- エージェントを変えるだけで月7万円・年間84万円の手取り差が生まれることは珍しくない
- マージン率の差に加えて税込/税抜の表記でも年70万円規模の損失リスクがある
- 直請け案件に強い低マージンエージェントへの乗り換えが、スキルアップより先に効く最速の収入アップ策
「フリーランスエンジニアは、スキルを磨けば単価が上がる」
そう信じていた時期がありました。2019年に独立して、最初の数年は本当にそう思っていたんです。
でも独立4年目に、同じスキルセット・同じ稼働条件で登録していたエージェントによって月7万円の差が生まれていると気づきました。年間84万円です。フリーランス年目の現在は、まずエージェントを最適化してからスキルアップを考えるスタンスに変わっています。
この記事では、エージェントのマージン率と手取りの関係を実計算で解説します。「自分は損していないだろう」と思っている人ほど、一度確認してみてください。
- エージェントを変えたら月7万円違った話
- マージン率の仕組みと業界相場
- 商流の深さがマージンに直結する理由
- 低マージン・直請けに強いエージェントの選び方
- まとめ:まずエージェントを見直してから交渉を考える
エージェントを変えたら月7万円違った話
複数エージェントに登録して気づいた単価の差
独立4年目(2023年頃)に、あるタイミングで複数のエージェントに同時登録したことがあります。スキルセットも希望単価も同じで、違うのはエージェントだけです。
比較してみると、テックビズが提示した単価はレバテックより元々2万円高い状態でした。そこからテックビズ経由でさらに5万円の単価交渉にも成功し、最終的な差額は月7万円になりました。
月7万円の差を12ヶ月で計算すると、年間84万円の差になります。スキルアップで年収を84万円増やすのがどれほど大変かを考えると、エージェント選びがいかに重要か実感できます。
さらに気づいた「税込表示の罠」で年70万損失
もうひとつ、独立後5年目に気づいた損失があります。
使ってきたエージェント4社が、全て税込表示だったことです。
月単価70万円・マージン15%のケースで、税込表示と税抜表示の差は月約6万円、年間約70万円になります。5年間気づかなかった計算で、累積すると350万円規模の損失です。
「損していないかな」と思っている方は、今使っているエージェントの契約書を確認してみてください。「税込」「税抜」どちらで表記されているかが、手取りに直接影響します。
マージン率の仕組みと業界相場
マージン率の基本的な計算式
フリーランスエージェントのマージン(仲介手数料)は、クライアントがエージェントに支払う金額のうち、エージェントが受け取る割合です。
たとえばクライアントがエージェントに月100万円支払っていて、マージン率が20%なら、計算は以下のようになります。
- エージェントが受け取る額 = 100万円 × 20% = 20万円
- フリーランスに渡る額 = 100万円 − 20万円 = 80万円
注意が必要なのは、この「クライアントが払う100万円」がフリーランスに開示されないことも多い点です。「あなたの単価は80万円です」と言われると、それが正しい単価だと思いがちですが、実際にはより高い金額をクライアントが払っている可能性があります。
業界の目安としては、マージン率は10〜30%程度が相場といわれています。10%台の低マージンを売りにするエージェントから、30%前後を取るエージェントまで幅があります。
月単価別・マージン差額計算表
マージン率が10%のエージェントと20%のエージェントを比較した場合、手取りの差がどれだけ出るかを計算してみます。
| 月単価(税抜) | マージン10%の手取り | マージン20%の手取り | 月差 | 年間差 |
|---|---|---|---|---|
| 60万円 | 54万円 | 48万円 | 6万円 | 72万円 |
| 80万円 | 72万円 | 64万円 | 8万円 | 96万円 |
| 100万円 | 90万円 | 80万円 | 10万円 | 120万円 |
マージン率に加えて先ほどの税込/税抜の問題が重なると、実際の損失はさらに大きくなります。同時に複数の問題を抱えているケースも珍しくないので、現在の契約内容を一度整理してみることをおすすめします。
商流の深さがマージンに直結する理由
直請けと多層SESで何が変わるのか
フリーランスの案件には「商流」があります。案件の発注者から自分まで、何社が介在しているかという概念です。
- 直請け(エンド直): クライアント → エージェント → フリーランス
- 多層SES: クライアント → 元請け会社 → 2次請け企業 → エージェント → フリーランス
商流が深くなるほど、中間に入る各社がそれぞれマージンを取るため、フリーランスに渡る割合が下がります。表面的な単価が高く見えても、実際に振り込まれる金額が少なくなるケースが生まれます。
商流の浅いエージェントを意図的に選ぶ理由
自分がフリーランスとして意識するようになったのが、「商流の浅いエージェントを意図的に選ぶ」ことです。偽装請負リスクを下げるためでもありますが、中間マージンを多く取られないためでもあります。
単価が高いエージェントより、「直請け案件が多くマージン率が低いエージェント」の方が手取りが多いというのが、複数のエージェントを使い比べてきた実感です。表示単価で判断せず、商流とマージン率を合わせて確認することが重要です。
低マージン・直請けに強いエージェントの選び方
フリコンを選ぶ理由
フリコンは、業界最低水準のマージン率を掲げている直請け特化エージェントです。
フリコンが手取り最大化に向いている主な理由を整理します。
- マージン率が業界最低水準: 他社が20〜30%取るところで、最低水準のマージン率を実現
- 直請け案件が多い: 商流が浅く、エンドクライアントとの直接取引が多い
- 単価交渉がしやすい: 中間業者が少ない分、交渉の余地が生まれやすい
Remotersと組み合わせるフルリモート戦略
フルリモートにこだわるなら、
2つのエージェントの役割分担は明確です。
- Remoters: フルリモート案件に特化。地方在住でも東京の高単価案件に参画できる
- フリコン: 直請け×低マージンで手取りを最大化
Remotersの詳細な評判・案件実態については、以下の記事をご覧ください。
まとめ:まずエージェントを見直してから交渉を考える
「単価を上げたい」と思ったとき、多くのフリーランスエンジニアはスキルアップや単価交渉を最初に考えます。でも実際には、エージェントを変えるだけで月7万円・年間84万円の差が生まれることがあるのを実体験で知っています。
確認すべき3つのポイントをまとめます。
- 今使っているエージェントのマージン率を把握しているか?
- 提示された単価は税込表示 or 税抜表示か?
- 商流は直請けか多層SESか確認しているか?
この3点を確認して、損している可能性があれば乗り換えを検討してください。スキルアップや単価交渉の前に、エージェントの最適化が最速の収入アップ策です。
低マージン・直請け特化のフリコンを起点に、自分の手取りを底上げしてみてください。