- マージン率最安は「フリコン」「エンジニアルート」の5%〜10%。手取りを最大化するならまずこの2社
- 2026年現在、マージン10%のテクフリやマージンなしのHiPro Techも有力な選択肢に
- マージン率非公開のエージェントは搾取リスクが高い。仕組みを理解し、自分で比較・確認するのが鍵

フリーランスエンジニアのmahです。
マージンとは、フリーランスエージェントがクライアントの発注額から差し引く手数料のこと。いくら案件の単価が高くても、マージンをごっそり抜かれていたら手取りは大きく目減りします。
自分もフリーランスになりたての頃は「ピンハネ」「中抜き」「搾取」というキーワードが頭をよぎって不安でした。ですが、複数のエージェントを実際に使い比べていく中で、マージンの適正な水準と、確認すべきポイントがわかるようになりました。
この記事では、マージン率の低いエージェントのランキングに加えて、マージンの仕組み・計算方法・相場まで網羅的に解説します。搾取されないための知識を身につけていきましょう。
- マージンの低いフリーランスエージェントTOP3【2026年最新】
- フリーランスエージェントのマージン率 比較表【全社一覧】
- そもそもマージンとは?仕組みと相場を解説
- 「マージンなし」のエージェントもある
- マージンが低いだけで選ぶと失敗する3つの理由
- フリーランスエージェントのマージンについてのリアルな声
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
マージンの低いフリーランスエージェントTOP3【2026年最新】

マージン率が公開されているエージェントの中から、低い順にランキングしました。
(※マージン率非公開のエージェントは除外しています)
✅ 1位. フリコン ── マージン5%〜10%
ビジネスパートナー5,000社以上。業界最安水準の低マージン
✅ 1位. Engineer-Route(エンジニアルート) ── マージン5%〜10%
税理士紹介も可能。平均就業期間32ヶ月超の長期参画に強い
✅ 2位. テクフリ ── マージン10%
案件の98%以上がエンド直。全案件の35%がマージン10%で提供
✅ 3位. PE-BANK ── マージン8%〜12%(段階制・完全公開)
契約回数が増えるほどマージンが下がる仕組み。25回目以降は業界最安級の8%
という方であれば、上記4社のいずれかを選べば間違いありません。それぞれの詳細レビューは以下からどうぞ。
1位. フリコン(5%〜10%)

フリコンは業界最安水準のマージン5%〜10%を公言しているエージェントです。ビジネスパートナーが5,000社以上と提携先が多く、案件の選択肢が広いのも強み。
マージン率を明示しているだけでなく、案件ごとの発注額も開示してくれるので、自分の手取りを正確に把握できます。
1位. エンジニアルート(5%〜10%)
フリコンと並んで業界トップクラスの低マージン。平均就業期間が32ヶ月超と長期参画に強く、案件が安定しやすいのが特徴です。税理士紹介サービスもあり、確定申告に不安がある方にもおすすめ。
2位. テクフリ(10%)
テクフリの特徴は、案件の98%以上がエンド直であること。商流が浅いため余計な中間マージンが発生しません。全案件の35%がマージン10%で提供されており、登録者の3人に1人が収入120%アップを実現しています。
累計案件数は22,000件超、現在掲載中の案件も18,000件以上。52言語・60職種に対応しています。ただし保有案件の83%以上が首都圏なので、地方在住の方は注意が必要です。
3位. PE-BANK(8%〜12%・段階制)
PE-BANKは業界で数少ないマージン完全公開制を採用。特徴的なのは段階制で、契約回数が増えるほどマージン率が下がる仕組みです。
| 契約回数 | マージン率 |
|---|---|
| 1回目〜12回目 | 12% |
| 13回目〜24回目 | 10% |
| 25回目以降 | 8% |
長く使えば使うほどお得になるため、1社で長期的に案件を続けたい方に向いています。福利厚生も手厚く、共済会制度やスキルアップ支援があるのもポイント。
長期参画のメリット・デメリットについては、以下の記事も参考にしてみてください。
フリーランスエージェントのマージン率 比較表【全社一覧】
参考までに、他のエージェントも含めたマージン率の比較表です。
| ランキング | エージェント名 | マージン | 評判 |
|---|---|---|---|
| 1位 | フリコン【ビジネスパートナー5,000社以上】 | 5%〜10% | 評判をチェック |
| 1位 | Engineer-Route【税理士紹介も可能】 |
5%〜10% | 評判をチェック |
| 2位 | テクフリ【エンド直98%以上】 | 10% | - |
| 3位 | PE-BANK【段階制マージン・完全公開】 | 8%〜12% | 評判をチェック |
| 4位 | Midworks(ミッドワークス)【正社員並みの保障】 |
10%〜15% | 評判をチェック |
| 4位 | ビズリンク【地方・海外案件も豊富】 | 10%〜15% | 評判をチェック |
| 特別枠 | HiPro Tech【マージンなし・直接契約】 | なし(直接契約) | - |
| - | ギークスジョブ【業界20年の老舗】 |
非公開だが、「10%〜15%くらいではないか」という口コミあり | 評判をチェック |
| - | 非公開だが、「10%〜20%くらいではないか」という口コミあり | 評判をチェック | |
| - | 非公開 | 評判をチェック |
マージン率非公開のエージェントでも、担当者に聞けば教えてくれるケースはあります。ただ、マージン率が非公開だと「まあ手取りで○○万円もらえてるしいいか」と意識が弱くなり、搾取されやすくなるのが実情。
しかも、マージン率が高いとクライアントが支払う額とあなたの報酬の差が大きくなり、スキルアンマッチが起きやすくなります。
クライアント側・エンジニア側の双方にとって不幸な状態です。エージェント選びでは単価だけでなく、マージンも必ずチェックしましょう。
マージン以外にも注意すべきポイントは、以下の記事にまとめています。
そもそもマージンとは?仕組みと相場を解説
マージンの計算方法(具体例つき)
マージンとは、クライアントがエージェントに支払う発注額から、エンジニアの報酬を差し引いた金額のこと。計算式はシンプルです。
発注額 × マージン率 = エージェントの取り分
発注額 − エージェントの取り分 = あなたの報酬
たとえば、クライアントからの発注額が月80万円でマージン率が20%の場合:
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| クライアントの発注額 | 80万円 |
| マージン(20%) | 16万円 |
| あなたの報酬 | 64万円 |
同じ発注額80万円でも、マージン率10%なら:
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| クライアントの発注額 | 80万円 |
| マージン(10%) | 8万円 |
| あなたの報酬 | 72万円 |
自分のマージン率を確認する方法は簡単で、担当者にクライアントへの発注額を聞くだけ。発注額と自分の報酬額がわかれば、上の計算式でマージン率を逆算できます。
マージンの相場は20%〜30%が一般的
フリーランスエージェントのマージン相場は一般的に20%〜30%と言われています。
ただし、マージンの中にはエージェントの営業コスト、担当者のサポート費用、福利厚生の原資、トラブル対応のリスクマネジメント費用が含まれています。一概に「マージンが高い=悪い」とは言い切れません。
とはいえ、同等のサポート内容でマージン率に大きな差があるなら、低いほうを選ぶのが合理的。まずは複数社を比較することが搾取回避の第一歩です。
「マージンなし」のエージェントもある
最近は、中間マージンが一切発生しない「直接契約型」のサービスも登場しています。
HiPro Tech(直接契約モデル)
HiPro Tech(ハイプロテック)は、パーソルキャリアが運営するITエンジニア向けサービスです。最大の特徴は、エンジニアとクライアントが直接契約する仕組みのため、マージンが発生しないこと。
HiPro Techの場合、マッチングまでをサポートし、契約は企業とエンジニアが直接行います。そのため報酬=クライアントが支払う金額になるわけです。非公開の高条件案件も多く、最高単価300万円超の実績も。
ただし、直接契約ゆえに契約交渉や条件調整を自分で行う必要がある点は理解しておきましょう。エージェントの手厚いサポートが欲しい方は、マージンを払ってでも通常型のエージェントを使ったほうが安心です。
マージンが低いだけで選ぶと失敗する3つの理由
マージン率は低いに越したことはありません。ですが、それだけで判断すると痛い目を見るケースもあります。
商流の深さで実質マージンが変わる
「マージン10%」と謳っていても、案件の商流が深ければ話は別です。
エンドクライアント → 1次請け → 2次請け → エージェント → あなた
このように2次・3次と間に業者が入るたびにマージンが抜かれるため、表面上のマージン率が低くても手取りが想像以上に少ないことがあります。
その通りです。エンド直案件(1次商流)の比率が高いエージェントを選ぶのが、実質的な手取りを最大化するポイントになります。
サポート品質とのトレードオフ
マージンが極端に低いエージェントは、その分だけ人件費を削っている可能性があります。つまり、担当者のサポートが手薄になるリスクがあるということ。
案件参画中のフォローが少ない、契約トラブル時の対応が遅い、キャリア相談に乗ってもらえない──こうした事態が起こりえます。
インボイス制度で消費税の扱いに注意
2023年10月にインボイス制度が開始されたことで、消費税の扱いがマージン以上に手取りに影響するケースが出ています。
以前はマージン20%と言いつつ消費税分も上乗せして実質30%近く抜くエージェントの存在がSNSでも指摘されていました。インボイス制度の導入後は、免税事業者のままだと消費税分の値下げを求められるケースも。
2026年9月30日までは「2割特例」(納税額が売上税額の2割に軽減)が使えるため、今のうちに自分の消費税の扱いを整理しておくことをおすすめします。
インボイス制度とフリーランスエージェントの関係は、以下の記事で詳しく解説しています。
フリーランスエージェントのマージンについてのリアルな声
SNSでは、フリーランスエージェントのマージンに関するリアルな声が多数投稿されています。
消費税を上乗せして実質マージン30%に
フリーランスエージェントの闇知ってしまったんだけど、最低マージンが20%とかってよくあるんだけど、更に消費税も、ちょろまかして実質約30%マージンになっているらしい笑笑 お客さん -> 100万(税抜) -> エージェント -> 80万(税込) -> フリーランス もうフリーランスやる意味ないだろ笑
https://x.com/shun0157/status/1787760207545995639
マージン30%は派遣社員と同じ水準
フリーランスエージェントでマージン30%とられた人の話です。 30%は健康保険、厚生年金、雇用保険、有給休暇完備の派遣社員と同じマージンなので流石に高すぎですね。 記事は大手エージェントならマージン10〜15%でやってくれるはずと書いてありますが、大手も同じです
https://x.com/YSinzi/status/1313674860606885888
マージン率がエビデンス付きで公開されていない問題
フリーランスエージェントのマージンが高すぎるという話があったけど、それ以前の問題でエージェントとお客様間の契約金額とマージン率がエビデンス付きで公開されてないことが多い。 まぁ、営業と仲良くなれば教えてもらえるんだけど、殆どは単価非公開のSESで働いてる会社員と変わらない。
https://x.com/neet_se/status/1210042003083296768
消費税分をポッケに入れるエージェントが多数
常駐フリーランスは消費税がもらえる 月単価80万円なら88万円クライアントから支払われる しかし、知らない駆け出しフリーランスが多いので、消費税分をポッケに入れるフリーランスエージェントが多数 初心者の人は気をつけてね 例) 我が社のマージンは20%です ↓ 実際は20%+消費税10%で30%抜き
https://x.com/YSinzi/status/1360401164467019776
よくある質問(FAQ)
フリーランスエージェントのマージン相場はどれくらい?
一般的な相場は20%〜30%です。ただし、マージン率を公開しているエージェントでは5%〜15%に収まるケースが多く、非公開のエージェントは相場より高い可能性があります。
マージンなし(0%)のエージェントは本当にある?
あります。HiPro Techのように、エンジニアとクライアントが直接契約する仕組みのサービスでは中間マージンが発生しません。ただし、契約交渉を自分で行う必要がある点は理解しておきましょう。
マージン率は交渉で下げてもらえる?
エージェントによっては交渉可能です。特に長期参画の実績がある場合や、高単価案件に継続して入っている場合は、マージン率の引き下げに応じてくれるケースがあります。PE-BANKのように契約回数に応じて自動的に下がるエージェントもあります。
インボイス制度でマージンの扱いは変わった?
マージン率自体は変わりませんが、消費税の取り扱いが変わりました。免税事業者のままだとクライアントが仕入税額控除を受けられないため、報酬の減額交渉をされるケースがあります。2026年9月30日までは「2割特例」が利用可能です。
マージン率が非公開のエージェントは避けるべき?
一概には言えませんが、マージンを意識しづらくなるリスクがあるのは事実です。利用する場合は、担当者にクライアントへの発注額を直接確認し、自分でマージン率を計算することをおすすめします。
まとめ
フリーランスエージェントのマージンは、手取り額に直結する重要な要素です。
マージン率が低いエージェントTOP3(2026年時点)
- フリコン / エンジニアルート ── 5%〜10%
- テクフリ ── 10%
- PE-BANK ── 8%〜12%(段階制)
加えて、HiPro Techのようなマージンなし(直接契約型)のサービスも選択肢に入ります。
ただし、マージン率だけで判断するのは危険です。商流の深さ、サポート品質、消費税の扱いまで含めて総合的に比較するのが、搾取されないための最善策。
まずは「自分が今いくらマージンを取られているか」を計算するところから始めてみてください。
フリーランスエンジニアとして長く活躍するための判断材料にしてもらえたら嬉しいです。