- 全体の月額平均単価は2025年12月の78.3万円→2026年3月の76.0万円とやや下落傾向
- ただしミドル以下で5〜10万円減・フルリモート希望で追加5万円減の層分化が進行。ハイスキル/AI活用層はむしろ単価維持〜上昇
- 単価維持の鍵はAI活用の深化+需要高領域への軸足+複数エージェント登録。正社員回帰は全体の25%が検討中
こんにちは、現役フリーランスエンジニアのmah(MaLanka)です。
「フリーランス単価 下がった」「案件が減った」といったポストが2026年春から目立つようになりました。実際、大手調査では月額平均単価がゆるやかに下落傾向を示していますし、Remotersの担当者にヒアリングしてもミドル層以下は5〜10万円減という実感が共有されています。
この記事では、2026年春時点の最新調査データ(エン・ジャパン/フリーランスボード/Findy Freelance)とRemotersの直接取材一次情報をもとに、単価動向の実態と、単価を維持・上昇させる5つの対策を整理します。
さらに、「単価下落」の話題に振り回されずに自分の現在地を見極める視点も最後に添えました。ぜひ参考にしてみてください。
【2026年最新】フリーランスエンジニアの単価は下がっている?現役が市場データと対策5選を解説
2026年春のフリーランスエンジニア月額平均単価は78.3万円→76.0万円とゆるやかに下落していますが、ミドル以下5〜10万円減・フルリモート追加5万円減の層分化、AI活用層は月+10万円のプレミアムと真逆の動きが同時進行中です(2026年5月時点)。
- 【2026年最新】フリーランスエンジニアの単価は下がっている?現役が市場データと対策5選を解説
- 結論:単価は"層によって真逆"に動いている
- 2026年春の単価動向を調査データで検証
- 「下がっている層」と「下がっていない層」の分岐点
- 需給バランスの実態:2026年春は"案件数の3倍の人材余剰"
- 正社員回帰トレンドをどう見るか
- 単価を維持・上昇させる5つの対策
- 筆者の実例:稼働中の案件と単価の実感
- 「単価下落」ニュースに振り回されない視点
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:単価下落は層の問題。実体で勝負する
- おすすめ関連記事
結論:単価は"層によって真逆"に動いている
単価は"層によって真逆"に動いています。ミドル以下(実務経験3〜5年目)は5〜10万円減、フルリモート希望は追加5万円減、ハイスキル層は維持、AI活用層(Cursor/Claude Code等を深く使う層)は上昇傾向、と分化が進行中です(2026年5月時点)。
最初に結論を置きます。
2026年春時点で、フリーランスエンジニアの単価は 「全員下落」ではなく「層による分化」 が進んでいます。具体的には次のような傾向が見えています。
- ミドル以下(実務経験3〜5年目クラス): 5〜10万円の単価下落が顕著
- フルリモート希望者: 上記に加えてさらに5万円減のケースあり
- ハイスキル層(SE/リード/FDE領域): 変動少〜維持
- AI活用層(Cursor / Claude Code等を深く使う層): むしろ単価上昇傾向
次の章から、各調査データで実態を検証します。
2026年春の単価動向を調査データで検証
2025年12月のエン・ジャパン調査で月額平均78.3万円、2026年3月のフリーランスボードで76.0万円、Findy Freelance 2026年調査で約80万円・時間単価5,319円。AI活用層は年収800万円超50% vs 非活用層25%で2倍差です(2026年5月時点)。
複数の大手調査結果とRemotersの直接取材情報をクロスチェックしました。
エン・ジャパン「フリーランススタート」定点調査(2025年12月)
エン・ジャパンが運営するフリーランスエンジニア向けメディア「フリーランススタート」の定点調査によると、2025年12月のフリーランスエンジニアの月額平均単価は78.3万円でした。
注目すべきは、SRE職種の平均単価が高水準から調整方向へとレポートされている点です。AI時代に需要が高まっているとされるSREですが、供給側も増えたことで一旦の調整局面に入ったと読めます。
出典: 2025年12月度 フリーランスエンジニア月額平均単価78.3万円(エン・ジャパン プレスリリース)
フリーランスボード「2026年3月」市場動向レポート
INSTANTROOM株式会社が運営する「フリーランスボード」の2026年3月データでは、月額平均単価は76.0万円。2025年12月比で約2万円の下落です。
3ヶ月で2万円の下落は、単月のブレというよりトレンドとしての軟化と捉えるのが自然です。
出典: 【2026年3月】フリーランス案件の単価における市場動向(フリーランスボード)
Findy Freelance 2026年調査:AI活用層は10万円高い
ファインディ株式会社(Findy)の2026年調査では、フリーランスエンジニアの平均月単価は約80万円、時間単価は5,319円とされています。
さらに注目なのが次のデータです。
- AIツールを積極活用するフリーランスエンジニア: 年収800万円以上の割合が50%
- AIを活用していないエンジニア: 年収800万円以上の割合は25%
つまり、AI活用層は非活用層と比べて年収800万円以上に到達する確率が2倍という結果です。
出典: 【2026年最新】フリーランスエンジニアの平均単価・働き方調査レポート(Findy Freelance)
Remoters担当者ヒアリング(2026年4月13日)
筆者が2026年4月にRemotersの担当者・シエン様に直接ヒアリングした一次情報です。
「単価はハイスキル層で変動が少なく、ミドル以下で5〜10万円の減額傾向があります。フルリモート希望の場合はさらに5万円減のケースも出ています。2026年3月末は案件数の3倍の人材余剰という状況で、同じ単価でもフルスタック対応力が求められる案件が増えています。」
これらを並べると、「全体平均は微減、層別にはミドル以下が明確に下落、AI活用・ハイスキル層は維持以上」 という構造が浮かび上がります。
「下がっている層」と「下がっていない層」の分岐点
下がるか下がらないかは①実務経験の深さ(3年目以下は影響大、5年超リードは維持)、②リモート条件(フルリモは追加5万円減)、③技術スタック(TS/Python/Go/SRE/AIは維持〜上昇)、④AI活用の深度(深ければ+10万円)、の4軸で決まります(2026年5月時点)。
単価下落のニュースに対して「自分は下がるのか?」を判断する軸が必要です。主なファクターは次の4つです。
1. 実務経験の深さ
- 実務経験3年目以下: 5〜10万円減の影響を受けやすい
- 実務経験5年超でリード経験あり: 変動少〜維持
2. リモート条件
- フルリモート希望: 追加で5万円減の傾向
- 常駐OK or ハイブリッド: 選択肢が広く下落圧力が弱い
3. 技術スタック
- 需要高領域(TS/Next.js、Python/LLM、Go、SRE、AI関連): 単価維持〜上昇
- 需要縮小領域(Ruby ミドル以下、Flutter、PHP フルリモ): 下落圧力強め
4. AI活用の深度
- Cursor/Claude Code/Copilot等を深く使い、業務の中核に組み込んでいる: 月単価+10万円以上のプレミアム
- AI活用なし or 表層的な利用: 標準相場帯 or 下落層に属しやすい
需給バランスの実態:2026年春は"案件数の3倍の人材余剰"
2026年3月末のRemotersヒアリングでは「案件数の3倍の人材余剰」状態。一方ITエンジニア正社員転職市場は求人倍率11.6倍(2024年12月時点)とねじれた構造で、フリーランス案件倍率は最大でも2.2倍(PM/クラウド等)にとどまっています(2026年5月時点)。
単価下落の背景には、需給バランスの変化があります。
Remotersの実感:案件数の3倍の人材余剰
2026年3月末時点で、Remotersの担当者は「案件数の3倍の人材が余剰している状況」とコメントしています。前年同期と比べて供給が急増した形です。
ITエンジニア転職市場との乖離
一方で、ITエンジニアの正社員向け転職市場を見ると様相が違います。
- ITエンジニア転職求人倍率: 11.6倍(2024年12月時点)
- フリーランス案件倍率: 最大でも2.2倍(PM/クラウド等)
正社員側は相変わらずの人材不足なのに、フリーランス側は競争が激しくなっているというねじれた構造が生まれています。
出典: 【求人倍率11.6倍】エンジニア採用が難しい理由と人材確保のコツを解説(レバテック)
フリーランス希望者は増加傾向が続いている
エン・ジャパンのITフリーランス市場調査レポートによれば、ITフリーランスの市場規模は10年で1.6倍に成長見込みとされ、企業側の6割が「今後、活用を増やしたい」と回答しています。コロナ以降の働き方多様化ブームで独立者が増え続け、2026年春にその累積が需給バランスを崩したというのが実態に近いと考えられます。
正社員回帰トレンドをどう見るか
Findy Freelance 2026年調査では全体の約25%が正社員転向を検討中ですが、時間単価が高い層ほどフリーランス継続志向と二極化。「戻る」も「続ける」も二極化に応じた戦略選択であり、自分が属する層の自覚が判断軸になります(2026年5月時点)。
需給の緩みを受けて、フリーランスから正社員へ戻る動きも注目されています。
Findy調査:全体の25%が正社員転向を検討
Findy Freelanceの2026年調査では、フリーランスエンジニア全体の約25%が正社員への転向を選択肢として検討していると報告されています。
理由として挙げられているのが次のような点です。
- 生成AI時代の技術革新に伴う将来的な安定性の確保
- 案件獲得の不安定さへの不安
- 社会保険・税制面の負担感
ただし「時間単価が高い層」はフリーランス継続志向
興味深いのは、時間単価が高い層ほどフリーランス継続を志向しているという調査結果です。AI活用で高い市場価値を維持できているエンジニアほど、正社員に戻る理由が薄いということになります。
筆者の見方:戻るか続けるかは"層の自覚"次第
単価を維持・上昇させる5つの対策
単価維持・上昇の5対策は、①AI活用の深化(月+10万円)、②フルスタック対応力、③需要高領域(TS/Python/Go/SRE/AI)への軸足シフト、④複数エージェント登録(リモート特化1社+大手1社が最低ライン)、⑤単価交渉の実践(5〜15万円上振れ余地)です(2026年5月時点)。
ここからが実戦編です。2026年の市場環境でフリーランスエンジニアが単価を維持・上昇させるための具体策を5つに絞りました。
対策1:AI活用を"深く"使いこなす
Findy調査で明確に示されているとおり、AIを深く活用しているエンジニアは月単価が10万円以上高い状況です。
- Cursor/Claude Code/Copilot等を「コード生成の補助」ではなく「開発フロー全体の中核」として使う
- プロンプトチューニング・AIエージェント的ワークフローの構築
- レビュー・設計・テスト自動生成までAIに委ねて、自分は判断と品質管理に集中
対策2:フルスタック対応力を広げる
Remotersの担当者も「同じ単価でもフルスタック対応力を求められる案件が増えている」とコメントしています。フロント/バックエンド/インフラのどれか2つ以上を「手が止まらない」レベルで動かせるかが分岐点です。
対策3:需要高領域(TS/Python/Go/SRE/AI)への軸足シフト
Remotersヒアリングで最需要と挙がったのは TypeScript(Node.js / Next.js)/Python(LLM・生成AI)/Go/SRE の4領域です。
新規学習なら、まず1つ深く習得してから隣接領域へ広げるのがおすすめです。
対策4:複数エージェント登録で相場把握
「自分の単価が適正か」は、1社のエージェントだけでは判断できません。リモート特化型1社+大手1社の最低2社は登録して、同スキル帯の相場を複数から取るのが基本です。
対策5:単価交渉を実践する
単価は黙っていても上がりません。更新タイミング・新規参画時の交渉は必須スキルです。
5対策のまとめ
| 対策 | 期待効果 | 難度 |
|---|---|---|
| AI活用の深化 | 月+10万円(Findy調査ベース) | 中〜高 |
| フルスタック化 | 同単価維持 | 中 |
| 需要高領域シフト | 単価上昇余地 | 中〜高 |
| 複数エージェント登録 | 相場把握・機会損失減 | 低 |
| 単価交渉 | 5〜15万円上振れ余地 | 中 |
筆者の実例:稼働中の案件と単価の実感
筆者はRemoters経由で2025年1月末〜現在(約1年半)Ruby/React/TypeScriptの案件を継続参画中。3ヶ月区切り自動更新で2-4月期も終了通知なく5〜7月期も続行決定済みで、「3倍人材余剰」環境下でも単価維持できています(2026年5月時点)。
独自情報として、筆者自身の現況を共有します。
- Remoters経由で継続参画中の案件: 2025年1月末〜現在(約1年半)
- 技術: Ruby / React / TypeScript
- 契約形態: 3ヶ月区切りの自動更新、終了時は1ヶ月前通知
- 直近の動き: 2-4月期の更新時も終了通知なく、5〜7月も続行決定
2026年3月末の「3倍人材余剰」環境下でも、継続案件として単価維持できている理由は以下に集約されると感じています。
- Ruby主軸ながら TypeScript 5年+React の周辺スキルで「フルスタック対応力」を担保している
- Cursor / Claude Code等を日常業務に組み込んでおり、AI活用が単なる"利用"ではなく"武器化"できている
- エンド企業との距離が近く、業務ドメインを理解した提案ができる状態を維持している
FDEというAI時代の新職能については、別記事で解説しているので興味があればどうぞ。
「単価下落」ニュースに振り回されない視点
平均単価は全フリーランスの集計値にすぎず自分の単価とは直接関係しません。リーマン・コロナ・AI調整など下落ニュースは過去10年で何度も来ており、重要なのは平均値より自分が属する層の需給と現在地の冷静なマッピングです(2026年5月時点)。
ここまで市場データを並べてきましたが、最後に冷静な視点も添えておきます。
平均単価は"ただの集計値"でしかない
「月額平均78.3万→76.0万」という数字は、全フリーランスエンジニアの案件を合計して割っただけの指標です。自分の単価が下がるかどうかとは直接関係しません。
重要なのは、自分が属する層の需給であり、平均値はその参考にしかなりません。
下落ニュースは定期的に来る
IT業界の単価動向は、過去10年を振り返ってもリーマンショック・コロナ・AIバブル調整など定期的にニュースになってきました。その度に「フリーランスは終わる」「正社員に戻るべき」といった声が上がりますが、実際には層ごとに真逆の動きをしているのが常です。
自分の現在地を見るほうが先
- ミドル以下/フルリモ希望/需要減領域 に複数該当する → 対策を真剣に考えるタイミング
- ハイスキル/AI活用深い/需要高領域 のいずれかに該当 → ほぼ影響なし、自分の武器化に集中
「戻る」も「続ける」も戦略
正社員回帰の25%という数字も、悲観的に読む必要はありません。安定性を求めて戻るのも正解ですし、単価を維持できている層がフリーランスを続けるのも正解です。市場の二極化は、選択肢が増えたと捉えることもできます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「ミドル以下」とは実務経験何年目のこと?
IT業界でのミドル層は、実務経験3〜5年目を指すケースが一般的です。この層は案件数が多く参入者も多いため、需給バランスの影響を受けやすい位置にあります。
Q2. 単価下落はいつまで続く?
2024年末以降の独立者急増・生成AI普及に伴う開発生産性向上・AI系スキルの相対的需要増、という複数要因が絡んでいるため、短期的な底打ちは見えづらい状況です。2026年3月末の「案件数の3倍の人材余剰」(Remotersヒアリング)も単月のブレというより構造的な変化に見えるため、当面は同様の需給感が続くと考えておいた方が安全です。
Q3. これから独立するのは控えた方がいい?
スキル層と戦略次第です。AI活用深度が高く、TS/Python/Go/SREいずれかで3年以上の経験があるなら、独立しても単価を維持できる可能性は十分あります。逆にミドル層で需要減領域がメインのスキルなら、独立前に周辺スキル・AI活用を仕込んでおくのが安全です。
Q4. フルリモートは諦めるべき?
諦める必要はないと考えます。フルリモート比率は案件全体の約25%(Remoters調べ)で維持されており、Remotersのようなフルリモート特化エージェントを使えば選択肢は十分あります。ただし「追加で5万円減」のコストは織り込む必要があります。
Q5. 正社員に戻る判断軸は?
時間単価が上昇傾向か下落傾向かを軸にするのがおすすめです。上昇or維持なら継続、慢性的に下落しているなら市場との相性を疑うタイミングと言えます。単純な「不安」ではなく、数字ベースで判断するのが後悔の少ない選択肢です。
まとめ:単価下落は層の問題。実体で勝負する
2026年春のフリーランスエンジニア単価動向は、次のように整理できます。
- 全体平均は78.3万→76.0万でゆるやかに下落
- ミドル以下は5〜10万減、フルリモ希望は追加5万減が顕著
- AI活用層は月+10万円、年収800万超の割合が2倍
- 正社員回帰は全体の25%が検討中、ただし高単価層はフリーランス継続志向
対策は次の5つに集約されます。
- AI活用を"深く"使いこなす
- フルスタック対応力を広げる
- 需要高領域(TS/Python/Go/SRE/AI)への軸足シフト
- 複数エージェント登録で相場把握
- 単価交渉を実践する
そして最後に、平均値に振り回されず自分の現在地を冷静にマッピングするのが何より大事だと考えています。
2026年の市場は「一律下落」ではなく「二極化」が進行中です。対策を実装すれば、フリーランスエンジニアという働き方は引き続き十分に戦えるフィールドだと言えます。
相場把握・複数エージェント登録を始めるなら、まずはフルリモート特化のRemotersから話を聞いてみるのがおすすめです。
(※>>無料で利用できます)
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参考にした一次情報・ソースは以下の通りです(2026年4月取得)。