この記事の結論3行まとめ
- 2026年8月20日から、Chrome Web Storeはパブリッシャーごとに公開できる拡張機能の数に上限を設定。新規はデフォルト2枠です
- 既存アカウントは制度変更時点の公開数がそのまま上限になります。僕は14本公開で満枠でした
- 上限引き上げリクエストは却下。ユーザー数2の拡張を非公開化して13/14にし、新作用の枠を1つ空けました
新しいChrome拡張を公開しようとしたら、デベロッパーダッシュボードに「14/14 個の拡張機能の上限」という見慣れない表示が出ていました。2026年8月20日の制度変更で、公開できる拡張機能の数にパブリッシャーごとの上限が付いたためです。
実際に引き上げをリクエストして却下されるところまで確認したので、最終的にどうやって枠を空けたかを順に書きます。
- この記事の結論3行まとめ
- Chrome Web Storeの拡張機能の上限とは
- 上限引き上げリクエストは却下された
- ユーザー数2の拡張を非公開化して枠を空けた
- よくある質問
- まとめ。枠は空いたが、上限引き上げの道は険しい
- あわせて読みたい
Chrome Web Storeの拡張機能の上限とは
2026年8月20日の制度変更で導入された、パブリッシャーごとに公開できる拡張機能の数の上限です。新規アカウントのデフォルトは2枠です(2026年8月時点)。
発表は公式ブログに出ています。エコシステムの品質維持が目的とされています。開発者宛には8月21日にメールでも告知が届きました。
すでに公開している拡張が多い場合はどうなる?
制度変更時点で公開していた数が、そのままそのアカウントの上限になります。公式ブログには「現在6個公開していれば、新しい上限は6個になる」という例が示されています。
僕のアカウントは14本公開していたので、上限14の満枠スタートでした。Twitchの広告で動画が止まる問題を自動復旧する拡張やWizfanの視聴を快適にする拡張など、ニッチな用途のものを積み重ねてきた結果の14本です。
上限引き上げリクエストは却下された
ダッシュボードから引き上げをリクエストでき、多くの場合すぐに回答が返ります。僕は2026年8月22日に申請し、却下されました。
却下時には、公開中の拡張機能が継続的に高い評価を受けている必要がある、という趣旨の理由が示されました。
どんな場合に却下されるのか?
公式ドキュメントに記載されている却下事由は次の2種類です。
- 公開中の拡張機能の継続的なエンゲージメントが不足している
- アカウントの在籍期間・活動の要件を満たしていない
ユーザー数2の拡張を非公開化して枠を空けた
公開中14本のうち、ユーザー数2の「ValueCommerce PR商材非表示」を非公開化したところ、表示が13/14になり、新作用の枠が1つ空きました。
引き上げが却下された以上、枠を空けるには公開中の本数を減らすしかありません。14本の中で一番使われていないものを選びました。
非公開化すると上限も一緒に下がらないのか?
僕の実測では、公開数だけが13に減り、上限の14は維持されました(2026年8月22日時点・1本のみの実測)。非公開化にともなって上限が再計算されることはありませんでした。
非公開にした拡張は元に戻せるのか?
再公開には新しいバージョンの提出と再審査が必要です。公式ドキュメントに、再公開には拡張の新バージョンを提出し、審査プロセスを再度通す必要があると明記されています。ワンクリックで公開に戻せるわけではないので、非公開化の前に、戻すコストを払えるかは確認しておいたほうがいいです。
よくある質問
- テーマも上限にカウントされる?
- Chromeの外観テーマは対象外です。公式ドキュメントのItem limitsに、テーマはこの制限の対象外と記載があります。
- アーカイブすれば枠は空く?
- 枠が空くのは非公開化の時点です。アーカイブは一覧表示を整理する操作で、公開中のアイテムには実行できず、先に非公開化が必要でした。
- 審査中・ドラフトのアイテムも上限に数えられる?
- 数えられません。カウント対象は公開中のアイテムのみです。実際、非公開化してドラフトになったアイテムはカウントから外れました。
まとめ。枠は空いたが、上限引き上げの道は険しい
Chrome Web Storeの拡張機能の上限は、たくさん公開してきたアカウントほど「満枠スタート」になります。引き上げの条件が公開中の拡張のエンゲージメントである以上、ニッチな拡張を量産するスタイルとは相性が悪い制度です。
15本目が必要になったら、また使われていない拡張を非公開化するか、公開中の拡張のエンゲージメントを地道に上げるかの二択になります。当面は、空いた1枠に次の新作を入れる予定です。
あわせて読みたい
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