- 地方在住でもフルリモート案件を扱うエージェントを使えば都心と同等の単価で働ける
- エージェントは最低3社登録が鉄則。Remoters・フリコン+大手1社の組み合わせが最適解
- 筆者は沖縄や内地から東京案件にフルリモートで参画中
「地方に住みたいけど、フリーランスの案件って取れるの?」
これ、僕が沖縄に移住する前に一番不安だったことです。
僕は2020年に沖縄へ移住し、そこからフルリモートでフリーランスエンジニアとして働いてきました。エージェントは10社以上に登録し、実際に稼働したのは5社以上。この記事では、地方在住フリーランスが案件を取るための具体的な方法と、本当に使えるエージェント8社を実体験ベースで紹介します。
- 地方在住フリーランスエンジニアの現実
- 地方フリーランスが案件を取る5つの方法
- 地方フリーランスにおすすめのエージェント8選【比較表つき】
- 元沖縄在住の筆者が地方からリモート案件を取った体験談
- 地方フリーランスが失敗しないための3つの注意点
- 地域別のおすすめ記事まとめ
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
地方在住フリーランスエンジニアの現実
地方の案件数は都心の10分の1以下
フリーランスエージェントの案件は、東京・大阪・名古屋に集中しています。地方拠点のエージェントも存在しますが、案件数は都心と比べて圧倒的に少ないのが現実です。
たとえばPE-BANKは全国12拠点を持つ老舗ですが、地方拠点の案件はどうしても限られます。「地方拠点がある=地方案件が豊富」ではないので注意してください。
でも「フルリモート案件」なら地方のハンデはゼロ
ここが最大のポイントです。フルリモート案件であれば、あなたが北海道にいても沖縄にいても関係ありません。東京の企業が出す月単価70万〜90万円の案件に、自宅から参画できます。
レバテックフリーランスの公開データによると、リモート参画率は91%以上。2022年からの2年間で新着案件は160%増加しています。コロナ禍以降、リモート案件の選択肢は確実に広がりました。
出社回帰トレンドの影響は?(2026年最新)
一方で「出社回帰」の流れがあるのも事実です。大手企業を中心に、週1〜2回の出社を求めるケースが増えています。
ただし、これはフリーランスにとって必ずしもマイナスではありません。出社回帰で正社員エンジニアが「フルリモートで働きたい」とフリーランスに転向する流れが生まれており、フルリモート案件の需要と供給が同時に増えている状況です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
地方フリーランスが案件を取る5つの方法
① フルリモート特化のエージェントを使う(最優先)
地方フリーランスにとって最も確実な方法です。Remotersのようなフルリモート特化エージェントなら、案件の9割以上がリモート対応。地方在住であることがデメリットになりません。
② 大手エージェントの「リモートOK」案件を狙う
レバテックフリーランスやギークスジョブなどの大手は、総案件数が圧倒的に多い分、フルリモート案件の絶対数も多くなります。「リモートOK」でフィルタリングすれば、地方からでも応募可能な案件が数千件単位で見つかります。
③ 既存クライアントとの直契約を継続する
エージェント経由で参画した案件でも、信頼関係が築ければ直契約に切り替わるケースがあります。マージンが不要になる分、クライアント・エンジニア双方にメリットがあります。
ただし、エージェントとの契約で直接取引を禁止している場合もあるので、契約書は必ず確認してください。
④ SNS・ブログで発信して指名を狙う
技術ブログやX(旧Twitter)で発信を続けていると、企業側から直接声がかかることがあります。特にニッチな技術領域に強い場合、指名での依頼が増えます。
⑤ 地方自治体の支援制度を活用する
地方移住・テレワーク推進のため、自治体が独自の支援制度を設けているケースが増えています。移住支援金、コワーキングスペースの無料利用、住居費補助など、地方ならではのメリットを活用できます。
地方フリーランスにおすすめのエージェント8選【比較表つき】
地方在住のフリーランスエンジニアが実際に使えるエージェントを8社厳選しました。すべてフルリモート案件を扱っているエージェントです。
比較一覧表
| エージェント | リモート率 | マージン | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Remoters | 90%以上 | 非公開 | フルリモート特化。地方在住者に最適 |
| フリコン | 非公開 | 5〜10% | 低マージンで手取り最大化 |
| レバテックフリーランス | 91%以上 | 非公開 | 案件数No.1。取引企業10,000社以上 |
| FLEXY | 90%以上 | 非公開 | 週3〜4日・副業案件も豊富 |
| Remogu | 100% | 非公開 | リモート案件のみ。3パターンから選択 |
| ギークスジョブ | 80%以上 | 非公開 | 大手企業案件が多い |
| Midworks | 非公開 | 非公開 | 正社員並みの保障制度 |
| ITプロパートナーズ | 非公開 | 非公開 | 週2〜3日の副業向き |
※リモート率は各社公式サイト・公開データより(2026年3月時点)
Remoters — フルリモート特化で地方在住者に最適
地方在住フリーランスに最もおすすめしたいのがRemotersです。フルリモート案件に特化しており、北海道から沖縄まで全国のエンジニアが所属しています。
運営元はcotta Inc.グループ(上場企業傘下)で、担当者にフリーランスエンジニア出身者が多いのも安心材料。最短3日で案件が決まるスピード感も魅力です。
僕自身もRemotersを使っていますが、「地方在住」と伝えても案件の選択肢が狭まることはありませんでした。
フリコン — 低マージンで手取りを最大化
フリコンの最大の特徴はマージン5〜10%という業界最低水準の手数料です。大手エージェントのマージンが20〜25%と言われる中、手取り額で大きな差が出ます。
案件数は80,000件以上、契約継続率95.1%。専任のコンシェルジュが案件紹介から契約・フォローまで一貫してサポートしてくれます。
レバテックフリーランス — 案件数No.1の安心感
取引企業10,000社以上、リモート参画率91%以上。フリーランスエージェントとしては業界最大級の規模を誇ります。
案件の絶対数が多いため、「フルリモート」で絞っても選択肢が豊富。平均年収881万円(Web・アプリエンジニア、週5稼働)という実績データも公開されています。
FLEXY — 週3〜4日・副業案件も豊富
FLEXYはリモート率90%以上で、週3〜4日稼働の案件が多いのが特徴。「フルタイムでガッツリ」ではなく、自分のペースで働きたい人に向いています。
CTO・テックリード経験者向けの高単価案件や、技術顧問・副業案件も豊富。地方でゆったり暮らしながら、週3〜4日だけ稼働するスタイルも実現可能です。
Remogu — リモート案件の3パターンから選べる
Remogu(リモグ)はリモート案件に特化したエージェントで、「フルリモート」「シフト型(曜日固定出社)」「ハイブリッド型」の3パターンから選べるのが特徴です。
「完全フルリモートだと不安」「たまには出社して顔を合わせたい」という人にも対応できる柔軟さがあります。
ギークスジョブ — 大手企業案件が多い
案件の80%以上がリモート対応。上場企業を含む大手企業の案件が多く、安定した稼働を求める人に向いています。福利厚生プログラム「フリノベ」も充実しています。
Midworks — 正社員並みの保障制度
Midworksの特徴は、フリーランスでありながら正社員並みの保障が受けられること。交通費支給、書籍購入費、保険料半額負担など、手厚い福利厚生が魅力です。
「地方に移住したいけど、フリーランスの不安定さが怖い」という人には選択肢になります。
ITプロパートナーズ — 週2〜3日の副業向き
週2〜3日稼働の案件に強く、副業やパラレルワーク志向のエンジニアに向いています。「本業+副業」「複数案件の掛け持ち」といった柔軟な働き方を実現しやすいエージェントです。
元沖縄在住の筆者が地方からリモート案件を取った体験談
ここからは僕自身の実体験を書きます。競合サイトにはない、このブログだけの一次情報です。
フリコン経由で初案件を獲得した話
僕がフリーランスになったのは2020年。当時は沖縄在住で、正直「地方から案件なんて取れるのか?」と不安でした。
複数のエージェントに登録した中で、最初に案件が決まったのがフリコンでした。担当の方が丁寧にヒアリングしてくれて、「沖縄からフルリモートでOK」という案件をピンポイントで紹介してくれたんです。
沖縄から東京の案件にフルリモートで参画
そこから年間、ずっと東京の企業案件にフルリモートで参画しています。月単価は60万円以上をキープ。沖縄の生活費を考えると、十分すぎる水準です。
沖縄の家賃は東京の3分の1〜半分程度。同じ手取りでも、生活のゆとりがまるで違います。通勤ストレスもゼロ。朝は海沿いを散歩してから仕事を始める、そんな生活が実現できました。
地方在住で困ったこと・工夫したこと
もちろんメリットだけではありません。困ったことも正直に書きます。
困ったこと: - 時差問題: 沖縄と東京の時差はないが、勉強会・イベントは東京開催が多く物理的に参加しにくい - 急な出社要請: プロジェクトのキックオフや重要な打ち合わせで「一度来てほしい」と言われることがあった - 孤独感: フルリモートで周囲にエンジニアの知り合いが少なく、情報交換の機会が限られた
工夫したこと: - オンライン勉強会を積極活用: connpassやTechPlayのオンラインイベントで情報をキャッチアップ - 出社可能性は事前に確認: 案件参画前に「完全フルリモートか、たまに出社があるか」を必ず確認 - コワーキングスペースを契約: 自宅だけだと気分転換ができない。週2〜3回はコワーキングで作業
地方フリーランスが失敗しないための3つの注意点
常駐案件に安易に手を出さない
地方在住者が常駐案件を受けると、結局は都心への通勤が必要になります。「週1出社OK」と言われても、交通費と移動時間を考えると割に合わないケースが多い。
地方在住のメリットを活かすなら、フルリモート案件に絞るのが鉄則です。
エージェントは最低3社に登録する
1社だけだと案件の比較ができず、単価の相場観もつかめません。最低3社、理想は5社以上に登録して、条件を比較しながら最適な案件を選びましょう。
おすすめの組み合わせはこちらです。
| 役割 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| フルリモート特化 | Remoters | 地方在住者に最適。リモート率90%以上 |
| 低マージン | フリコン | 手取り最大化。マージン5〜10% |
| 大手・案件数重視 | レバテックフリーランス | 案件数No.1。選択肢が豊富 |
時差・稼働時間のすり合わせは初回面談で確認
フルリモートとはいえ、クライアントとの稼働時間帯は合わせる必要があります。特に海外在住の場合、時差が問題になることも。
国内であれば時差はほぼありませんが、「コアタイムは10:00〜15:00」「MTGは午前中」といったルールがある案件もあります。初回面談で必ず確認しましょう。
地域別のおすすめ記事まとめ
当ブログでは、地域別のフリーランスエージェント解説記事も用意しています。お住まいの地域に合わせて参考にしてください。
日本全国の地域別ガイド
| 地域 | 記事 |
|---|---|
| 北海道 | 北海道のフリーランスエージェント |
| 東北 | 東北のフリーランスエージェント |
| 北陸 | 北陸のフリーランスエージェント |
| 東海 | 東海のフリーランスエージェント |
| 中国 | 中国地方のフリーランスエージェント |
| 四国 | 四国のフリーランスエージェント |
| 九州 | 九州のフリーランスエージェント |
| 沖縄 | 沖縄のフリーランスエージェント |
海外からリモートで日本案件を取りたい方へ
海外在住で日本の案件に参画したい方は、こちらの記事をどうぞ。
タイ・バリ島・ジョージアなど国別の解説記事もあります。
よくある質問(FAQ)
地方在住だとエージェントに登録できない?
登録できます。今回紹介した8社はすべて、居住地に関係なく登録可能です。面談もオンラインで完結するため、地方在住で不利になることはありません。
フルリモート案件の単価は常駐より低い?
以前はリモート案件の単価が低い傾向がありましたが、2024年以降はほぼ差がなくなっています。レバテックフリーランスの平均年収881万円にはリモート案件も含まれており、「リモートだから安い」という時代は終わりました。
地方でフリーランスになるのに最低限必要な経験年数は?
一般的には実務経験3年以上が目安です。2年未満だと紹介できる案件が極端に少なくなります。ただし、得意な技術領域やスキルセットによっては2年でも案件が見つかるケースもあるので、まずはエージェントに相談してみてください。
地方在住でも高単価(月80万円以上)の案件は取れる?
取れます。ただし、高単価案件はPM・テックリード・アーキテクト等の上流工程が中心。プログラミングだけでなく、設計・マネジメント経験があると単価が上がりやすくなります。FLEXYはCTO・テックリード向け案件が豊富なので、ハイクラスを目指す方にはおすすめです。
まとめ
地方在住でもフリーランスエンジニアとして稼ぐことは十分に可能です。ポイントは以下の3つ。
- フルリモート特化のエージェントを最優先で登録する
- 最低3社に登録して案件と単価を比較する
- 「地方のハンデ」ではなく「地方のメリット」に目を向ける
僕は沖縄から東京の案件にフルリモートで参画し、都心にいた頃と変わらない(むしろ生活費を考えると上回る)水準で働けています。
まだどのエージェントにするか迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。