コロンボの抹茶カフェ6軒。抹茶の産地は京都・静岡・愛知とバラバラだった
- コロンボで抹茶を出すカフェ6軒を回り、全店で産地を確かめました
- 産地の分かり方が3通りに分かれます。メニューに明記2軒、聞けば答える1軒、公式Instagramにだけ書いてある3軒
- Instagramにだけ書いてある3軒はすべて同じオーナーの系列店。しかも産地は三者三様
- 抹茶ラテの標準メニューは1,280〜1,550ルピー
コロンボで抹茶を出す店が増えています。2026年7月から8月にかけて6軒回り、そのたびに産地を聞いたりメニューを読んだりしてきました。
公開しているかどうかというより、どこに書いてあるかが店によって違います。6軒分の産地・グレード・価格をまとめました。
- コロンボの抹茶カフェ6軒。抹茶の産地は京都・静岡・愛知とバラバラだった
- 6軒の産地と価格の一覧
- メニューに産地が書いてあるのは2軒
- 聞いたら答えてくれたのはKafenio
- 残る3軒は店頭に産地の表示がない
- セレモニアルグレードと明示しているのは2軒
- 高温多湿のコロンボで抹茶をどう保管しているか
- 産地を知りたいならInstagramを見るのが早い
- 同じオーナーの系列3軒は混雑時のラップトップを断っています
- 6軒以外にも抹茶を出す店はあります
- まとめ
- よくある質問
- あわせて読みたい
6軒の産地と価格の一覧
抹茶ラテの標準メニューは1,280〜1,550ルピー。産地は愛知県西尾・京都・京都宇治・京都府和束町・静岡・三重と分かれます。
| 店 | 抹茶ラテ | 産地 | 産地の分かり方 |
|---|---|---|---|
| Kiri Kōpi | Rs.1,280 | 京都 | メニューに明記 |
| Acts9 | Rs.1,350 | 愛知県西尾の一番茶 | メニューに明記 |
| Kafenio | Rs.1,550 | 京都宇治 | 店で聞いたら答えてくれた |
| Grind | Rs.1,450 | 三重・静岡・京都(時期による) | 公式Instagram |
| RADICLE | Rs.1,450 | 京都府和束町・上嶋爽禄園 | 公式Instagram |
| Seed Cafe | Rs.1,450 | 静岡・やぶきた混合 | 公式Instagram |
価格は各店の標準的な抹茶ラテのものです(2026年7月〜8月時点)。フレーバー系やエスプレッソ入りはこれより高くなります。
メニューに産地が書いてあるのは2軒
6軒のうちメニューに産地を印刷しているのはKiri KōpiとActs9の2軒だけです。どちらも見出しの位置に書いてあります。
Kiri Kōpiは「Ceremonial Grade, Kyoto」

MATCHA MATCHAという見出しの下に、産地とグレードが並んで書かれています。抹茶ラテは1,280ルピーで、6軒のなかで最も安い価格でした。
コロンボ7のコロニアル建築の中にある店で、夜も営業しています。
Kiri Kopiの抹茶は京都のセレモニアルグレード。Grindと比べた
Acts9は「FIRST HARVEST NISHIO JAPAN MATCHA」

Matchaの見出しの横に産地が入っています。6軒で唯一の愛知県産で、しかも一番茶であることまで書かれています。
さらにメニューの最後にはSUPREME MATCHAという6,200ルピーの一杯があり、そこには丸久小山園の薄茶を使うと明記されていました。抹茶メニューは12種類以上あって、6軒のなかで最も幅が広い店です。

Acts9の抹茶は愛知県西尾の一番茶。ダブル抹茶ラテは1,600ルピー
聞いたら答えてくれたのはKafenio
Kafenioはメニューに産地の記載がありませんが、スタッフに聞いたら京都宇治と答えてくれました。

Dutch Hospitalのすぐ側にある店で、看板にMATCHA BARと出ています。抹茶のメニューは8種類。写真のMatcha Tonicは1,600ルピーで、抹茶をトニックウォーターで割ったものです。
標準のMatcha Latteは1,550ルピーで、これは6軒のなかでは高いほうになります。ただし会計にサービス料がつきません。
コロンボのKafenio。ビーフバーガー3,350ルピーが当たりだった
残る3軒は店頭に産地の表示がない
Grind・RADICLE・Seed Cafeの3軒は、店頭でもメニューでも産地が分かりません。いずれも公式Instagramの投稿に書かれています。
そしてこの3軒は、すべて同じオーナーが手がける系列店です。
Grindは時期によって三重・静岡・京都

抹茶ラテは1,450ルピー。パウダーの状態で日本から輸入していて、グレードはセレモニアルグレードとのことでした。
産地はスタッフも把握していません。公式Instagramの投稿を追うと、三重県のもの、静岡県の2nd Harvest、京都府のものがそれぞれ出てきます。仕入れ先を時期によって変えているので、店頭で聞いても「日本から」までしか分からないわけです。
【2026年】コロンボのGrindは朝7時開店。抹茶ラテとほうじ茶ラテを飲んだ
RADICLEは京都府和束町の上嶋爽禄園

訪問の数日前の投稿に、こう書かれていました。
Currently our matcha is from the Uejima Tea Farm, Wazuka Village.
(Radicle Specialty Coffee公式Instagramより)
品種はやぶきたです。上嶋爽禄園は1835年(天保6年)創業の茶園で、和束町は宇治茶の産地としての存在感が大きい土地です。
和束町はこの宇治茶の茶葉の約半分を生産している
出典: 上嶋爽禄園「わたしたちについて」 / 同「会社概要」
5代目の上嶋伯協さんは全国茶審査競技大会で優勝しています(出典: 和束町「茶畑と共に広がる夢。和束から世界へ」)。
ザ・リッツ・カールトン京都のロビーラウンジには、この上嶋茶師がブレンドしたオリジナルのグリーンティーが置かれています。
「山紫水明」 豊かな森林と清流に育まれた霧の立ち込める、山紫水明をイメージし、 和束町の上嶋爽禄園、上嶋茶師が特別にブレンドした、香り深くほほの奥に残る旨味、かすかに感じる清涼感で心を潤してください。
出典: ザ・リッツ・カールトン京都 ザ・ロビーラウンジ「メニュー」(ザ・リッツ・カールトン京都オリジナルブレンド グリーンティーは2,000円)
6軒のなかで茶園の名前まで分かるのはここだけでした。ただし書き出しがCurrentlyなので、固定ではない可能性があります。
コロンボのRADICLE。Grind姉妹店の抹茶とアートギャラリー
Seed Cafeは静岡のやぶきた混合

こちらも公式Instagramに記載があります。
our Yabukita mixed cultivar matcha from Shizouka, Japan
(Seed Cafe公式Instagramより。原文の綴りのまま)
品種は同じやぶきたですが、産地は静岡です。ただしこの投稿は1年以上前のものなので、現在も同じかどうかは分かりません。
コロンボのSeed Cafe。Grind姉妹店の抹茶とスムージーボウル
系列3軒で産地はそろっていない
同じオーナーの3軒が、京都府和束町・静岡・時期によって変わる、と別々の産地を使っています。
| 店 | 産地 | 投稿の時期 |
|---|---|---|
| Grind | 三重・静岡・京都(複数の投稿) | — |
| RADICLE | 京都府和束町・上嶋爽禄園 | 2026年7月 |
| Seed Cafe | 静岡・やぶきた混合 | 2025年 |
一方で、この3軒はハンドロールティーがどれもAmba Estateのものです。RADICLEとSeed Cafeはコンブチャの供給元も同じLaa Dhaluでした。
紅茶とコンブチャは共通の仕入れ先を使っているのに、抹茶だけは店ごとに違う、という並びになります。
セレモニアルグレードと明示しているのは2軒
グレードまで言及があったのはGrindとKiri Kōpiです。どちらもセレモニアルグレードでした。
Kiri Kōpiはメニューに印刷されていて、Grindは3日目に時間をとってもらって聞き直した結果です。初日は「ラテ用のグレード」という答えでしたが、これは伝わり方の問題でした。
Acts9は通常メニューにグレードの記載がなく、最上位のSUPREME MATCHAにだけ丸久小山園の薄茶と書かれています。RADICLE・Seed Cafe・Kafenioはグレードの表示を見ていません。
高温多湿のコロンボで抹茶をどう保管しているか
Grindは開封後の抹茶をチラー(冷蔵)で保管し、1種類を大量に持たず銘柄ごとに小分けで仕入れていました。
前提として、抹茶は保管の条件がうるさい茶です。
出典: 山政小山園「抹茶とは」
抹茶は非常に細かな粒子(およそ5〜10ミクロン程度)の微粉末であるため、吸湿・吸臭しやすく、光の影響を受け退色しやすい物性を持っています。また、温度や湿度が高いと変質が速く進むのも特徴です。
コロンボは朝でも湿気があり、日中はもっと蒸します。気になってGrindで聞いてみた結果が冒頭の内容です。仕入れは10kgほどを単位に数種類をまとめて、全体で30kg前後とのことでした。数量は聞き取りなので目安です。
大量に仕入れると状態が悪くなるから、という理由です。時期によって産地が変わるのも、この仕入れ方と地続きだと考えると腑に落ちます。
産地を知りたいならInstagramを見るのが早い
6軒のうち半分は店頭で聞いても分かりません。事前に公式Instagramを見ておくほうが確実です。
まとめると、こういう分かれ方になります。
- メニューを見れば分かる: Kiri Kōpi、Acts9
- 店で聞けば分かる: Kafenio
- Instagramを見るしかない: Grind、RADICLE、Seed Cafe
産地にこだわらないなら、行きやすい店を選べば十分だと思います。ただしどこの抹茶か知ったうえで飲みたいなら、店選びの前にInstagramを開くのが早いです。
同じオーナーの系列3軒は混雑時のラップトップを断っています
6軒のうち3軒が、混雑時のラップトップを店の方針で断っています。Wi-Fiが無いと明示しているのは1軒、混雑時は使えないのが1軒です。
Grindはカウンターに「NO LAPTOPS DURING BUSY HOURS & NO WI-FI AVAILABLE」の札が立っていて、Wi-Fiは時間帯に関係なくありません。RADICLEはメニューの裏表紙に「SORRY - NO WIFI OR LAPTOPS DURING BUSY HOURS」。Seed Cafeも混雑時はラップトップ禁止ですが、Wi-Fiについては聞いていません。
GrindとRADICLEはどちらも札に「UNPLUG & UNWIND」を添えています。産地はバラバラなのに、作業への姿勢はそろっています。
| 店 | Wi-Fi | ラップトップ | 店内の様子 |
|---|---|---|---|
| Grind | なし | 混雑時は禁止 | 朝7時台は空いていた |
| RADICLE | 混雑時はなし | 混雑時は禁止 | — |
| Seed Cafe | 未確認 | 混雑時は禁止 | 7時台は3組ほどで静か、8時を過ぎると増える。BGMあり |
| Kiri Kōpi | 未確認 | — | 夜はかなり混んで賑やか。席はほぼ埋まっていた |
| Acts9 | 未確認 | — | BGMが大きめ |
| Kafenio | 実測19Mbps(2026年8月11日) | — | 訪問時はイベント準備で席を減らしていた |
「未確認」は僕が確かめていないという意味で、無いという意味ではありません。
Grindは朝7時台にスタッフへ確認したうえでPCを開かせてもらい、9時前まではとくに何も言われませんでした。ただしWi-Fiが無いので、自分の回線が要ります。
長く座って作業するなら、Wi-Fiとコンセントが揃っている店を別に押さえておくほうが確実です。ただしコロンボのカフェのWi-Fiは、あっても速いとは限りません。
Cafe Kumbukは90分のバウチャー制でWi-Fiが使えてコンセントもありますが、実測は下り4.3Mbps。数字ほど快適ではなく、使っていて結構もたつきました。
【2026年8月11日追記】KafenioのWi-Fiを実測できた
再訪してWi-Fiを測れました。下り19Mbps・上り42Mbpsです。上の表は実測値に更新しました。
パスワードの掲示はなく、スタッフに聞くと端末に入力してくれました。機内モードにしてWi-Fi単体で計測した値です。
6軒以外にも抹茶を出す店はあります
今回の6軒に入れていない店にも抹茶メニューはあります。ただし産地を確かめていないので一覧には入れていません。
One Galle FaceのBasilur Loungeは紅茶のラウンジですが、抹茶ラテが1,100ルピーで飲めます。今回の6軒より安い価格です。
Kiri Kōpiの隣にあるKai. CMBにも抹茶が8種類あって、1,350〜2,250ルピー。ティラミス抹茶ラテのような変わり種も置いています。Kiri Kōpiと2軒はしごできる距離です。
【2026年8月11日追記】Latté Ceylonのマンゴー抹茶と、終了していた抹茶fizz
Wijerama Mawatha沿いのLatté Ceylonにも抹茶メニューがあります。Matcha Latteがホット・コールドとも1,250ルピー、マンゴー・ストロベリー・バニラの抹茶が各1,560ルピーです。産地は確かめていません。
お目当てだった抹茶fizz(炭酸で抹茶)は、2026年8月に行ったら提供終了でした。かわりに頼んだマンゴー抹茶は、マンゴーシロップ・ミルク・抹茶の3層です。会計はサービス料なしでメニュー価格のまま。詳しくは個別記事に書いています。
Latte Ceylonの抹茶fizzは提供終了。コロンボ7でマンゴー抹茶1,560ルピー
【2026年8月15日追記】KopifyのMango Matchaはストローが詰まるほど濃厚でした
コロンボ7のKopify Colomboにも抹茶メニューがあります。8月9日の夕方に再訪して、Mango Matcha(アイス)を1,400ルピーで頼みました。産地は確かめていません。
上から抹茶の泡、濃い緑の抹茶、白いミルク、いちばん底にマンゴーの層です。ストローが一瞬詰まるくらい濃厚で、コロンボで飲んだMango Matchaの中では今のところここがいちばん好きです。飲み終わりに底のマンゴーと溶けた氷が混ざると、マンゴージュースになります。
Kopify Colomboのボウルは正解。Salted Kithul Latteは惜しい
【2026年8月15日追記】Black Cat Cafeは抹茶が売り切れで、ほうじ茶ラテが出てきました
コロンボ7のBlack Cat Cafeは、コーヒーに「Matcha +200」で抹茶にできる方式です。コロンボを発つ日の朝にアイス抹茶ラテを頼んだら売り切れで、ほうじ茶ラテになりました。同額の1,190ルピーで、レシートの表記はMatcha latteのままです。
産地を聞いたら、抹茶もほうじ茶も日本とのこと。日本のどこかまでは分からず、仕入れ先はCeylon Matchaという会社だと教えてくれました。
Black Cat Cafeのグラノーラはカレーライス風。コロンボ7のアンティークカフェ
まとめ
- コロンボで抹茶を出すカフェ6軒を回り、産地の分かり方が3通りに分かれました。メニューに明記が2軒、聞けば答えるのが1軒、公式Instagramにだけ書いてあるのが3軒です
- Instagramにだけ書いてある3軒はすべて同じオーナーの系列店ですが、産地は京都府和束町・静岡・時期によって変わる、とそろっていません
- その3軒はハンドロールティーがどれもAmba Estate、RADICLEとSeed Cafeはコンブチャも同じLaa Dhaluです。抹茶だけが店ごとに違います
- 茶園の名前まで分かるのはRADICLEの上嶋爽禄園だけでした。和束町は宇治茶の茶葉の約半分を生産する産地です
- 抹茶ラテの標準メニューは1,280〜1,550ルピー。最も安いのがKiri Kōpi、最も高いのがKafenioでした
よくある質問
- コロンボで抹茶が飲めるカフェはどこですか?
- Grind(Access Towers 2, Dawsons Street, Colombo 2)、Kiri Kōpi(Colombo 7)、Acts9、RADICLE(103 Chatham Street, Colombo 1)、Seed Cafe(60 Horton Place, Colombo 7)、Kafenio(32 Hospital Street, Colombo 1)の6軒を回りました。One Galle FaceのBasilur Loungeにも抹茶ラテがあります(2026年8月時点)。
- 抹茶の産地が分かる店はどこですか?
- メニューに印刷されているのはKiri Kōpi(京都)とActs9(愛知県西尾の一番茶)の2軒です。Kafenioは店で聞いたら京都宇治と答えてくれました。Grind・RADICLE・Seed Cafeは店頭に表示がなく、公式Instagramの投稿で確認できます。
- 抹茶カフェで作業はできますか?
- Grindはカウンターの札にWi-Fiなしと書かれていて、混雑時はラップトップも禁止です。RADICLEも混雑時はWi-Fiとパソコンを断っています。Seed Cafeも混雑時はラップトップ禁止です。KafenioはスタッフにWi-Fiを聞くと接続してくれて、実測は下り19Mbps・上り42Mbpsでした(2026年8月11日)。Kiri Kōpi・Acts9のWi-Fiは確かめていません。長時間の作業ならWi-Fiとコンセントが揃うCafe Kumbukのほうが向いていますが、実測は下り4.3Mbpsで体感はもたつきました。
- 抹茶ラテの値段はどれくらいですか?
- 標準的な抹茶ラテで1,280〜1,550ルピーです。最も安いのがKiri Kōpiの1,280ルピー、最も高いのがKafenioの1,550ルピーでした。フレーバー系やエスプレッソ入りは1,600〜2,200ルピーになります(2026年8月時点)。
- Grind・RADICLE・Seed Cafeは同じ抹茶を使っていますか?
- 使っていません。同じオーナーの系列店ですが、公式Instagramによると産地はRADICLEが京都府和束町の上嶋爽禄園、Seed Cafeが静岡のやぶきた混合、Grindは時期によって三重・静岡・京都と変わります。一方でハンドロールティーはどれもAmba Estateのものです。
- セレモニアルグレードの抹茶を出す店はありますか?
- Kiri Kōpiはメニューに「Ceremonial Grade, Kyoto」と印刷されています。Grindも聞き取りでセレモニアルグレードとのことでした。Acts9は最上位のSUPREME MATCHA(6,200ルピー)に丸久小山園の薄茶を使うと明記しています。
あわせて読みたい
今回の6軒には入れていませんが、どちらもコロンボで抹茶が飲める店です。
6軒のなかで3日通って、産地と保管の話をいちばん詳しく聞けたのがGrindです。
抹茶の産地探しは、日本国内でも続けています。