スリ飯屋MaLankaのフリーエンジニアな日々

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【2026年】フリーランスの単価交渉のコツ5選|例文付きで7年目エンジニアが解説

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この記事の結論3行まとめ

  • 単価交渉は「怖い」ものではなく、フリーランスに必須のスキル。交渉しないと、スキルが上がっても単価は据え置きのままです。
  • 成功のカギは「根拠」と「タイミング」。数字で実績を示し、契約更新時に交渉するのが鉄板パターンです。
  • 交渉が苦手なら「交渉しない単価アップ」もあり。低マージンのエージェントに乗り換えるだけで、同じ案件でも手取りが月3〜5万円増えます。

こんにちは、フリーランスエンジニア年目のmah(MaLanka)です。

「単価交渉」と聞いて、身構えてしまう人は多いのではないでしょうか。

「単価交渉したいけど、関係が悪くなりそうで怖い。」
「そもそも何を根拠にいくら上げてもらえばいいのかわからない。」

気持ちはよくわかります。自分も最初の数年は、単価交渉が怖くて言い出せませんでした。

でも、フリーランスが単価交渉をしないのは、会社員が昇給面談を放棄しているのと同じです。スキルが上がっても、言わなければ単価は上がりません。

この記事では、年間で何度も単価交渉をしてきた実体験をもとに、成功するコツ・最適なタイミング・そのまま使えるメール例文をすべてお伝えします。

【2026年】フリーランスの単価交渉のコツ5選|例文付きで7年目エンジニアが解説

フリーランスが単価交渉すべき3つの理由

「今の単価で困っていないから」と交渉を先延ばしにしていませんか?それ、実はかなり損をしています。

1. スキルは上がっているのに単価が据え置きになりがち

フリーランスの単価は、自分から言わない限り自動では上がりません。会社員なら人事評価で昇給がありますが、フリーランスにはその仕組みがない。

1年目と3年目では明らかにスキルが違うのに、単価が同じなら実質的にはスキルを安売りしていることになります。

「自分も最初の2年間は単価据え置きでした。交渉して初めて『言えば上がるのか』と気づきましたね。」

2. 業務範囲が広がっても自動では単価に反映されない

参画当初は「バックエンド開発」だけだった業務が、いつの間にかインフラ構築やコードレビューまで任されている。業務範囲は広がっているのに、単価は契約時のままというケースは非常に多いです。

「気づいたら最初の契約より明らかに多くの仕事をしてるのに、単価は変わっていないんですよね。」
「業務範囲の拡大は、単価交渉の最も正当な根拠の一つです。『これだけ追加でやっているので』と伝えれば、クライアントも納得しやすいですよ。」

3. 市場相場は年々上がっている

ITエンジニアの市場相場は、DX需要やAI関連の案件増加により年々上昇傾向にあります。2〜3年前に決めた単価が、今の相場と比べて割安になっていることは珍しくありません。

自分の単価が市場相場と乖離していないか、定期的にチェックすることが大切です。複数のエージェントに登録していると、相場感が自然と身につきます。

単価交渉のベストタイミング5選

単価交渉は「いつ切り出すか」で成功率が大きく変わります。タイミングを間違えると、内容が良くても断られることがあります。

1. 契約更新のとき

最も成功率が高いタイミングです。契約更新は双方が条件を見直す自然なタイミングなので、単価の話を切り出しても違和感がありません。

「自分は毎回、契約更新の1ヶ月前に担当者に『条件について相談したい』と伝えるようにしています。」

2. 成果・実績が出たとき

プロジェクトのリリースが成功した、パフォーマンス改善で数値が出た、障害対応で大きな貢献をした。こうした目に見える成果が出た直後は、交渉の根拠が明確で通りやすいです。

「具体的な数字で実績を示せると、交渉が全然違うものになりますか?」
「はい。『レスポンスタイムを40%改善しました』のように数値で示せると、クライアントも上層部に説明しやすく、承認が得やすくなります。」

3. 業務量・業務範囲が増えたとき

前述の通り、やることが増えたのに単価が変わらないのは交渉の正当な理由になります。「追加業務に対する適正な報酬をお願いしたい」という形で伝えましょう。

4. 市場相場が上がったとき

「最近、同スキルの案件で月5万円ほど相場が上がっています」という客観的なデータは強力な交渉材料です。複数のエージェントに登録していると、相場の変動を肌で感じ取れるので、交渉の根拠を作りやすくなります。

5. 新年度(3〜4月)のとき

企業の予算が切り替わる新年度は、単価交渉が通りやすいタイミング。前年度の予算で「無理です」と言われていた金額が、新年度の予算では通ることがあります。

「3月に交渉して『来期から反映します』と言われるパターンが一番多かったですね。」

単価交渉を成功させる5つのコツ

タイミングが決まったら、次は「どう交渉するか」です。交渉は技術であり、正しいやり方を知っていれば怖くありません

1. 希望額より少し高めに提示する

交渉の基本は「落としどころ」を想定した上で、少し高めの金額から入ること。

例えば月5万円アップが目標なら、最初は月8万円アップで提示する。クライアント側も「さすがに8万は厳しいけど、5万ならなんとか」という着地点に落ち着きやすくなります。

「最初から本音の金額を言っちゃダメなんですか?」
「ダメではないですが、交渉余地がなくなります。少し高めから入ることで、お互いが歩み寄れる余地を作るのがポイントです。」

2. 数字で根拠を示す

「頑張っているので上げてほしい」では通りません。具体的な数字で価値を証明することが重要です。

  • 「リリースしたAPIのレスポンスタイムを40%改善しました」
  • 「コードレビュー体制を整え、本番障害が前月比60%減少しました」
  • 「当初の契約範囲に加え、インフラ構築・監視設計まで担当しています」

数字は交渉における最強の武器です。日頃から自分の貢献を数値化しておく習慣をつけましょう。

3. クライアントの予算事情を把握しておく

一方的に要求するだけでは交渉は成立しません。クライアント側の予算や社内事情を理解した上で提案すると、「この人は状況をわかった上で言っている」と信頼感が増します。

予算がカツカツなのに高額な要求をしても逆効果。相手の事情を汲んだ上で、現実的な提案をすることが大切です。

「PM(プロジェクトマネージャー)と仲良くなっておくと、予算感がなんとなく見えてきます。」

4. 代替案を用意する

単価アップが難しい場合に備えて、代替案を用意しておくと交渉がスムーズです。

  • 「単価が難しければ、稼働日数を月20日→18日に減らしてもらえませんか?」
  • 「リモート勤務の日数を増やしてもらえるなら、現状の単価でも大丈夫です」

「単価アップだけが交渉ではない」ことを知っておくと、選択肢が広がります。

「稼働日を減らして時間単価を上げるという発想はなかったです。」

5. メールで交渉し、口頭でフォローする

単価交渉はまずメールで切り出すのがベストです。

理由: - 感情的にならずに論理的に伝えられる - クライアント側も持ち帰って検討しやすい - 交渉内容が記録として残る

メールで要件を伝えた上で、後日の面談で口頭フォローするのが理想的な流れです。

【そのまま使える】単価交渉メール例文3パターン

実際に使えるメール例文を3パターン用意しました。自分の状況に合わせてカスタマイズしてください。

パターン1: 契約更新時の単価アップ依頼

〇〇様

お世話になっております。〇〇です。

来月の契約更新に際し、報酬条件についてご相談させていただきたくご連絡いたしました。

現在の参画から〇ヶ月が経過し、当初の業務範囲に加え、〇〇や〇〇にも対応しております。また、〇〇の改善により〇〇の成果を上げることができました。

つきましては、これらの実績を踏まえ、次回更新時より月額単価を現在の〇〇万円から〇〇万円に見直していただくことは可能でしょうか。

ご多忙のところ恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。

「ポイントは、感情ではなく実績と根拠で伝えることです。」

パターン2: 業務量増加を理由にした交渉

〇〇様

お世話になっております。〇〇です。

直近〇ヶ月で担当業務が増えてきたため、報酬面でのご相談をさせてください。

当初の契約では〇〇を中心に担当しておりましたが、現在は〇〇、〇〇、〇〇まで業務範囲が広がっている状況です。

追加業務の対価として、月額〇万円のアップをお願いできればと考えております。もし金額面で難しい場合は、稼働日数の調整など代替案もご相談できればと思います。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

「代替案を添えておくと、クライアント側も検討しやすくなります。これは実際に自分が使っているテンプレートですね。」

パターン3: 他社案件の相場を根拠にした交渉

〇〇様

お世話になっております。〇〇です。

契約更新にあたり、報酬条件について一点ご相談がございます。

最近、同様のスキルセット・業務内容で月額〇〇万円前後の案件が増えてきており、現在の単価との乖離を感じております。

引き続き〇〇様のプロジェクトに貢献したいと考えておりますので、月額〇〇万円への見直しをご検討いただけないでしょうか。

ご無理のない範囲でご検討いただけますと幸いです。

他社案件の相場を伝えることは「脅し」ではなく、正当な市場データの共有です。「他社に行きます」ではなく「引き続き貢献したい」という姿勢がポイント。

「他社の話を出すと、なんか感じ悪くないですか?」
「伝え方次第です。『辞めますよ』と脅すのはNGですが、『市場データとしてご参考までに』という伝え方なら問題ありません。」

単価交渉でやってはいけないNG行動3つ

交渉で逆効果になる行動もあります。以下の3つは絶対に避けてください

1. 「上がらないなら辞めます」と脅す

最悪のパターンです。仮に単価が上がっても、その後の関係は修復不可能。「じゃあどうぞ」と言われるリスクもあります。

交渉はあくまで対等な相談であり、脅しではありません。

「これをやってしまうと、たとえ残留しても居心地が悪くなります。絶対にやめましょう。」

2. 根拠なく「もっとほしい」と要求する

「なんとなく安い気がする」「生活費が上がったから」は、クライアントにとって交渉の根拠になりません。自分の事情ではなく、クライアントへの提供価値で語ることが重要です。

3. 信頼関係ができていない段階で交渉する

参画して1〜2ヶ月で単価交渉するのは時期尚早。まずは成果を出し、「この人がいないと困る」と思ってもらえる状態を作ってから交渉しましょう。

目安として、最低3ヶ月以上の参画実績があると交渉が通りやすくなります。

「入って1ヶ月で単価交渉したら、やっぱり印象悪いですよね。」
「はい。まずは信頼を積み上げることが先決です。焦らず、3ヶ月後の契約更新を目標にしましょう。」

交渉が苦手な人のための「交渉しない単価アップ術」

ここまで読んでも「やっぱり交渉は苦手」という人、安心してください。実は、自分で交渉しなくても手取りを増やす方法が3つあります

エージェントに交渉を代行してもらう

フリーランスエージェント経由で参画している場合、単価交渉はエージェントに任せられます

エージェントの担当者にとって、フリーランスの単価アップは自社の売上アップにも直結するため、積極的に交渉してくれることが多いです。

「自分から言い出しにくい」「交渉ごとが苦手」という人ほど、エージェント経由で案件を取るメリットは大きいと言えます。

「エージェント経由なら、担当者に『単価上げてほしいんですけど』と一言伝えるだけ。自分で直接クライアントに言う必要がないので、精神的にかなり楽ですね。」

低マージンのエージェントに乗り換える

これが本記事で最も伝えたい「交渉しない単価アップ術」です。

エージェント経由の案件では、クライアントが支払う金額からエージェントのマージン(手数料)が引かれた金額がフリーランスの手取りになります。つまり、マージン率が低いエージェントを使えば、同じ案件でも手取りが増えるのです。

マージン率 月額80万円の案件の手取り
25%(大手平均) 60万円
15% 68万円
10%(フリコン水準) 72万円

マージン率の差だけで、月12万円・年間144万円の手取り差が生まれます。交渉不要、エージェントを変えるだけ。

フリコンマージン率8〜15%と業界最低水準。他のエージェントと同じ案件が出ていれば、フリコン経由の方が手取りが増えます。

「同じ仕事なのに、エージェントが違うだけで手取りがそんなに変わるんですか?」
「はい。マージン率は手取りに直結します。案件の質が同じなら、低マージンのエージェントを選ぶ方が合理的ですよ。」

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複数エージェントの相見積もりで単価を上げる

複数のエージェントに登録していると、同じスキルセットで提示される単価を比較できます。「A社では月75万の案件がある」という事実があれば、B社に対して「もう少し良い条件の案件はありませんか」と伝えるだけで、単価アップにつながることがあります。

複数エージェントの登録は、単価交渉の最強カードです。

フルリモート案件に特化しており、リモートで高単価な案件を探すのに最適。フリコンとの併用で「リモート+低マージン」の最強の組み合わせが作れます。

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複数登録の詳しい戦略は、こちらの記事で解説しています。

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よくある質問(FAQ)

単価交渉で断られたらどうする?

断られても、関係が壊れることはほぼありません。「今回は難しい」と言われたら、「承知しました。次回の更新時に改めてご相談させてください」と伝えればOK。

断られた経験がある人ほど、次の交渉で成功しやすいです。「前回お伝えした件ですが、その後〇〇の成果も出ましたので」と、前回の交渉を布石として使えるからです。

「断られても次につなげる。それがフリーランスの交渉術です。」

何%くらいのアップを要求するのが妥当?

一般的には5〜15%のアップが妥当なラインです。月60万円なら月3〜9万円アップ。

20%以上のアップは、よほどの根拠(大幅なスキルアップ、市場相場との乖離が大きい等)がない限り通りにくいです。まずは5〜10%から始めて、段階的に上げていくのが現実的。

エージェント経由の案件でも単価交渉できる?

はい、できます。むしろエージェント経由の方が交渉しやすいケースが多いです。

エージェントの担当者に「単価を上げてほしい」と伝えれば、担当者がクライアントと交渉してくれます。自分で直接交渉する必要がないので、精神的なハードルが格段に下がります。

まとめ:単価交渉は怖くない。正しいやり方を知れば誰でもできる

フリーランスの単価交渉は、根拠・タイミング・伝え方の3つを押さえれば、決して難しくありません。

今すぐできること:

  1. 自分の実績を数値化しておく(成果・コスト削減額・追加業務の範囲)
  2. 次の契約更新日を確認する(交渉のベストタイミングを逃さない)
  3. 市場相場を把握する(複数エージェントに登録して比較する)
  4. メール例文をカスタマイズして下書きを作っておく

「交渉が苦手」なら、低マージンのエージェントに乗り換えるだけで手取りは増えます。フリコンのマージン率8〜15%は、交渉不要の最も簡単な単価アップ術です。

「単価交渉は、やった人だけが得をする世界です。この記事の例文をコピペして、まずは一歩踏み出してみてください!」

フリーランスエージェントの比較・選び方は、以下の記事も参考にしてください。

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