向けの内容です。Stripe APIを使って、サブスクリプション決済時に領収書・請求書のURLをプログラムで取得する方法を解説します。
取得できる3種類のURLは?
| URL | 取得方法 | 内容 |
|---|---|---|
| 領収書表示ページ | Charge#receipt_url |
ブラウザで表示できる領収書ページ |
| 請求書PDF直リンク | Invoice#invoice_pdf |
PDFの直接ダウンロードリンク |
| 請求書・領収書ページ | Invoice#hosted_invoice_url |
請求書と領収書をまとめたホスト型ページ |
実装コード(Ruby / Rails)
# Stripe::Customerを作成 customer = Stripe::Customer.create( email: params[:stripeEmail], source: params[:stripeToken], ) # Stripe::Subscriptionを作成 stripe_subscription = Stripe::Subscription.create( customer: customer.id, items: [{ price: price_id }], ) # subscriptionから、最新の請求(latest_invoice)を取得 stripe_latest_invoice = Stripe::Invoice.retrieve(stripe_subscription.latest_invoice) # 領収書表示ページのリンク receipt_url = Stripe::Charge.retrieve(stripe_latest_invoice.charge).receipt_url #=> "https://pay.stripe.com/receipts/acct_xxx/ch_xxx/rcpt_xxx" # 請求書PDFの直ダウンロードリンク invoice_pdf_url = stripe_latest_invoice.invoice_pdf #=> "https://pay.stripe.com/invoice/acct_xxx/invst_xxx/pdf" # 請求書と領収書のダウンロードページリンク hosted_url = stripe_latest_invoice.hosted_invoice_url #=> "https://invoice.stripe.com/i/acct_xxx/invst_xxx"
各URLで表示される画面
領収書表示ページ(receipt_url)

請求書PDFの直ダウンロード(invoice_pdf)

請求書と領収書のダウンロードページ(hosted_invoice_url)

注意点
latest_invoiceはサブスクリプションの最新の請求のみ。過去分はStripe::Invoice.list(subscription: sub_id)で取得receipt_urlはChargeオブジェクト経由なので、Invoiceから直接は取れない- 領収書のURLには有効期限があるので、永続的に保存する場合はPDFをダウンロードして保管するのが確実
領収書が届かない場合のトラブルシューティング
届かない対処は、(1)自動送信オフ→「支払い成功」オン、(2)30日期限切れ→再送、(3)Payments→Invoicing移行、(4)JP TRN未登録→登録、(5)0円決済は対象外、(6)迷惑フォルダ確認です(2026年3月時点)。
よくある原因と対処法をまとめます。
| 状況 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| メールが届かない | 自動送信設定がオフ | 「設定」→「顧客へのメール」で「支払い成功」をオン |
| リンクが切れている | 30日間の有効期限切れ | ダッシュボードから再送すると新しいリンクが発行される |
| PDF請求書がない | Payments(単発決済)を使用中 | Paymentsではメール領収書のみ。PDF請求書はInvoicing/Billingが必要 |
| インボイス番号がない | JP TRN設定が未完了 | 「設定」→「請求書テンプレート」でJP TRNを登録 |
| 0円決済で届かない | Stripeの仕様($0決済は送信対象外) | 手動で送信するか、Webhookで自前処理 |
| 迷惑メールに入る | メールクライアントの判定 | 顧客に迷惑メールフォルダの確認を依頼 |
Stripe公式ドキュメント
公式ドキュメントは「Receipts and paid invoices」「hosted_invoice_url」「invoice_pdf」「インボイス対応ガイド」の4本。docs.stripe.com を参照(2026年3月時点)。
より詳しい情報はStripe公式ドキュメントを参照してください。
- Receipts and paid invoices | Stripe Documentation
- Invoice API: hosted_invoice_url
- Invoice API: invoice_pdf
- 日本のインボイス制度対応ガイド
Stripe領収書のよくある質問(FAQ)
Q. Stripe領収書を自動でメール送信できる?
- 可能です。ダッシュボード→「設定」→「顧客へのメール(Customer emails)」→「支払い成功」のトグルをオンにすれば、決済成功のたびに自動で領収書メールが送信されます。これだけで「領収書ください」という問い合わせが激減します(2026年3月時点)。
Q. インボイス制度対応に必要な設定は?
- ダッシュボード→「設定」→「請求書テンプレート」→「税に関する情報を管理する」→JP TRN(T+13桁の適格請求書発行事業者番号)を「デフォルト」として保存。続いて「顧客へのメール」→「登録番号」セクションで「領収書のメールに納税者番号を含める」をオン。所要約5分です(2026年3月時点)。
Q. メール領収書のリンクが切れたらどうする?
- メール内の領収書リンクは30日で期限切れになります。期限後はStripeダッシュボードから再送すると新しいリンクが発行されます。永続保存したい場合はPDFをダウンロードして自前で保管するのが確実です(2026年3月時点)。
Q. APIで領収書URLを取得するコードは?
Stripe::Charge.retrieve(invoice.charge).receipt_urlで領収書表示ページ、invoice.invoice_pdfでPDF直リンク、invoice.hosted_invoice_urlでホスト型ページが取得できます。サブスクの場合はStripe::Invoice.retrieve(subscription.latest_invoice)を経由します(2026年3月時点)。
Q. Stripe手数料自体の領収書はどこ?
- ダッシュボード→「設定」→「書類」(または
dashboard.stripe.com/account/documentsに直接アクセス)→「タックスインボイス」の月次明細をダウンロードできます。確定申告の経費計上に必要な書類です(2026年3月時点)。
まとめ
Stripeの領収書・請求書は、用途に応じて3つの方法で取得できます。
- 手動で1件ずつ: ダッシュボードから送信・ダウンロード
- 自動化: 「顧客へのメール」設定で決済のたびに自動送信
- API取得:
receipt_urlinvoice_pdfhosted_invoice_urlをプログラムで取得
インボイス制度対応も忘れずに設定しておきましょう。JP TRNの登録は5分で完了します。