- フルリモート案件で通勤がなくなると、毎日2時間以上の余白が生まれる
- ブログ・個人開発・プログラミング指導の3つで年収に上乗せ。副業の前提はフルリモート確保
- フルリモート案件を安定して取り続けるには、フルリモート専用エージェントの活用が近道
フリーランスエンジニアの収入源は「案件収入だけ」で十分だと、独立したばかりの頃は考えていました。
でも2020年5月、飲食店向けシステムの案件がコロナで突然打ち切られ、その月のエンジニア収入はゼロになりました。面談も次々と流れ、「一本足打法」のリスクを骨身に染みて感じた体験です。
そして副業を続けてわかったのが、フルリモート案件じゃないと副業は続かないという現実でした。
通勤が消えると、毎日2時間以上の時間が手に入ります。この余白が、ブログ・個人開発・プログラミング指導の3つの副収入を育てた原資でした。
この記事では、フリーランスエンジニアが副業を並走させた実録と、そのために必要なフルリモート案件の確保方法をまとめます。
フルリモートが「副業の余白」を作る理由
通勤時間ゼロで1日2時間が手に入る
総務省の「令和3年社会生活基本調査」によると、通勤・通学時間は全国平均で往復1時間19分。首都圏は特に長く、神奈川1時間40分・千葉/東京1時間35分・埼玉1時間34分と、いずれも1時間半を超えています。
フルリモートになると、この時間が丸ごと手に入ります。
首都圏在住なら1日1.5〜2時間 × 250稼働日 = 年間400〜500時間。
この時間が副業の原資になります。
ブログ1記事に3〜5時間かかるとして、年間80〜160記事が書ける計算です。副業の積み上げは「まとまった時間」より「毎日の小さな時間」で動くので、通勤ゼロの効果は数字以上に大きいです。
フルリモートは「場所の移動コスト」もゼロにする
フルリモートの恩恵は「通勤がない」だけではありません。打ち合わせへの移動もなく、「今日はコワーキング、明日は近所のカフェ」という場所の使い分けができます。
場所の自由は、単純に「どこでも住める」だけでなく、日常の移動コストがゼロになることでもあります。
フルリモートでなければ、副業の時間を作るために「睡眠を削る」か「週末だけ集中する」しかありませんでした。どちらも長続きしません。
コロナ打ち切りで学んだ「収入分散の必要性」
2020年5月、飲食店向けシステムの案件がコロナで打ち切られ、エンジニア収入がゼロになりました。面談日程も「担当者がコロナ陽性」「企業が予算カット」で立て続けに流れ、空白が2ヶ月に及びました。
この時期、ブログの収益(月数万円)が唯一の継続収入でした。
案件収入は突然ゼロになることがあります。副業収入を持っておくことで、そのリスクが大幅に下がります。
筆者が実際に作った3つの副収入
副収入1: ブログ(半年で約21万円)
ブログを開設して6ヶ月で、総売上209,924円を達成しました。
| 収益源 | 金額 |
|---|---|
| ASPアフィリエイト | 177,570円 |
| note | 27,200円 |
| AdSense | 2,641円 |
| その他(Amazon等) | 2,513円 |
| 合計 | 209,924円 |
月平均にすると約3.5万円。エンジニア収入と比べると小さいですが、継続的に入り続ける「固定費ゼロの収入源」としての価値は大きいです。
フリーランスエンジニアがブログを書くメリットは収益だけではありません。技術記事がポートフォリオになり、面談での話題になり、フリーランスとしての信頼性が上がります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
副収入2: 個人開発プロダクト(Chrome拡張を11本公開)
案件の合間に、自分が困っている問題を解決するプロダクトを積み重ね、現在までに11本のChrome拡張を無料公開しています(extensions.malanka.org)。ここでは代表的な3本を紹介します。
KakureLink(隠れリンク切れ検出ツール)
アフィリエイトの「リダイレクト先404」「ソフト404」など、見た目では正常に見えるリンク切れを検出するChromeツールです。「隠れリンク切れ」という概念を独自に定義し開発しました。
Untappd Rating Sorter
クラフトビール管理アプリ「Untappd」のレビューを評価スコア順にソートするChrome拡張機能です。自分がビール記事を書くときに必要で作ったものです。
freee税務チェッカー
確定申告で使っているfreeeで、経費の税務リスクをリアルタイムで判定するChrome拡張機能です。2026年版として公開中です。
個人開発は収益化を急ぐより、「自分が困っていることを解決する」姿勢で始めると長続きします。
副収入3: プログラミング指導(延べ150人)
フリーランスになってからプログラミング指導を続けており、累計延べ150人になりました。
オンラインでのメンタリング、プログラミングスクール経由のメンター業、知人への技術相談など形はさまざまです。フルリモートで場所を選ばないので、地方在住でも問題なく続けられました。
エンジニアとしての知識は「作る」以外に「教える」という形でも価値になります。
指導料は案件収入と比べると小さいですが、収入の種類が増えること自体にリスクヘッジとしての価値があります。
副業を並走させるにはフルリモート案件が前提
「出社ありの案件」では副業が続かない現実
副業を始めたいと思っても、出社ありの常駐案件と並走させるのは現実的に難しいです。
- 帰宅時間が20〜21時
- 翌朝は早起きして電車に乗る
- 休日は疲れてPCを開けない
この状態でブログを書こうとしても、週に1記事書けたらいい方です。個人開発を進めるほどの気力は残りません。
フルリモートになることが、副業継続の「前提条件」になります。
フルリモートに切り替えた途端、朝の余白が生まれ、帰宅後の体力も変わりました。「仕事が終わったら移動がある」というストレスがなくなるだけで、回復が全然違います。
2026年、フルリモート案件はどこで探すか
出社回帰の流れで、一般エージェントの「リモートOK案件」は減少傾向にあります。「リモート可」と書いてあっても、週1〜2日の出社を求められるケースも増えています。
そこで重要になるのが、フルリモート案件だけを扱うエージェントへの登録です。
自分も2024年12月からRemotersを活用しており、地方在住のまま東京企業の案件に携わり続けられています。
詳しい評判・特徴は以下の記事をご覧ください。
フルリモート案件を選ぶ3つのポイント
1. エージェントはフルリモート特化を選ぶ
一般エージェントで「フルリモート案件」を探すと、条件の確認や交渉に時間がかかります。最初から
副業を並走させたい場合、エージェント選びの段階で「フルリモート絶対条件」と明言しておくことが重要です。
2. 精算幅を確認する
精算幅(稼働時間の下限〜上限)が狭い案件(例: 160〜180時間)は残業リスクが高く、副業の余白が消えます。
副業との並走を重視するなら、「精算幅140〜180時間」の案件を選ぶのが基本です。下限が低いほど「少ない稼働でも単価が保証される」ためリスクが小さく、余白も確保しやすいです。
精算幅は案件選びで最初に確認すべき項目の一つです。
3. 複数のエージェントに並行登録する
フルリモート案件の選択肢を広げるために、Remoters以外にもフリコンなど複数のエージェントに並行登録しておくと安心です。
案件が終わる数ヶ月前から複数エージェントで同時に探し始めることで、空白期間なく次の案件に移れます。
副業を始める前に確認しておくこと
案件契約の「副業禁止条項」を確認する
フリーランス契約でも、稀に「副業禁止」または「競合他社での業務禁止」の条項が入ることがあります。
ブログや個人開発は一般的に問題ないケースが多いですが、プログラミング指導や別クライアントでのシステム開発を並走させる場合は確認が必要です。参画前に契約書を必ず確認し、不明な点はエージェント経由でクライアントに確認してもらいましょう。
副業収入はすべて確定申告に含める
副業の「年20万円以下なら申告不要」のルールは会社員(給与所得者)向けの特例で、個人事業主(フリーランス)には適用されません。フリーランスは金額の大小を問わず、すべての収入を確定申告に含める必要があります。
もともと確定申告をしているフリーランスにとっては、副収入を同じ申告書に合算するだけなので手間は大きく変わりません。青色申告(65万円控除)を選択している場合、副業に関連する経費(PCソフト代、書籍代など)も合算して計上できます。
ただし所得区分(事業所得/雑所得)の判定や経費の計上範囲は案件・状況によって異なるため、不安な場合は税理士に確認することをおすすめします。
まとめ: 副業の出発点はフルリモート案件の確保
常駐案件で通勤しながら副業を続けるのは、体力的に難しく長続きしません。副業を本気でやるなら、まずフルリモート案件に切り替えることが先決です。
| 常駐(出社あり) | フルリモート | |
|---|---|---|
| 通勤時間 | 往復1〜2時間 | ゼロ |
| 1日の余白 | ほぼなし | 2時間以上 |
| 副業の継続しやすさ | 難しい | しやすい |
| 場所の自由 | なし | あり |
| 副業の選択肢 | 限られる | 広い |
フルリモート案件を確保する最短ルートは、フルリモート案件のみを扱うエージェントへの登録です。
フルリモートエージェントをもっと比較したい方は以下の記事をご覧ください。