スリ飯屋MaLankaのフリーエンジニアな日々

このブログでは、フリーランスエンジニアとしての実体験から、フリーランスエンジニアに関するノウハウ、ブログや沖縄移住、スリランカの最新情報について発信します。

フリーランスエンジニアの闇と現実|7年目が語る辛かった瞬間と乗り越え方

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  • フリーランスエンジニアの「闇」は実在する。案件が途切れれば収入ゼロ、ポジショントークに踊らされれば判断を誤る
  • 筆者自身、コロナでの案件打ち切り・書類落選・血便が出る激務を経験してきた
  • 年目の今だから言える「闇との付き合い方」を本音でまとめた
2019年に独立して、気がつけばフリーランスエンジニア年目です。
フリーランスエンジニアって、実際のところどうなんですか?
正直に言います。辛いこと、たくさんありました。でも「辛かったから辞める」ではなく、「辛かったからこそ分かったこと」がある。今回はそれを全部書きます。

この記事では、自分が実際に経験した「フリーランスエンジニアの闇」を包み隠さず語ります。

闇を語りつつも、最終的には年続けてきた自分なりの「闘い方」もお伝えします。

フリーランスエンジニアの闇、ぶっちゃけます

「高収入」は幻想?案件が途切れたら収入ゼロ

フリーランスエンジニアって、会社員より稼げるんですよね?

よく言われます。確かに、ひと月の単価だけを見れば高収入を狙いやすいのは事実です。

会社員なら25万円くらいの仕事が、フリーランスなら50〜60万円の報酬額になることもあります。

もしそれだけの話なら、100%フリーランスになるべきですよね。

が、フリーランスエンジニアは常に高いリスクを抱えています。

  • スキル不足による契約終了
  • 人件費カットによる契約終了
  • プロジェクト自体の打ち切り

こういったことが起きると、真っ先にフリーランスエンジニアは契約終了となります。

案件が途切れてしまうと、ひと月だけで見ると稼げていたはずが、気づけば会社員の時よりも年収が下がっていたなんてことが普通に起こります。

自分も独立2年目に、コロナで案件が打ち切りになり1ヶ月エンジニア収入ゼロを経験しました。高収入に見えるのは「途切れずに案件が続いている場合」だけです。

まさにハイリスク・ハイリターン。実力主義の生き方です。

ポジショントークに騙されない

ネットには、やたらとフリーランスになることを煽る記事や発信が溢れています。

自分もフリーランスエンジニアですが、正直「ちょっとポジショントーク過ぎだな」と思うことがよくあります。

特に気をつけたいのが、次の3つの常套文句です。

1.「場所や時間に縛られず、自由な働き方ができるよ」

自分は常駐とリモートの両方を経験しましたが、どちらにも制約がありました。

常駐なら出社義務、リモートでも毎日のMTGやビデオ通話の常時接続など、意外と場所や時間の縛りは多いのが現実です。

2.「やりたいことだけを仕事にできるよ」

フリーランスになっても、スキルがなければそもそも仕事を受けられません。その中から「やりたい仕事だけ選ぶ」なんて、圧倒的なスキルと人望がないと無理です。

案件の中には「面白い」と思う部分も、「こんなことやりたくない」と思う部分も両方混じっています。キレイごとじゃないんですよね。

3.「高単価を取れるから、スキルさえあれば一気に稼げるよ」

これは「案件に参画できている状態なら」という条件付きです。プロジェクトが終了したら、スキルがあっても仕事を失います。

「自由」「やりがい」「高単価」。どれも嘘ではないけど、条件付きの話です。ポジショントークを鵜呑みにして独立すると、理想と現実のギャップに苦しみます。

「自由な働き方」の裏側

個人的に、自由というのは「あらゆる面において、周りへの依存度が低い状態」を指すと思っています。

その点で言うとエンジニアの仕事は、周りのメンバーとのコミュニケーション、MTGや進捗報告の時間的縛り、出社の物理的制約など、周りに依存し、それに左右されることが多いです。

フリーランスエンジニアになれば自動的に自由になれるわけではありません。

「自由な働き方がしたい」と思っている人は、「本当に、フリーランスエンジニアになれば自由になれるのか?」を今一度ゆっくりと考えてみてください。

自分がやめたくなった瞬間・自信を失った瞬間

ここからは、自分がリアルに「やめたい」「もう無理だ」と思った体験を書きます。

コロナで案件打ち切り ── 収入ゼロの恐怖

自分は飲食店向けの新規開発案件に半年間参画していましたが、コロナの影響でプロジェクト自体が打ち切りになり、2020年4月末で契約終了になりました。

ターゲットが飲食店ということもあり、3月から危険を予測していました。不幸にも、それが見事に的中。

最終日、チームのリーダーと話しましたが、リーダーも「自分も今やる仕事がない状態」「新規事業を始める方針だが、上層部の指示待ちで何もできない」と。あれだけイキイキしていた人が路頭に迷っている姿を見て、プロジェクト打ち切りの厳しさを痛感しました。

5月の収入はどうなったんですか?
エンジニアとしての収入はゼロでした。補償も後ろ盾もないフリーランスにとって、「有事には真っ先に切られる」という現実を身をもって体験しました。

書類選考・面談で落ちまくる

6月からの案件を探し始めましたが、ここでも壁にぶつかりました。

案件の紹介はあるものの、「企業が予算をカットしたので募集を打ち切った」「面談予定の担当者がコロナ陽性になった」といった理由で面談まで辿り着かないケースが多発。

さらに、コロナの影響で企業が採用を縮小し、「実務経験3年以上」「基本設計から運用まで一貫した経験」といった案件ばかりが増えていました。

自分は当時まだ実務経験1年半ほど。書類選考が通らない。面談まで進んでも「後日面談した別のエンジニアの方が経験豊富だった」でお見送り。

不器用ながらも並みではない熱量を注ぎ込んできた自覚はあったのに、それでも選ばれない。正直、かなり凹みました。

「経験年数が足りない」と言われ続けるのは、スキルの問題ではなく構造の問題だと頭では分かっていても、心が追いつきませんでした。

仕事を断れず潰れかける

案件が途切れる恐怖の反動で、来た仕事を全部受けてしまうフリーランスは少なくありません。

自分の身近にも、仕事を断れずにキャパオーバーになったフリーランスエンジニアがいました。

何度も「自分のキャパを把握しないとダメだ」「限界まで仕事で埋めたらメンタルの余裕がなくなる」と伝えていたのに、また同じことを繰り返す

結果、勝手にストレスを溜め込み、身近な人間にネガティブな感情をまき散らす存在になっていました。

「人の役に立てるから」と聞こえはいいけど、そのせいで勝手にストレスを溜め、身近な人にとばっちりを食らわせる。これは到底許されません。

仕事を断ることも、立派な仕事です。自分の仕事量を管理できないと、壊れるのは自分ではなく周りの人間関係です。

激務で血便が出た話 ── メンタルを壊す前に逃げろ

血便が出た実体験

2020年6月、独立して約1年の頃。次の案件に入ったのですが、参画3週間で平日15時間・土日返上の稼働に追い込まれました。

リリースが近いという理由で、仕様が未確定のまま開発をスタート。手戻りが発生してもスケジュールは据え置き。

そして、ある日トイレに行ったとき。

血便が出ました。

顔面が真っ青になりました。人間、体が資本です。体を壊したら仕事もクソもありません。

PMに血便が出たことを報告しましたが、翌月も同様のスケジュールを組まれました。 全く配慮されていなかった。

「こいつは人間じゃないな」と心の底から確信しました。もう呆れて、土日出勤も残業も全て断りました。それで契約が終わるならそれはそれ。こっちから願い下げです。

「逃げ」は恥ずかしいことではない

でも、途中で案件を抜けるのって信用を失いませんか?

確かに、無責任に飛ぶのは論外です。

でも、心身を壊してまでしがみつく案件に価値はありません。

自分は土日出勤や残業を断るという形で線を引きました。即座に逃げたわけではなく、「これ以上は無理です」と伝えた上で離れたのです。

その結果、メンタル面での健康を取り戻し、良い状態で次の仕事に臨めるようになりました。「辞めるべきタイミングで辞める判断力」は、フリーランスの生存スキルだと思っています。

ブラック案件の見分け方

血便が出たあの案件を振り返ると、入る前から危険信号は出ていたと思います。

案件探しの時点で気をつけたいキーワードがあります。

  • 「こまめなリリース」「スピード感」「アジャイル」 → 聞こえはいいが、際限ない稼働を求められる可能性がある
  • 「24時間365日対応可能な方」 → 論外です
  • 仕様が固まっていないのに納期だけ決まっている → 手戻りで消耗する典型パターン
「スピード感」「アジャイル」は魅力的に見えますが、自分はこのキーワードの案件で平日15時間・土日8時間に追い込まれました。キラキラワードの裏側は必ず確認してください。

7年続けて分かった「闇との付き合い方」

ここまでネガティブな話ばかりしてきましたが、自分は年目の今もフリーランスエンジニアを続けています。

辞めなかった理由は、闇を経験するたびに「対処法」を身につけてきたからです。

1. 収入源を分散する

エンジニア案件だけに依存するのは危険です。

自分はプロジェクト打ち切りで収入ゼロを経験してから、ブログやアフィリエイトなどエンジニア以外の収入源を作ることに力を入れ始めました。

プログラミング以外の収入源があるだけで、案件が途切れた時の精神的な余裕がまるで違います。

2. エージェントは複数登録しておく

案件が途切れてから探し始めると、焦りで判断を誤ります。

常に2〜3社のエージェントに登録しておき、案件の情報が入ってくる状態を維持するのが大事です。

自分はフリーランス初期から複数のエージェントを使い分けていて、今は

経由でフルリモート案件に参画しています。

3. 「NO」と言う練習をする

仕事を断れない人は、最終的に自分か周りを壊します。

「この仕事を受けたら、自分のキャパの何割が埋まるか?」を常に意識してください。

8割を超えたら黄色信号。10割に達したら赤信号です。余白がないと、イレギュラーが発生した瞬間に崩壊します。

4. 「逃げる基準」を事前に決めておく

自分の場合、以下のいずれかに該当したら案件を離れる判断をします。

  • 体調に明らかな異変が出た(血便・不眠・食欲不振など)
  • 仕様変更や手戻りに対して、スケジュールの見直しが一切行われない
  • 相談しても改善の意思がない

基準を事前に決めておくと、いざという時に迷わず動けます。感情的になってからでは遅いんですよね。

5. 雇われ根性を捨てる

フリーランスに会社員のような「とりあえず出勤すれば給料がもらえる」感覚は通用しません。

「自分の力で生き抜く」という意識を持っている人は、スキルも収入も上がっていきます。

市場で求められているスキルを把握し、自分の強みをさらに伸ばす方向に学習を集中させる。

人間、キツい状況を乗り越えている時が一番成長します。闇を経験するたびにそう実感しています。

よくある質問

Q. フリーランスエンジニアはやめておいた方がいい?

  1. 一概には言えません。ただ、「厳しいかもしれないけど自分の腕一本で生きていく」という覚悟がない人にはおすすめしません。逆に、覚悟があるなら挑戦する価値はあります。やってダメなら、フリーランスで培ったスキルを持って会社に就職すればいいのです。

Q. 案件が途切れた時、どうしのいでいましたか?

  1. 自分の場合、コロナで案件が途切れた時はブログやアフィリエイトの収入がありました。エンジニア収入はゼロでも、完全に無収入にはならなかったことが精神的な支えになりました。

Q. フリーランスに向いている人の特徴は?

  1. 「自分のキャパを把握できる人」「NOと言える人」「収入が不安定でもパニックにならない人」。この3つのうち、1つでも当てはまらないなら、まずは会社員として経験を積んでからの独立をおすすめします。

Q. 血便が出た後、病院には行きましたか?

  1. はい。案件から離れた後に受診しました。幸い大きな病気ではありませんでしたが、ストレスと過労が原因と言われました。体の異変は「このまま続けるな」という最後のサインです。

まとめ ── 闇はある。でもそれは「終わり」じゃない

フリーランスエンジニアの闇は実在します。

  • 案件が途切れれば収入ゼロ
  • ポジショントークに踊らされれば判断を誤る
  • コロナや景気変動で、真っ先に切られるのはフリーランス
  • キャパを超えた仕事を受ければ、壊れるのは自分か周りの人間関係

自分はコロナでの収入ゼロ、書類落選の連続、血便が出るほどの激務を全部経験しました。

それでも年目の今、フリーランスエンジニアを続けています。

闇を知った上で、それとどう付き合うかを自分で決める。それがフリーランスエンジニアという生き方だと思っています。

辛いことは確実にあります。でも、キツい状況を乗り越えた先に成長があるのも事実です。闇に飲まれるのではなく、闇を知った上で戦える人でありたいですね。

もし今、案件探しに困っていたり、フルリモートで安定した案件を探しているなら、リモート案件に特化したエージェントに相談してみてください。自分も利用していて、地方にいても高単価の東京案件に携わることができています。