- 15社にインタビューした結果、海外から日本の案件に参画できるエージェントは8社だけだった
- Remoters経由でフルリモート稼働中の筆者が、各社の海外対応状況・リモート率・支払いサイトを比較表で紹介
- 税金・ビザ・時差対策・デジタルノマドビザまで、海外フリーランスに必要な情報をまとめて解説
海外移住やノマドワークを実現したいフリーランスエンジニアが増えていますが、有名どころのフリーランスエージェント15社ほどにインタビューしてみると、海外からの参画は多くの企業が渋っていて案件がないことが判明しました。
自分はフリーランス歴年で、Remoters経由でフルリモート稼働中。沖縄からのリモート参画経験もあり、各社に直接確認した結果をまとめました。
この記事を読めば、海外在住でも日本の案件を取れるエージェントがどこか、そして海外フリーランスに必要な税金・ビザの基礎知識がすべてわかります。
- 海外から日本の案件を取れるエージェントは限られる【15社調査の結論】
- 海外対応フリーランスエージェント比較表
- おすすめエージェント8社の詳細
- 海外から参画できないエージェント一覧
- 海外在住フリーランスが案件を取るための3ステップ
- 海外フリーランスの税金・確定申告の基礎知識
- ビザとデジタルノマドビザ
- 海外からの案件参画で成功するコツ
- 海外のフリーランス案件紹介サービス(主要5選)
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
海外から日本の案件を取れるエージェントは限られる【15社調査の結論】
海外在住で日本のフリーランス案件を取れるエージェントは15社中8社のみ。Remoters・FLEXY・フリコン・ITプロパートナーズ・Bizlink・SOKUDAN・Remogu・Wizuna(現在休止中)が対象です。2025年以降は出社回帰トレンドでリモート案件自体が貴重になり、海外対応のハードルはさらに上がっています(2026年3月時点)。
海外から日本の案件を獲得するルートは大きく2つあります。
| ルート | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 日本のフリーランスエージェント | 日本語で完結、高単価、安定 | 海外対応可のエージェントが限られる |
| 海外クラウドソーシング(Upwork等) | 案件数が豊富、英語圏の報酬水準 | 英語力必須、競争が激しい |
15社に問い合わせた結果、海外からの参画に対応しているのは8社だけでした。2025年以降は出社回帰トレンドでリモート案件自体が貴重になりつつあり、海外対応のハードルはさらに上がっています。
海外対応フリーランスエージェント比較表
海外対応エージェント8社の比較は、Remoters(リモート率ほぼ100%・支払いサイト20日)、FLEXY(リモート90%以上・30日)、フリコン(マージン3%〜・30日)、ITプロパートナーズ(70%・35日)、Bizlink(海外参画3人・30日)、SOKUDAN・Remogu(100%・30日)、Wizuna(休止中)の構成です(2026年3月時点)。
| エージェント | 海外対応 | リモート率 | 支払いサイト | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Remoters | ○ | ほぼ100% | 20日 | リモート特化。筆者も利用中 |
| FLEXY | ○ | 90%以上 | 30日 | 週3稼働・自社プロダクト案件が強み |
| フリコン | ○ | 多数 | 30日 | 低マージン3%〜。海外参画実績あり |
| ITプロパートナーズ | ○ | 70% | 35日 | リモート案件多め |
| Bizlink | ○ | 多数 | 30日 | 海外から現在3人参画中 |
| SOKUDAN | ○ | 多数 | 案件による | 複業・フリーランス向けマッチング |
| Remogu | ○ | 100% | 30日 | 全案件リモート。海外メンバー多数 |
| Wizuna | 休止中 | - | - | 2023年9月〜サービス休止 |
おすすめエージェント8社の詳細
おすすめは現役利用中のRemoters(株式会社Teraz運営・北海道〜沖縄まで全国に利用者)、リモート9割のFLEXY、低マージン3%〜のフリコン(40代後半フィリピン在住の参画実績あり)、リモート7割のITプロパートナーズ、海外3人参画中のBizlink、SOKUDAN、フィリピン・台湾・イスラエルメンバー在籍のRemoguです(2026年3月時点)。
1. Remoters(リモーターズ)

利用者は北海道から沖縄まで全国に渡り、海外からの参画も可能です。

2025年以降、出社ムードが高まってリモート案件自体が貴重になりつつあります。「レバテックやギークスだとリモート案件が見つからなかった」という方は、Remotersに相談してみてください。
2. FLEXY(フレキシー)
FLEXY(フレキシー)は、株式会社サーキュレーションが運営する、エンジニア・デザイナー・CTO・技術顧問を中心に週3前後×自社プロダクト案件を紹介するサービス。
FLEXYの担当者に海外からの参画について直接確認しました。
広報の方にも確認したところ、詳細な事例は非公開ですが問題なく参画可能とのことでした。
FLEXYの案件は9割がリモート案件なので、海外からの参画を狙うならかなり有力な選択肢です。
3. フリコン
フリコンは、株式会社ヘルスベイシスが運営するフリーランスエンジニア特化型エージェントです。
担当者の方に海外からの参画について確認しました。
その方の詳細は以下の通りです。
- 外資系企業のPHPでの開発案件
- 日本人女性でフィリピン在住
- 年齢は40代後半
- 英語が話せる
- 契約期間は1年間、請負契約
- 勤務時間はフルフレックス
4. ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズ
はリモート案件が7割。

実際に海外から案件参画しているフリーランスもいるので、リモート案件を獲得したい方は相談してみてください。
5. Bizlink(ビズリンク)
Bizlinkに海外からの参画について問い合わせました。
6. SOKUDAN
SOKUDANは、複業・フリーランス向けのマッチングプラットフォームです。海外からの案件参画実績もあり、公式サイトでも海外フリーランスに関する情報を発信しています。
7. Remogu(リモグ)
Remogu(リモグ)が扱う案件はすべてリモートワーク案件です。
自分は以前、Remogu運営元Lassicの「KnockMe!」というプロジェクトに沖縄から9ヶ月間参画していましたが、フィリピン、台湾、イスラエルなど海外から参画しているメンバーが多くいました。
8. Wizuna(※2023年9月〜サービス休止中)
Wizunaは「世界中のどこにいても絆を感じられる場所づくり」をモットーに運営されていたキャリア支援&海外在住・本帰国者コミュニティです。
2023年9月よりサービス休止中のため、現在は新規登録ができない状態です。
参考までに、過去の利用者の声を残しておきます。
Wizunaさん経由で、フルリモートの調査・分析業務に参画させてもらって2か月目です。これまで挑戦したことのない分野で不安もありましたが、Wizunaさんがとても親切にサポートしてくださり心強いです。また海外口座へのお支払いもご対応いただけるとのことで非常に助かりました。 (Y.Kさん 2022年8月 スウェーデン3年半在住 永住権取得)
海外から参画できないエージェント一覧
海外参画に対応していないのはココナラテック(旧フリエン)、インターノウス、フォスターフリーランス、プロエンジニア、ミッドワークス、エンジニアルート、フューチャリズムの7社。電話・LINE・メールで2022年に確認済みで、2026年現在は変更の可能性もあります(2026年3月時点)。
15社ほどに問い合わせた結果、以下のエージェントは海外からの参画に対応していないことがわかりました。(確認時期: 2022年)
| エージェント | 確認方法 |
|---|---|
| ココナラテック(旧:フリエン) | 電話 |
| インターノウス | LINE |
| フォスターフリーランス | 電話 |
| プロエンジニア | LINE |
| ミッドワークス | 電話 |
| エンジニアルート | メール |
| フューチャリズム | 電話 |
海外在住フリーランスが案件を取るための3ステップ
海外から日本案件を取る3ステップは、(1)出国前にエージェント2〜3社登録&面談、(2)時差を考慮した稼働条件交渉(アジア圏1〜3時間が最も参画しやすく、北米13〜17時間は非同期前提)、(3)居住者/非居住者の確定申告・受取方法・ビザ要件の確認です(2026年3月時点)。
海外から日本の案件にスムーズに参画するために、以下の手順で進めるのがおすすめです。
ステップ1: 出国前にエージェント登録&面談
海外に出てからの新規登録は難しい場合があります。 日本にいるうちに2〜3社に登録して面談を済ませておきましょう。
ステップ2: 時差を考慮した稼働条件の交渉
Bizlinkの担当者も指摘していた通り、時差が最大のネックです。
| 地域 | 時差 | 参画のしやすさ |
|---|---|---|
| アジア圏(台湾・タイ・フィリピン等) | 1〜3時間 | ★★★ MTG調整しやすく最も参画しやすい |
| ヨーロッパ圏(ジョージア・エストニア等) | 5〜8時間 | ★★☆ 午前中に日本の夕方会議に参加可能 |
| 北米圏(アメリカ・カナダ等) | 13〜17時間 | ★☆☆ 非同期コミュニケーション前提の案件に限定 |
ステップ3: 税務・契約の確認
海外移住前に必ず以下を確認しておきましょう。
- 居住者 vs 非居住者の確定申告の違い(後述)
- 報酬の受け取り方法(海外送金・Wise等)
- 渡航先のビザ要件(観光ビザでの就労は違法になる国が多い)
海外フリーランスの税金・確定申告の基礎知識
海外滞在1年未満の居住者は日本で確定申告必要、1年以上の非居住者は日本での確定申告は原則不要(現地国税法に従う)。ただし非居住者でも日本国内源泉所得は源泉徴収対象、居住国の申告・納税義務や二重課税にも注意が必要。報酬受取はWise等の海外送金サービスを使うケースが多いです(2026年3月時点)。
海外からフリーランスとして仕事をする場合、税金・確定申告の扱いが国内とは異なります。
居住者 vs 非居住者の違い
| 区分 | 条件 | 確定申告 |
|---|---|---|
| 居住者 | 海外滞在が1年未満 | 日本で確定申告が必要 |
| 非居住者 | 海外滞在が1年以上 | 日本の確定申告は原則不要(現地国の税法に従う) |
押さえておくべきポイント
- 非居住者でも日本国内源泉の所得がある場合は、源泉徴収の対象になることがある
- 居住国での申告・納税義務が発生する場合がある(二重課税に注意)
- 消費税の取扱いは、提供する役務の内容や場所によって異なる
- 報酬の受け取り方法も重要。Wise(旧TransferWise)等の海外送金サービスを使うケースが多い
フリーランスが海外での仕事で失敗しないための注意点は、下記の記事で詳しくまとめています。
ビザとデジタルノマドビザ
主要デジタルノマドビザは、ジョージアRemotely from Georgia(申請無料・年収要件なし・1年)、エストニア(月収3,504EUR以上・1年)、タイDTV(50万バーツの収入証明・最大5年)、ポルトガルD8(最低賃金4倍・更新可)、スペイン(最大5年・EU内移動可)。条件は頻繁に変わるので渡航前に最新情報を確認してください(2026年3月時点)。
海外でフリーランスとして働く場合、就労ビザが必要な国がほとんどです。「日本のリモート案件だから現地では働いていない」という理屈は通用しない国もあるため、渡航前に必ず確認してください。
近年はデジタルノマドビザを発行する国が増えています。
| 国 | ビザ名 | 滞在期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ジョージア | Remotely from Georgia | 1年 | 申請無料。年収要件なし。日本人に人気 |
| エストニア | Digital Nomad Visa | 1年 | 月収3,504EUR以上が条件 |
| タイ | DTV(Destination Thailand Visa) | 最大5年 | 2024年新設。50万バーツの収入証明 |
| ポルトガル | D8 Digital Nomad Visa | 1年(更新可) | ポルトガル最低賃金の4倍の収入が必要 |
| スペイン | Digital Nomad Visa | 最大5年 | EU内移動も可能 |
海外からの案件参画で成功するコツ
海外参画成功のコツは、日報・Slackでの進捗共有を習慣化、MTGの録画、非同期コミュニケーション(ドキュメント・タスク管理ツール)の積極活用です。実績の声には「80万円の案件を海外から獲得」「台湾で日本の案件を受けて東京の3倍遊べる」など、具体的な成功例があります(2026年3月時点)。
コミュニケーションの工夫
- 日報やSlackでの進捗共有を習慣化する
- MTGは録画して後から確認できるようにする
- 非同期コミュニケーション(ドキュメント、タスク管理ツール)を積極的に活用
海外からのフリーランス案件参画のリアルな声
80万円の案件を海外から勝ち取ってみた。営業力が低いはさすがに無理がある説はある。これからは営業力普通を名乗ろうかな。
今海外フリーランスしてるけど、台湾とか物価安い国で日本の案件受けてたら東京でやってる人の3倍は遊べる。手に職つけて海外出るのおすすめします。
海外フリーランスが継続案件を増やす方法。まずは期待を超える。信頼を築く。その上で、担当業務以外の仕事を「こんなこともできますよ」と持ちかけてみる。信頼があるので「試しに頼んでみよう」となりやすい。
海外のフリーランス案件紹介サービス(主要5選)
海外プラットフォームの主要5選は、Upwork($25〜$80/時間・世界最大級)、Toptal($60〜$200/時間・厳格審査あり)、Fiverr($5〜のギグ形式・自己設定)、Freelancer.com($15〜$50/時間・老舗)、LinkedIn(直接営業にも活用)です。英語プロフィール・ポートフォリオの準備が必須です(2026年3月時点)。
日本のエージェント以外に、海外のプラットフォームも併用すると案件の幅が広がります。英語力に自信がある方は挑戦してみてください。
| サービス | 特徴 | 報酬相場 |
|---|---|---|
| Upwork | 世界最大級。案件数が豊富で初心者も参入しやすい | $25〜$80/時間 |
| Toptal | 厳格な審査あり。合格すれば高単価案件にアクセス可能 | $60〜$200/時間 |
| Fiverr | 「ギグ」形式でサービスを出品。$5から始められる | 自己設定 |
| Freelancer.com | 老舗。スモールプロジェクトから長期契約まで幅広い | $15〜$50/時間 |
| 求人検索+ネットワーキング。直接営業にも活用可能 | 案件による |
よくある質問(FAQ)
Q. 海外在住でも日本のエージェントに登録できる?
多くのエージェントは登録自体は可能です。 ただし案件紹介の段階で「海外在住は対象外」と言われるケースが多いのが現実。この記事で紹介した8社は海外対応を確認済みなので安心して登録できます。
Q. 非居住者になったら確定申告はどうなる?
海外滞在が1年以上で非居住者になった場合、日本での確定申告は原則不要です。ただし日本国内源泉の所得は源泉徴収の対象になる場合があり、居住国での申告義務も発生します。個人の状況で大きく変わるため、税理士に相談してください。
Q. デジタルノマドビザでおすすめの国は?
時差と生活コストのバランスで選ぶなら、ジョージア(申請無料・年収要件なし)やタイ(DTV、最大5年)がおすすめです。ヨーロッパ圏ならポルトガルが人気ですが、時差8時間なので日本案件との両立には工夫が必要です。
Q. 出社回帰トレンドで海外フリーランスは厳しくなった?
2025年以降、企業の出社回帰は確かに進んでいます。ただしリモート特化のエージェント(Remoters・Remogu等)はフルリモート案件を専門に扱っているため、影響は限定的です。出社回帰の詳細は下記の記事で解説しています。
Q. 海外送金で報酬を受け取るおすすめの方法は?
Wise(旧TransferWise)が定番です。日本円→現地通貨の手数料が銀行振込より大幅に安く、送金スピードも速いです。ただし大きな金額の海外送金は税務上の注意点もあるため、税理士への事前相談をおすすめします(2026年3月時点)。
まとめ
海外在住でも日本のフリーランス案件を獲得できるエージェントは限られていますが、確実に対応してくれるサービスは存在します。
海外から使えるエージェント8選 - Remoters — リモート特化、筆者も利用中 - FLEXY — 案件の9割がリモート、海外参画実績あり - フリコン — 低マージン3%〜、フィリピンからの参画実績あり - ITプロパートナーズ — リモート案件7割 - Bizlink — 海外から3人が現在参画中 - SOKUDAN — 複業・フリーランス向けマッチング - Remogu — 全案件リモート、海外メンバーが複数在籍 - Wizuna — 現在サービス休止中(2023年9月〜)
海外フリーランスを成功させるポイントは、出国前にエージェント登録を済ませておくこと、税金・ビザの知識を事前に押さえておくこと、そして時差対応やコミュニケーションの工夫です。
フルリモートで働きたい人は、下記の記事で国内エージェント8社を比較しているのでチェックしてみてください。
エージェント選びで失敗したくない人はこちらも参考にどうぞ。