freeeとマネーフォワード、結局どっちがいい?独立直後に両方試して長年freeeを使う筆者のリアル比較
結論は「新規ならfreee推し、既存freeeユーザーは基本移行しない」です。独立直後にfreee会計とマネーフォワードME(家計簿アプリ)を両方試してfreeeを選び以降6年以上継続利用。2026年4月時点で標準プラン年8,400円差・freeeプレミアムには税務調査サポート30時間分が独自付帯です(2026年5月時点)。
- 独立直後にfreee会計とマネーフォワードME(家計簿アプリ)を両方試し、機能面でfreeeを選択。以降6年以上freeeを継続利用
- 新規選択者は機能差が小さく無料トライアルで両方触って決めるのが王道。迷うならfreee推し(税務調査サポート30時間分オプションが大きい)
- 既存freeeユーザーで値上げに悩むなら、基本は移行しない方が合理的(データ移行・学習・業務停止リスクの3大移行コスト)
こんにちは、フリーランス年目のエンジニアのまー(@RailsRubyMah6h)です。
この記事では、独立直後にfreeeとマネーフォワードMEを両方試した筆者が、長年freeeを使い続けている理由と、マネーフォワード クラウド確定申告を公式情報ベースで比較しつつ、新規選択者向けと乗り換え検討者向けの2パターンで使い分け方を解説します。
なおマネーフォワード クラウド確定申告(freeeの直接競合製品)は筆者未体験です。使ったのはマネーフォワードME(家計簿アプリ)だけなので、クラウド確定申告側の情報は2026年4月時点の公式サイトに基づいた公平な紹介をします。体験ベースで語るのはfreee側のみです。
- freeeとマネーフォワード、結局どっちがいい?独立直後に両方試して長年freeeを使う筆者のリアル比較
- 結論:新規ならfreee推し、既存freeeユーザーは基本移行しない
- 筆者の経緯:独立直後にfreee + マネーフォワードMEを両方試した
- なぜfreeeを選び、6年以上使い続けているのか
- 2026年4月時点 freee vs マネーフォワード クラウド確定申告 比較表
- freee会計の特徴(筆者の長期利用視点)
- マネーフォワード クラウド確定申告の特徴(公式情報ベース、筆者は未体験)
- 【新規選択の方へ】freee or マネーフォワード、どっちを選ぶべきか
- 【乗り換え検討の方へ】freeeから移行すべきか?筆者の判断
- よくある質問
- まとめ|基本はfreee、マネフォは料金重視なら検討
結論:新規ならfreee推し、既存freeeユーザーは基本移行しない
新規選択者にはfreee推し(迷うならプレミアムの税務調査サポート30時間分が決め手)、既存freeeユーザーは移行コスト3大要素(データ・学習・業務停止)が年8,400円差を上回るため基本は据え置きが合理的。マネフォME利用中ならクラウド確定申告も候補に上がります(2026年5月時点)。
先に結論からお伝えします。
| 読者の状況 | 筆者の推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| これから会計ソフトを選ぶ | freee推し(マネフォも十分アリ) | 税務調査サポート30時間分(プレミアム)がマネフォにない独自価値。料金差は年8,400円程度 |
| 既存freeeユーザー | 移行しない | 移行コスト3大要素(データ・学習・業務停止)の方が年8,400円の差より重い |
| MEユーザーで確定申告ソフト検討中 | マネフォクラウド確定申告が候補に上がる | MEとの連携で入力省力化。ただしfreeeの機能面を実際に試す価値は大いにあり |
以降、筆者の実体験と、一次情報確認済みの比較表、状況別のおすすめを詳しく解説していきます。
筆者の経緯:独立直後にfreee + マネーフォワードMEを両方試した
筆者は2019年秋の独立直後、freee会計とマネーフォワードME(家計簿アプリ)を両方無料で試しました。freeeは「確定申告ソフト」として設計されている直感性が決め手で独立1ヶ月以内に運用開始、以降今日まで継続利用しています(2026年5月時点)。
2019年秋、電力会社を辞めてフリーランスエンジニアとして独立した直後の話です。
最初の案件は決まっていたものの、確定申告をどうするかは全くのノープランでした。青色申告にしたいのは決めていましたが、帳簿管理ツールは何一つ触ったことがない。そこで業界で評判のfreee会計とマネーフォワード MEを両方無料で試すことにしました。
マネーフォワードMEで試したのは、銀行口座とクレジットカードの連携です。いくつかの取引を登録してみて、収支の可視化自体はできると実感しました。ただ家計簿アプリ的な設計で、「これで確定申告の書類を作るのか?」というイメージが湧かなかった。
一方のfreee会計は、最初から「確定申告ソフト」として設計されていたため、やりたいこと(青色申告、貸借対照表の自動作成、仕訳ルール設定等)が先に見つかる作りでした。触ってみて「やりたいことがやれる」と実感し、独立1ヶ月以内にfreeeで運用を開始。
以降、今日までfreeeを継続利用しています。途中でfreeeが値上げしたタイミングで一度だけマネーフォワード クラウド確定申告への乗り換えを検討しましたが、移行コストの重さと「どうせマネフォも値上げするだろう」という読みから据え置きに決めました。
なぜfreeeを選び、6年以上使い続けているのか
freeeを選び続けている理由は、①業務軸UIで「やりたいことが先に見つかる」直感性、②2024年12月の値上げ後にマネフォ移行を検討するも「データ移行・学習コスト・どうせ競合も値上げ」の3理由で据え置きを判断、の2点です(2026年5月時点)。
ここでは筆者の主観的な選択理由と、継続理由を書きます。公平な機能比較は後半の比較表で扱うので、ここは「体験ベース」と割り切って読んでください。
① 「やりたいことが先に見つかる」— 機能面での決め手
独立直後の自分にとって一番大事だったのは、「確定申告書類を作り切れるか」の一点でした。
freee会計を触ったとき、メイン画面が「確定申告」「取引」「レポート」「決算」と業務軸で整理されており、青色申告に必要な書類が何なのか、次に何をすればいいのかが直感的に分かったのが決め手でした。
マネーフォワードMEは資産管理アプリとしては優秀でしたが、「確定申告書類を作るための道筋」がすぐには見えなかった。これが独立直後の自分にはハードルでした。
なお今だと、マネーフォワード クラウド確定申告(別製品)は確定申告用に設計されているので、MEと混同してマネフォ全体を評価するのはフェアではないかもしれません。ここは筆者の当時の体験としてご理解ください。
② 値上げ後も移行しないと決めた判断
freee会計は2024年12月に個人事業主向け月額払いプラン(スターター・スタンダード)の料金を値上げしました。年額払いは当時据え置きでしたが、その後も料金改定は続いています。
値上げが発表されたタイミングで、自分はマネーフォワード クラウド確定申告への乗り換えを数日検討しました。
移行しないと決めた理由は3つあります。
1. データ移行コストが想像より重い
freeeで6年以上蓄積した仕訳データ・取引先マスタ・経費カテゴリ設定・資産台帳を、マネフォに完全移行するのは現実的に数週間の作業になります。特に「過去データを確定申告の根拠として残すか、切り捨てるか」の判断が必要で、移行中の業務停止リスクも無視できない。
2. 学習コスト
freeeのUIに6年以上慣れており、経費入力や仕訳ルール設定が身体感覚で操作できる状態。これをマネフォで学び直すのは、体感として数週間〜数ヶ月の生産性ダウンを意味します。確定申告時期に操作ミスすると致命的です。
3. 「どうせマネフォも値上げする」という読み
クラウドSaaSの料金は総じて値上げトレンドにあります。2020年代前半の安値に戻ることは期待できず、マネフォに移った先で同じ値上げ問題に直面する可能性が高い。それなら慣れたfreeeに留まった方が合理的です。
この判断プロセスは、既存freeeユーザーで値上げに悩む方の判断材料として役に立つはずです。後半のH2でもう一度詳しく扱います。
2026年4月時点 freee vs マネーフォワード クラウド確定申告 比較表
2026年4月時点の標準プラン年額はfreeeスタンダード23,760円、マネフォパーソナル15,360円で年8,400円差。freeeプレミアム39,800円には税務調査サポート30時間分が含まれ、マネフォには同等プランがないのが最大の差別化要素です(2026年5月時点)。
各社の公式サイトで2026年4月時点に確認した一次情報をまとめました。
| 項目 | freee会計(個人) | マネーフォワード クラウド確定申告 |
|---|---|---|
| 入門プラン 年額 | スターター 11,760円 | パーソナルミニ 10,800円 |
| 標準プラン 年額 | スタンダード 23,760円 | パーソナル 15,360円 |
| 上位プラン 年額 | プレミアム 39,800円(税務調査サポ30h含む)/ 入力おまかせ 49,800円 | (同等プランなし) |
| 月払い | スターター1,780円〜スタンダード2,980円 | パーソナルミニ1,280円〜パーソナル1,680円 |
| 無料お試し | 30日間(クレカ登録不要) | 1ヶ月(クレカ登録不要) |
| 金融機関連携 | 多数対応 | 2,300以上と連携 |
| 確定申告書作成 | 青色・白色対応 | 青色・白色対応 |
| 電子申告(e-Tax) | 対応 | 対応 |
| マネフォMEとの連携 | — | 対応(家計簿データから入力可) |
| 税務調査サポート | プレミアム以上で30時間分付帯 | 同等サービスなし |
※価格は税抜、仕様は変更の可能性があります。申込前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
標準プラン同士で年間8,400円(スタンダード23,760円 vs パーソナル15,360円)freeeの方が高いのが現実です。ただし上位のプレミアムには税務調査サポート30時間分が含まれており、これはマネフォには存在しない独自価値です。
freee会計の特徴(筆者の長期利用視点)
freee会計はスターター月1,780円〜・プレミアム年39,800円(税務調査サポート30時間分含む)の料金体系で、業務フロー中心UI・確定申告書類自動生成・電子申告対応・freeeエコシステム連携が強み。弱みは料金高め・UI刷新頻度です(2026年5月時点)。
freee会計の料金プラン(2026年4月時点、税抜)
- スターター: 月払い1,780円/月、年払い11,760円/年(約45%OFF)
- スタンダード: 月払い2,980円/月、年払い23,760円/年(約33%OFF)
- プレミアム: 年払いのみ39,800円/年(税務調査サポート30時間分含む)
- 入力おまかせプラン: 年払いのみ49,800円/年
- 無料お試し: 30日間(クレジットカード登録不要)
freeeの強み
業務フロー中心のUIが最大の強みです。簿記の知識がなくても「次に何をすればいいか」がひと目で分かる設計で、確定申告初心者のハードルを大きく下げてくれます。
その他の特徴は次の通りです。
- 確定申告書作成の自動化: 取引を登録していけば、青色申告書・貸借対照表・損益計算書が自動生成
- 電子申告(e-Tax)対応: マイナンバーカードがあれば自宅からe-Tax送信
- レシート撮影OCR: スマホで撮影してそのまま取引登録
- freeeエコシステム: freee人事労務・freee会計・freee請求書などとスムーズに連携
- プレミアムの税務調査サポート30時間分: 国税OB税理士の調査立会いを年間30時間まで無料付帯
freeeの弱み・注意点
筆者が6年以上使って感じている弱みも正直に書きます。
- 料金が高め: マネフォより標準プランで年8,400円程度高い
- 値上げ履歴あり: 2024年12月に月額プランが値上げ(年額は当時据え置き)
- UI刷新の頻度: メジャーアップデートでメニュー配置が変わることがあり、慣れ直しが必要な時期がある
- 初心者向けに振り切ったUIが、簿記経験者には逆にまどろっこしいという評価もある
税務調査サポート30時間分という独自価値
freee会計のプレミアムプラン(年39,800円税抜)には、税務調査サポート30時間分が無料付帯しています。これは国税OB税理士が調査立会い・調査前準備・調査後対応まで30時間分をカバーする仕組みで、マネーフォワード クラウド確定申告には同等のサービスが存在しません。
フリーランスや個人事業主で「いつか税務調査が来るかもしれない」という不安がある方にとって、この差は単純な料金比較を超えた安心感をもたらします。
なお筆者はプレミアムではなく法人向けのfreee申告スタンダードプランを利用中です。これも税務調査サポート付帯で、詳細は姉妹記事のfreee申告スタンダード記事を参照してください。
マネーフォワード クラウド確定申告の特徴(公式情報ベース、筆者は未体験)
マネーフォワード クラウド確定申告はパーソナルミニ年10,800円・パーソナル年15,360円の料金で、2,300以上の金融機関連携・マネーフォワードME連携・簿記ベースUIが強み。freeeプレミアム相当の上位プラン(税務調査サポート付帯)はありません(2026年5月時点)。
ここからはマネーフォワード クラウド確定申告の情報を、2026年4月時点の公式サイトに基づいて紹介します。筆者はこの製品を触っていないため、体験ベースの感想は書けません。公平な事実ベースの紹介として読んでください。
マネーフォワード クラウド確定申告の料金プラン(税抜)
- パーソナルミニ: 年払い900円/月(年10,800円)/ 月払い1,280円/月
- パーソナル: 年払い1,280円/月(年15,360円)/ 月払い1,680円/月
- 無料トライアル: 1ヶ月(クレジットカード登録不要)
機能差のポイントは以下の通りです。
| 機能 | パーソナルミニ | パーソナル |
|---|---|---|
| 確定申告書作成(青色・白色) | 対応 | 対応 |
| 電子申告(e-Tax) | 対応 | 対応 |
| 消費税申告 | 非対応 | 対応 |
| 全レポート機能 | キャッシュフローのみ | 全機能 |
| 口座残高照合 | 非対応 | 対応 |
| レシート撮影無料枠 | 月15件 | 月30件 |
マネーフォワードの強み
公式情報から把握できる強みは以下です。
- 料金が安い: 標準プラン(パーソナル)で年15,360円はfreeeスタンダード比で年8,400円安い
- 2,300以上の金融機関・サービスと連携: 銀行・クレカ・電子マネー・証券口座等の自動取り込みが強力
- マネーフォワードME との連携: 既にMEを家計簿として使っている方は、家計簿データから仕訳入力の省力化が可能
- 簿記ベースのUI: 簿記経験者や税理士業界からの評価が比較的高い
2,300以上の金融機関連携は強力
口座連携2,300以上というのはマネーフォワードの象徴的な強みで、銀行・クレジットカード・電子マネー・証券口座・ポイントカードまで広くカバーしています。複数の金融機関にまたがる収支管理をする個人事業主には、この連携数が効きます。
マネーフォワード ME との連携
すでにマネーフォワードME(家計簿アプリ、無料版あり)を使っている方は、MEに記録された取引データを クラウド確定申告側に取り込める仕組みがあります。家計簿から事業用データを切り分けて確定申告に活用する流れが作れるため、MEの既存ユーザーにはマネフォの方が自然な選択になる可能性が高いです。
マネーフォワードの注意点
公式情報からうかがえる注意点は以下です。
- 上位プランがない: freeeのプレミアム(税務調査サポート30時間含む)に相当するプランは存在しない
- サポートの手厚さ: freeeと比べて初心者サポートの評価は分かれる
- UIが簿記ベース寄り: 簿記未経験者にはfreeeの方が直感的という声もある
【新規選択の方へ】freee or マネーフォワード、どっちを選ぶべきか
新規選択者は、簿記未経験/税務調査が不安/freeeエコシステム活用ならfreee、マネフォME既ユーザー/銀行・クレカ複数/料金優先/簿記経験ありならマネーフォワード、の使い分けです。両社とも無料トライアル(freee30日・マネフォ1ヶ月)で実際に触って決めるのが王道です(2026年5月時点)。
ここからはこれから会計ソフトを選ぶ方向けのセクションです。
freeeが合う人
以下に当てはまる方はfreeeを優先的に検討してください。
- 簿記の知識がなく、確定申告も初めて: 業務フロー中心のUIが助けになる
- 税務調査が不安: プレミアムの30時間サポートが独自価値
- freee エコシステムを活用したい: freee請求書・freee人事労務等との連携を想定している
- 長期契約して慣れていきたい: 筆者のように長期利用前提なら料金差は相対的に小さくなる
マネーフォワードが合う人
以下に当てはまる方はマネーフォワードを優先的に検討してください。
- すでにマネーフォワードMEを使っている: MEとの連携で入力省力化
- 銀行・クレカを複数使い分けている: 2,300以上の連携数が効く
- 料金を優先したい: 標準プラン同士で年8,400円安い
- 簿記経験がある: 簿記ベースのUIが逆に分かりやすい
両社とも無料トライアルで実際に触ってから決めるのが王道
新規選択者に一番おすすめなのは、両社の無料トライアルを実際に試してみることです。
- freee会計: 30日間無料(クレカ登録不要)
- マネーフォワード クラウド確定申告: 1ヶ月無料(クレカ登録不要)
【乗り換え検討の方へ】freeeから移行すべきか?筆者の判断
既存freeeユーザーの乗り換え検討は、年8,400円差(スタンダード23,760円-パーソナル15,360円)に対して、①データ移行(数日〜数週間)、②学習コスト、③業務停止リスクの3大移行コストと将来の値上げリスクを天秤にかけると、据え置きが合理的なケースが多いです(2026年5月時点)。
ここからは既にfreeeを使っているユーザーで値上げ後の乗り換えを検討している方向けのセクションです。
移行コスト3大要素
freeeからマネーフォワードへの乗り換えを検討する場合、年間料金差(スタンダード23,760円 - パーソナル15,360円 = 8,400円)と比較すべき移行コストは3つあります。
1. データ移行コスト
- 過去の仕訳データ・取引先マスタ・経費カテゴリ設定の移行
- 取引件数が多いほど作業時間は増大(数日〜数週間規模)
- 「全データ移行」か「切り捨て」かの判断も必要
2. 学習コスト
- UIの設計思想が違うため、操作感が変わる(数週間〜数ヶ月の慣れ直し期間)
- 仕訳ルール・経費ルールの再設定
- 確定申告直前期の操作ミスは致命的
3. 業務停止リスク
- 移行中に経費入力・請求書発行が滞る期間が発生
- 年度をまたぐ移行は税務処理の整合性に影響する可能性
「どうせ競合も値上げする」現実
クラウドSaaSの料金は総じて値上げトレンドにあります。2020年代前半の安値に戻ることは構造的に考えづらく、マネフォに移った先でも同じ値上げ問題に直面する可能性が高い。
- 人件費・サーバーコスト・AI機能追加で、クラウド会計ソフト全体の原価が上昇
- 国内SaaS全般で値上げ事例が増えている(2020〜2026年)
- マネフォも過去にプラン改定を行っており、将来の値上げリスクはゼロではない
筆者が移行しないと決めた理由
3大移行コストと将来の値上げリスクを年間料金差8,400円と天秤にかけた結果、自分は「freee継続」を選びました。
- 8,400円 × 残り使用年数(仮に10年)= 84,000円が理論上の損失
- ただし移行中の業務停止・学習コスト・データ移行の作業時間を時給換算すると相応のコストが発生し、フリーランスエンジニアの単価水準で考えれば簡単に年間料金差を上回る
- 将来マネフォも値上げした場合、理論上の損失はさらに縮小
定量的にも「移行しない」が合理的という結論に至りました。
既存ユーザーでも独立1年目〜2年目でデータ蓄積が少ない段階ならマネフォ乗り換えの検討余地はあります。ただしその場合も、「なぜ今移行するか」の理由を明確にしてから動くべきです。
よくある質問
Q1. freeeとマネーフォワード、どっちが初心者向けですか?
簿記の知識がなく、確定申告も初めてならfreeeが直感的です。業務フロー中心のUIで「次に何をすればいいか」が見えやすい設計になっています。
一方で簿記経験がある方にはマネーフォワードの方が馴染みやすいと評価されることもあります。最終的には30日〜1ヶ月の無料トライアルで両社を実際に触って判断するのが確実です。
Q2. マネーフォワード ME を使っていれば、クラウド確定申告と連携で楽になりますか?
公式サイトによるとマネーフォワード クラウド確定申告はME との連携に対応しており、家計簿データから事業用取引を取り込める仕組みがあります。既にMEを家計簿として使っている方は、マネーフォワード クラウド確定申告を選ぶ方が入力省力化の恩恵が大きい可能性があります。
ただしfreee側にもCSV取り込みや口座連携機能があるため、「ME連携」だけを理由に選ぶ必要はありません。主要機能の使い勝手を試してから決めるのがおすすめです。
Q3. 法人化したらどっちを選ぶべきですか?
freeeもマネーフォワードも法人向けプランを提供しています。個人と法人で同じソフトを使い続けるなら、個人事業時代から慣れ親しんだソフトをそのまま法人版に移行するのが自然な流れです。
筆者は個人でも法人でもfreeeを利用しています。法人向けはfreeeの税務調査サポート付きプランが特に魅力的だと感じていて、詳細は姉妹記事で解説しています。
Q4. 税務調査が不安な人はどちらを選ぶべきですか?
税務調査サポート30時間分を年39,800円で付帯できるfreeeプレミアム(個人事業主向け)は、マネーフォワードには存在しない独自価値です。税務調査への備えを優先するならfreeeが第一候補になります。
ただし税務調査対応は税理士の個別顧問契約でもカバーできます。既に顧問税理士がいる方にとっては、会計ソフトの付帯サービスは必須ではありません。
Q5. 乗り換え時にデータ移行は可能ですか?
CSV形式でのエクスポート・インポートは両社で対応していますが、仕訳データ・マスタ・設定・レシート画像等の完全移行は現実的に困難です。特に過去数年分の取引データを移行する場合、数日〜数週間の作業時間を要します。
乗り換えを検討する場合は、新ソフトでの運用開始タイミング(年度始まり等)を工夫し、過去データは旧ソフトで保持する運用が現実的です。
まとめ|基本はfreee、マネフォは料金重視なら検討
freeeとマネーフォワード クラウド確定申告の比較を、独立直後に両方試して長年freeeを使っている筆者視点でまとめました。
この記事の要点は以下の通りです。
- 独立直後にfreeeとマネーフォワードME(家計簿アプリ)を両方試し、機能面でfreeeを選択。以降6年以上freee継続利用(マネーフォワード クラウド確定申告は筆者未体験)
- 2026年4月時点の料金差は標準プランで年8,400円(freeeが高い)。プレミアムの税務調査サポート30時間分はマネフォに同等サービスなし
- 新規選択者は両社の無料トライアルで実際に触って決めるのが王道。迷うならfreee推し(税務調査サポートと業務フローUI)
- 既存freeeユーザーで値上げに悩むなら、移行コスト3大要素(データ・学習・業務停止)と将来の値上げリスクを考えると基本は据え置きが合理的
フリーランスの資金繰りや法人化時の判断も「掛け捨て保険」の発想で考えると整理しやすいです。姉妹記事もあわせてどうぞ。
法人化時のバーチャル&レンタルオフィス選びについても姉妹記事を執筆しています。
個人事業主向けの税務調査サポートとして、シロクマくん税務調査あんしんメンバーシップの姉妹記事もあわせてどうぞ。
freee会計とマネーフォワード クラウド確定申告はどちらも無料トライアルがあります。まずは両方のアカウントを作って実際に触ってみてください。